2007/12/30

ソイに捨てられ拾うイカ

年末は大荒れ予報を聞き、前日の島牧が最後になるだろうと
思い込んでいましたが、なぜか28日も荒れず夕方に。
「今日を逃せば、今年の釣りはない…。」
という思いが晩飯食べてくつろいでいた私を走らせました。

午前1:00。港に到着。
無風。超のつく澄み潮。
ダメでしょう。
案の定、アタリもありません。
どうにかリアクションバイトを誘って1匹。
でも、もう釣れる気がしません。
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すでに3:00をまわり、残り少ない時間を粘り通す気力もなく、
なんでもいいやとマメイカ狙いでエギを投げてみる。
すぐに釣れました。
それからは、投げるたびにイカ反応がある。
20パイほど上げたところで1時間のボーナスタイムが終りました。

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どうでもいいけど、この写真。
色といい構図といい、私が撮った写真の中で今年のベストショットです。
偶然撮れちゃったのと、エギでイカっていうのがなんですが、
そんなもんかな。

2007/12/28

今年も残すところあとわずか

ひとあし早い年末休み。
ほんとうは、釧路に探索兼旅行の予定だったのだけれど
都合よく南風が入りました。

前日の夕方島牧入り。
朝から来ていればよかった、と何度も思ったのだけれど
どうしてもフライを巻いておかないと気がすまない性質なので
ひたすら巻き巻き。
手持ちで釣りになるのはわかっちゃあいつつ、
新しい毛鉤を試すのが楽しくてこの釣りをしている
ところもあり。

翌日は、一応、暗いうちに起きる。朝飯。Pc270023.jpg

海を見てガッカリ。
釣れない見本みたいな、あっためた牛乳みたいな、膜の張ったような水面。
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半分くらい玉砕を覚悟。
こんなことなら昨日の朝から来るべきだったと
またまたクヨクヨしながら、
どうしたものかと考える。
コビチャで30㎝くらいのをボウズ逃れに釣ったので
とりあえずは安心したけれど、そこから先が
どうにも読めない。

しかたなしに
『ヒラメ作戦』
を敢行することにする。
これは、「ここぞ」という場所で時合いを待ち、
「今だ!」という一瞬に全てを賭ける。
そんな作戦だったりする。
消極的だけど、アチコチ動いても仕方なかろ、と我慢することにした。

地形からカレントの開き出しになりそうな場所にめぼしをつけ、
ひたすら投げながらその時を待つ。
昼過ぎ、日が傾いた頃、雪雲がやってきて少しだけ波が立った。
一瞬、潮が動き、本当に微妙な魚の反応がリトリーブする手に
伝わってくる。
が、どうしても喰ってくれない。
超低活性にスリム系の毛鉤に絞って
やっとこさ釣れました。

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すぐに波はおさまって、また何事もなく。
時間にして20分くらいのチャンスだったのでしょうか?
疲れたけど、まあ、釣れたからヨシ。

2007/12/27

前夜

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風呂の戸をくぐって空を見上げると
オリオンは天空高く月も寒白い。
仕事をしたりしなかったりの頃は週の半分をこんなふうに過ごしてた。
それを思い返していると、もう何年も前なのに、
実は何も変わってないような錯覚にとらわれ、
その後から、ちょうど汽車の窓からあたりを見回しているように、
周りの景色が僕を取り残して後ろ向きに走り去っているのに気がつく。
一瞬、そのことを忘れてたのに、思い出すとやっぱり怖くなる。

2007/12/25

クリスマスには鶏

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今年も鶏の丸焼き。
デカイのをがんばって焼いてみました。
1時間近くかかった…。

そして早速フライ巻き。
釣りに行くと一気にモチベーション倍増。
時間さえあれば何本でも巻きたいくらいです。
楽しい。
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2007/12/24

みそぎ

2週に続いて休日も仕事にまみれ、ストレスにまみれ、
自分でもそれとわかるくらいに低気圧な気分に
なっていました。
忘年会も人と話すのが面倒つーかバカらしくてボーっとしてましたし、
ヨメに何か言われても生返事ばかりで。

身体にヨクないことこのうえなしの日々ですが
仕事なので誰かに文句を言うわけにもいかず。
そこに降って湧いた南風予報。
神様からの贈り物です。
久しぶりにちょこっとフライを巻いて、ワクワクしながら
ちょこっと寝ます。

暗いうちに起きて走る。
この釣りに向かう高揚感は他に例えられません。
これからの季節だけの『祭』ですから。

海に出た頃はすっかり明るく、波はそこそこも
並んでいる氏子たちは慌てふためく様子もなく、
釣れてないんだなあと。
まあ、それでもいいんです。
ここに来ただけでしぼんだ風船がふくらんできました。

そこそこ波があったので、まずは18番に。
実は新しい9番片手竿を手に入れたので、どうしてもそれを
使いたかったんです。
それとクリアのフルライン。これもテスト。
竿は申し分なし。もろに好みです。
ラインも巻きグセは心配していたほどでもなくいい感じです。

昼を前にして、いいかげんに魚も釣らなきゃあと移動。
海を見ながら転々としていると、エネオス裏に何かを感じました。
うねりが少し残っているので、ここは素直に両手。
釣り場に立って1時間ほど振りましたが全く反応無し。
周囲も釣れてませんが、魚がいることは間違いないか、
そのうちに回遊してくることが確かだと感じていました。

やがて待望のアタリ。しかし抜ける。返しの1投も抜け。
どうやら小さいようです。
この頃から水面に小魚の波紋が見られるようになりました。
チカでしょうか。少なくともイワシではありません。
この日の作戦は、ドロッパーを使わず、1個のフライをどんどん
ローテーションさせていくというもの。
人が多い日なので、魚はかなりスレているはずです。
スレ対策にスリム系ばかり巻いてきましたが、どれも喰いが浅く
イライラしてきます。
思い切って、ゾンカーをつけてみると1投目で乗りました。
30㎝ほどのチビですが今季初海アメです。
チビでも釣れると釣れないのでは今日という日の価値が違う。
やっぱりベイトはチカかオオナゴ(中)です。
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これでいけるかと思いましたがまた沈黙。
狂ったチャーリー君にするとアタリはよく出ますが、
かかっても喰いが浅く、型も小さい。
ゾンカーにすると太った奴がガップリくわえてくれますが
その後が続きません。
ごまかしごまかし数匹を釣っているうちに
派手なボイルが目の前で。
直撃しても無視されます。
状況を変えるべく、長年ボックスの肥やしになっていた
デカゾンカーに替えて1投。即ゴン。
60㎝には届きませんでしたが太ったいい魚でした。
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コヤシデカゾンカーは一撃で破壊されてしまったので
その効果を確かめる術はなくなってしまいました。
それからもチビは釣れ続きましたが、45㎝くらいのが
また小さめのゾンカーで釣れたのを最後にパッタリ。
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4時前に早い夕暮れを迎えたので上がります。

帰りに漁港でマメイカをいたずらしてみたりして深夜の帰宅。

でも、この1日で薄汚れた気持ちはきれいさっぱり洗い流されました。

それにしても、一昨年のこの時期に活躍したゾンカー
昨年はサッパリでしたが、今年また効き目がありました。
どんなベイトのどんな状況にマッチするのかサッパリ
わかりませんが、最近のスリム系全盛の流れも絶対じゃあ
ないんだな、とこれまた面白い収穫がありました。

2007/12/17

はたらいた

午前中に仕事を片付けて、それから釣りに行くつもりでしたが
結局、仕事が終わったのは日が暮れてから。
メシをいまさら作るのも面倒だったので久しぶりに
ビッグマック。
妙に気分に合う。
このパサパサした肉と間に挟まったパンのバランス。
そして安っぽいピクルスとマヨネーズ。
他にもハンバーガーは数あれど、中毒性があって、
時々むしょうに食べたくなるのはこのビッグマックだけです。

でも、函館に行ったらラッキーピエロで食べる。
Do in Rome as the Romans do.

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2007/12/16

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今日は、シングルハンドで。
5月の連休に投げたきりです。
釣りばかりしていた今年、
釣りをしていると釣りの投げ方の癖がついてます。
低く伸びるループ、この方が釣りではいいに決まってます。
が、遠くに投げることを第一に考えると
そうとばかりも言えません。

やっと感覚を取り戻したのは1時間も経ってからでした。

2007/12/10

投げる記憶

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土日は仕事。
夕方は、ソイかマメイカでも、とよほど考えたのですが
やっぱりやめました。仕事をスカッと終わりにしようと。

久しぶりに日の暮れるまでの1時間ほど
投げてきました。
そろそろ海アメシーズンなので、ツーハンド練習。
フローティングラインのヘッドを軽く、と
トナメン両手を軽く。
浜益のサケ釣り後に酸ッペイ練習なんてしてみた時、
ちょっとつかんだ新しい感覚を呼び起こして
それを試してみました。

最近は、一度つかんだ感覚をいつでも呼び起こせるように
なりました。
もちろん、言葉にはできないものですが、はっきりとした
形のように思い起こすことができます。
ただし、身体が思ったように反応してくれないのは
明らかに練習不足でしょう。
そろそろ真面目にやろうかな。

2007/12/03

3匹の小ソイ

早朝4時に起きて釣り、のつもりでしたが
ついついAM2:30までカニフライを巻いてしまいました。
目が覚めたのは9:30。ヨメと朝メシを食べながら、
半分あきらめていましたが、意を決して昼前に出発。

当然、着いたのは2時過ぎ。
もう日が傾いてます。
それでも、目的だった未開の磯調査です。
ルアーロッド片手、フライロッド片手、
時間が無いので一回で調査と実釣を兼ねてみました。
が、ちょっと歩いただけで日が沈む。
結局、よくわからないまま調査終了。
次に持ち越しです。

ソイでも釣るか、と港に入りますが、
全く生命反応がありません。
先週もそうでしたが、そろそろ噴火湾も冬のようです。
噴火湾は、水温が低いせいか、冬になると魚は
テトラの穴なんかに一斉に入るようです。
で、港はもぬけの殻に。
あんなに岸際でブイブイいわしていたチビっ子軍団も去り、
シーンとして寂しい。

仕方無しに場所を移し、しつこくやっていると
チビソイが3匹釣れました。
こんな日だとチビでもありがたいもんです。

ちなみにカメラを忘れたので写真なし。
なんともしまらない日でした。

2007/11/30

どうにかこうにか

またまた仕事帰りのマメイカ釣りに行ってきました。
前々回は、10パイほど。
前回は、まさかの1パイ。
なぜか行く日は常連も嘆く閑古鳥DAY。
いるのに釣れない、ならあきらめますが、
何もできずの敗戦は納得いきません。

この日のために前日までに仕事を終わらせる
偽りの計画性を発揮してまで、
そこまでして仕事帰りに港に向かう。

港に到着。
恐ろしくダレていました。
地元の釣り人は、5時だというのに三々五々解散していきます。
水面は油のように重く静かで
生命反応が感じられません。
当然、誰一人釣れてません。
まもなく、突堤上は無人になりました。

どうして私だけが毎回こんな目に、と
いわれのない怒りがふつふつと湧いてきましたが
行き場のないままあきらめに変わりました。
仕方無しにソイに予定変更。

しかし、こんな日は、何を狙ってもダメです。
生命反応なし。

10時近くになり、横殴りの雪が叩きつけてきます。
これでダメなら帰ろうと、もう一度エギを放ってみると
重くなりました。
ドキドキしながら慎重に寄せるとバレる。
またキャスト、またバレ。
オレンジのエギには好反応なんですが、
なぜか抱きが甘くて身切れ連発です。
緑に替えると、しっかりと上がってきました。
ホッとします。
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それからは、誰もいない港で独りイカ。
潮の流れが、文字通り流れを変えたようです。
決して群れが濃くないのでポツラポツラなんですが
釣れないのと釣れるのでは大違いです。

結局、深夜の1時まで粘って、20パイほどの釣果。
マメイカも終盤のせいか、ずいぶん大きいものが混じっていました。
寒いしたいして釣れたわけでもないのに
奇妙に満足した日でした。

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小さいながらヤリイカも

2007/11/26

初冬

前日の晩は温泉に泊まる。
朝、一応海まで行ってみるが天気ぼちぼち波高し。
昨日の釣りの後では港で釣る気も起こらなかったので
ブラブラしてみる。

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ふくふく猫に会う

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よだれかけの赤が際立つ

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ものさびしいような、それでいて力強いような

2007/11/25

水平線

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kobaさんが、
「今年最後のアブ狙いかな。」
とちょっと寂しそうに語っていたので
最後にひと花と、先週開拓した磯に誘いました。
ここは、磯、というよりゴロタ浜。
見通しが良くて水平線を一望できます。
潮も動き出すベストな時間帯。
後は、どう釣るか。

定番のフライパターンでスタート。
先週のストマックをもとに、濃いオリーブで小さめのものを
巻いてきました。
キャストしていると大石の上から声が飛んできました。
振り返るとkobaさんのロッドがひん曲がっています。
見事な50アブでした。

そして、小刻みにリトリーブしていた私のフライが
大石の陰にさしかかるとひったくられました。
ロッドがバットから一直線になるような引き。
出てくる声は「やべぇー…」のみ。5回くらい怒鳴ったかな。
50には少し届きませんでしたが、満足の1匹。
前回は、フライなら何匹でも…と言ってましたが
実際釣ると1匹で恐ろしいほどの虚脱感。
もう十分満足です。
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その後、kobaさんは、もう1匹50を追加。
しかも以前から温めていた「カニ将軍」での釣果でした。
FF的に美味しいところです。
今回は、フライで釣ることの楽しさをあらためて実感。
それと、この魚がFFの対象魚として間違いなく
1級であることが確認できました。

あまり水深のないゴロタ浜は、フライ向きの
シチュエーションのようです。
場所開拓の余地はまだまだあるなあ。
と、これはこれからの楽しみ。

あの麻薬的な引きを味わってしまったからには
kobaさんの「今年最後のアブ狙い」が
かなり先延ばしされたことは間違いないところでしょう。

2007/11/23

Simon&Garfunkel : "Sound Of Silence"

最近は第二次S&G(というよりPaul Simon)ブームが私に訪れ
よく聴いてます。

いい曲にはいい歌詞あり。
歌詞と曲がマジカルに溶け合って
あちらがなければこちらもあらじ、と言える曲が
名曲の条件だと思ってます。

もちろん、Paul Simon の曲は名曲揃いなんですが
昔から納得いかなかったのが、
"Sound Of Silnce"
彼らを代表する曲なのは知ってましたが、アレンジが
何とも安っぽい気がしてどうにも好きになれませんでした。
歌詞は、暗くトンガってるのに、能天気な音がどこかから
混入してきて、まさにミスマッチ。
調べてみたら、それにはこんな経緯があったとか。

全然売れなかった1stアルバムにガッカリしたPaulは、
イギリスに渡る。(そこで"Paul Simon Song book"を録音)
その間に勝手にプロデューサーが、地味なアコースティク
バージョンだった"Sound Of Silence"に流行りの音を
オーバーダビングしちゃって、結局それがブレイクしたとのこと。
で、Paulは、ずっとその巷に出回ったバージョンのことを
面白く思ってなかったらしい。
実際、アコースティクバージョンを聴いてみると
この曲の歌詞にちゃんとフィットしてる。と思う。

"Sound Of Silence"

2007/11/18

母さんが言う。こういうパーマは変だと…

仕事で疲れていたのか、頭に「空耳アワー」
浮かんで離れなくなりました。

静かの海

朝4:00、出かけようと思い中山峠のライブカメラ映像をチェック。
ツルツル。寝る。
8:00に起きてダラダラ出発。
この日は、新しい磯探索。
ほんとうならフライで狙いたいアブだけれど
魚がいるのかどうかわからない新場所では
疑心暗鬼に陥りそうなので、久しぶりにルアーで釣ってみる。
魚がいるなら、今度フライで、という二段構え計画なのだ。

昼から入ってみるが、しばらくアタリもない。
定番のパルスワームをやめて、ホグのグリーンパンプキンを
なんとなく。
するとすぐにアタリ。
どうやり魚はいるようです。
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それからは、アタリも頻発してどんどん釣れる。
40㎝半ばから黄色い50㎝オーバーまで。
1匹だけ持ち帰って料理した時、わかったのは
腹がパンパンになるまでカニを喰っていたこと。
これが、色も形もバルキーパワーホグそっくりだった。
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7、8匹釣って最後にこの日2匹目の50㎝。
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この先も磯は続いていたので、粘ればまだまだ釣れそうだったけれど
すっかりお腹一杯になったので終了。
ルアーで釣ると、あっというまに満腹になるのがちょっと残念。
フライだったら、いつまででも釣ってられるのになあ。
それから場所変えしてkobaさんと合流。
先週はソイがいい感じで釣れたので、かなり期待していたの
だけれど、なんだか海がノッタリしていてイキが悪い。
心配通り、カジカの他はチビソイぽつぽつ。
その後も雨の中2人で粘るも状況好転せず。
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kobaさんは朝まで粘ったらしいけれど、私は0:00でギブアップ。
こればっかりはどうしようもありません。

2007/11/14

マメマメしく動いてみましたが…

ヨメが用事で小樽に行くという。
これは、と仕事帰りに迎えに行きました。
もちろんエギ道具持って。
日曜は、爆発したらしいマメイカ。
1時間くらいしか時間はないけれど
10パイくらいはいけるんじゃあ、と
楽観的な読み。

しかし、現地に着くと
並んだ釣人があまりの反応のなさを嘆いて
中には店じまいをしている人もいる真っ最中でした。
そんな日もあるさ、とたった1パイのマメイカを釣っただけで
ヨメを迎えに行きました。
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2007/11/12

Television : "Marquee Moon"

Marquee_Moon.jpg

長らくCDケースだけが空しく残っていました。
というのは中のCDがないから。
昔、友達と外でラジカセ大音量で焚き火囲んで酒飲んだ
ことがあって。その時に熱くなった友達が暗闇に
フリスビーよろしくCDくるくる投げたんじゃあなかろうかと
疑っていますが証拠がないので定かではありません。
とにかくどこにいったのかわからないまま。
LPならありますが、ipodに入れられないのが不便なので
アマゾンで買いました。
ところがなんと新品800円。びっくりです。期間限定なの?
しかし中身だけ買ったわけではないので、
結局またケースがひとつ余ってしまいました。
欲しい人がいれば、CD-Rを入れてプレゼントします。

ちなみに曲の方はNYパンクの大名盤ですから
説明するまでもなし。
何回聞いても聞いても聞いても聞いても素晴らしいっす。

Marquee Moon

2007/11/11

幻のサケ

サケと言ってもアルコールじゃなくシャケ。アキアジです。

キャプテンのお誘いで噴火湾のサケを釣りに行きました。
フライじゃあ無理ってことで、釣具屋でルアーを購入。
50gのスプーンを使う釣りは想像もつきません。
だいたい、岸釣りでもルアーで狙ったことは一度もないので
全くどんな釣りかイメージができないまま到着。そして出港。

ところが、この日は天候が悪化の予報で、沖に出ると既に
かなりの風がついています。
結局、何もできずにUターン。
岸目でアブ狙いに変更。
最近は激シブとのキャプテン情報通り、反応が全くなく、
それならとそれなりの釣り方に変えてすぐに2匹。
まだ産卵が終わっていないので、渋いようです。
とりあえず50は超えたので満足すると眠気が。
不眠で走ってきたので耐え切れなくなりました。
岸にまで風が追いついてきたので終了。
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午前中でキャプテンに別れを告げ、途中の港で釣ろうと思いましたが
あまりの強風に面倒くさくなり、寝る。
目が覚めるともう真っ暗です。何時間寝たのか…。

しかたなくソイでも釣ろうと始めてみると、
潮回りが良かったのか1時間ほど30㎝前後のサイズが
入れ食いとなりました。
外海からさしてきたらしく、色白の美形です。
太平洋のソイは、日本海のものよりずっと引きが強い気がします。
強い潮に揉まれているせいかな?
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新しい毛鉤が絶好調。
パターンは、長めのリフトかリトリーブからのフリーフォールです。
ここぞというところでフォール。
集中して見ているとラインにアタリが必ず出ます。
このパターン以外は全く反応無し。

いつも思いますが、ソイは、その日のパターンに
かなりうるさい魚のようです。
同じ場所でもパターンが日替わりで変化します。
「釣れない、魚いない。」と言う前に
やることはたくさんあるはずです(もちろんルアーでも)
パターンによって釣れるサイズも変わります。
そこがこの釣りの面白さだと思ってます。

低気圧のせいか、そんなに寒くありませんでしたが
温泉入って帰りました。
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2007/11/05

帰りも寄り道

帰りは暗くなっちゃいました。
また寄り道。
潮が動いてないので、なかなか水面を割らず
仕方無しにチャーリー君のお世話になりました。
コイツらは、なかなか面白いやつです。
そしてカワイイ。
フライを見に来てジッと考えてるところなんて
たまりません。
なんというか猫っぽいな。

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2007/11/04

チョイと

ヨメが実家に帰るので乗せて行きました。
夕暮れ、途中の港にちょっとだけ寄り道。
フライdeアブは、ひとつパターンを確立できました。
あとはフライにバリエーションが欲しいなあ。

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2007/10/29

野生の掟

久しぶりに噴火湾に行ってきました。
フライdeアブ、昨年は、暗中模索の連続でしたが
今年は、どうにかフォームができてきました。
前半は苦戦しましたが、潮が動き始める時間帯は
反応とてもよく、十分楽しめました。

ところで、同行のNさんがウグイを釣りあげると
後ろから切ない声が。
振り返ると2匹の子猫がじっと待っています。
その2匹に不釣合いなくらい大きく太ったそのウグイを
私が差し出すと、2匹のうち身体の大きな奴が
「バリバリ」
と音を立ててウグイを締め、ガニマタでヨタヨタと
運んでいきました。
子猫と思っていましたが、よく見ると眼光鋭く骨格たくましい
将来のボス候補生です。
あっというまにデカウグイを7割方平らげてしまいました。
もう1匹のかよわい子猫は、余り物を楚々と食べる。
野生です。
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夜も結局ソイやトップガヤを釣る。
前日まで仕事がキツかっただけに、
なおさら釣りって楽しいなあとホクホクしました。
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2007/10/28

ミカンいろ

仕事を終えると、すでに日が落ち、街は薄暮。
ところが、信号待ちの間に沈んだ太陽からの照り返しが
空をミカン色に染めました。

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2007/10/26

イカンソク

豆イカ釣れだした、との情報を聞いて
行ってきました。
仕事を早めに切り上げ、そのまま釣り場へ。
疲れているはずなのに、妙にテンション上がります。

明るいうちに港に着くと、誰もいません。
しかし、用意をして竿を振り始めると、隣にきた
オイチャンが「竿出してもいいかい?」
と聞いてきました。
「イイヨ」と並んで釣り。
なかなか面白いオイチャンで、話が盛り上がる。
話によると、昨日はいいミズイカが釣れていたとのこと。
でもオイチャンはボウズだったらしい。

豆イカでいいんだけど、と話してながらエギをしゃくると
グーンと重くなりました。
オイチャンの羨む1ハイ目。
そして続けざまに2ハイ目。

これはいけるんじゃあ、と思った途端に反応静まり
小1時間が過ぎます。
暗くなってきたので、ソイでも釣るかとフライロッドに
持ち替え移動。
1投目、2投目で2匹。どちらもいいサイズ。

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これはいけるんじゃあ、と思った途端にまたしても反応静まり
潮がぱったり止まってしまいました。

今日はイカを釣りにきたんだ、と思い出し
またさっきの場所へ。
するとオイチャンがホクホクしてます。
「どうしてあっちサ行ったんだ。いいミズイガ釣れたぞ。」
と見せてくれたバケツには、ミズイカ5、6パイ。
早速釣り始めましたが、その後はポツポツ豆イカが釣れただけ。

帰りに他の港にも寄りましたが、極小豆イカばかりだったので
あきらめて帰りました。
結局豆イカ10パイくらい。
かなり寂しい。

帰る道すがら、これと似たことがあったという
デジャヴに襲われる。
そういえば、これはパチ屋だ、とひらめいて悲しくなる。
どうにも調子の出ない台をあきらめて、移動した後に
やっぱり出なくて、ふと思い出して、もとの台を見に行くと
隣に座っていたオバチャンがちゃっかりそこに移って爆発させている。
そんな感じ。

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カリカリの音寂し

2007/10/21

ホグバグ

雨も降ってましたが、忙しかった仕事の疲れで
ゴロゴロしてました。

昨年から色々作ってみた根魚フライですが、
やっと安定した結果を出せるようになってきました。
こんな感じ、ということで紹介してみます。

全体のイメージは、ワームのホグ系です。
巻き方は、デシーバーとターポンフライがヒント。
結構面倒ですが、簡易版をいくつか巻いてみたところ
やっぱり差がでる気がしました。

小さい魚には、簡単でもっといいフライがあると思いますが
そこそこデカイのには、今のところベストということで。



フックはTMCの200、キールにするのに都合がいいのでよく使います。
サイズは#4、これより小さいのも作ってみましたが、
素材のバランス的にこのサイズが良さ気です。
今回はオリーブ+オレンジですが、白、赤、黒ももちろん効果的です。
ただ、この色が今のところ一歩リードかな。

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はじめにアンテナになるフラッシュを4本くらい。
蓄光のものを使っていますが、必要ないかも。
その後、ハックルを裏返しに4~6枚取り付けます。
広がるようにつけることで、ボリュームと動きが出ます。

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ハックルの付け根にオレンジのハックルを巻きます。
これは「アーム」をフレアさせるため。

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ラビットファーを2枚、2㎝ほどに切って左右対称になるように
取り付けます。これが「アーム」。ザリガニのハサミみたいに。

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フラッシャブー(写真はミラージュだけど何でもいい)と
ラバーレッグを取り付けます。
フラッシャブーは、かなり長めに。フライの2倍くらい。
ラバーレッグはフライより短くないと絡むので注意。

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マラブーをつけます。ここでは、ハックリングしていますが
そんな面倒なことしないで上下に束ねてつけてOK。
全体を囲むように。

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マラブーの押さえにオリーブのハックルを巻きかぶせて、
最後に余った部分に熱収縮チューブを押し込んで、加熱収縮。
熱いうちにスレッドでリブを作る。
このチューブは、アイの回転防止に役立ちます。
この後、アイ(ここではブラスのもの)とV字のウィードガード
をモノフィラ10号で取り付けて、瞬接で固定して完成。

キールにしたいので、テールのハックルを少し下向きに
取り付ける(取り付け位置を後ろに)するとヨシ。
でかくてボリュームがありますが、ハックルもマラブーも
軽いので、濡れてしまえばそれほどキャスティングは気になりません。

1匹釣れるまでは、「フライで本当に釣れるの?」と
不安になりますが、これが結構釣れるんです。

2007/10/18

Who's Kathy ?

Paul Simon は、詩人としても評価されているようだけれど
聞いただけでは何を描いているのか判断に悩むその歌詞は
とても印象的で1度聞くと忘れられない何かがある。
開高さんも、何かの本で取り上げていたはず。

彼の曲の中でも子供の頃から好きだった
America (Simon & Garfunkel)
この曲は、彼がKathyという女の子とアメリカ旅行をする
ロードムービーっぽい作りになっている。
他に彼の曲に Kathy's Song という曲がある。
Kathy は、どんな娘、というのが長年の疑問になっていた。

ネットって素晴らしい、と思うのはこんな時。
長年の疑問も0.11 秒で解決する。

Paulがまだ若くてもちろん売れてない頃、
イギリスに長期滞在してパブで歌っていたらしい。
その頃のガールフレンドが Kathyという女の子。
そうなると、どんな子なのか気になるが、
『The Paul Simon Songbook』
のジャケットの女の子らしい。
んー素朴でカワイイ。かなりイメージ通りでよかった。
ブロンドで知的でスノッブな(感じの)女とかだったらガッカリでした。
America は、実際、彼女としたアメリカ旅行が
モデルになっているらしい。

と品の無い覗き趣味の話。

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『The Paul Simon Songbook』
は、彼がイギリスにいた頃にレコーディングした曲
集めたもので、後にS&G として発表した曲がほとんどだけれど
荒削りなフォークロックといった趣のこちらもいい感じです。

2007/10/14

浜益川その2

昨年と同じように、友人たちと浜益川に行きました。
前日は仕事が忙しくてあまり寝られず、フライも3本巻いただけ。
皆忙しくて現地集合と相成りました。

爆風の中、受付行列の場所取りに皆ウンザリし
ヨッコラセと明るくなった川に繰り出します。

今回は、ルアーの皆様方は静かです。
あんなに朝は殺気立っていたのに、眠たげなモード。
前回釣れた場所にひとりで入りますが、魚の気配なし。
少し上に入ったkobaさんから電話。
釣れたとのことでそちらに向かいます。

どうやら魚は群れているらしく、早速コツコツくるも
乗らず。
前回のスマッシュヒット、
高速リトリーブは、たまたまだったようです。
ルアーも不調のようでした。
kobaさんの様子を見て、いつものターンの釣りに
切り替えます。
パターンさえわかれば、すぐに結果が出ます。
人が魚をかけるたびに互いに
「スレ」疑惑をかける。そして笑う。
しかしスレは0でした。結果的に。
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初めて平日ではなく土曜に入り、
朝の人出と雰囲気にどうなることかと
思いましたが、いつものようにマッタリ楽しめたので
ホッとしました。

TOMIIさんは10番買わなきゃあね。

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2007/10/09

バズーカ砲と秋の空

昔、高田純二がバズーカ砲持ってたな、
と意味もなく思い出す。

天気が良くないとの予報で釣りは
やめましたが、雨が上がりました。
ちょうど投げたい気分だったので
バズーカ砲練習の2回目に行ってきました。
前回は、竿とラインに慣れ親しむ、という目標だったので
今回は、まっすぐにループを作ってターンオーバーさせるのを
目指す。
距離は、とりあえず60mで。

30分くらい、あーでもこーでもない、と
やっているうちに、やっとリールまでドシンと
ラインが出ていきました。
Pa080117.jpg

次の壁は70mかな…。
雪が降って釣りができなくなったら
真面目に練習します。

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2007/10/08

瀬戸物屋のサイ

利尻から帰って以来、ずっと思い続けていたのが
フライで根魚を釣りたいということ。
夏は、しばらく休んでいましたが、ひさしぶりにやると
やっぱり面白い。
そろそろアブラコが寄ってきてるかも、と期待して
いつもの海に出かけてます。

去年は手探り、何をどうすればいいのか
わからないままの釣りでしたが、
今年は、なんとなく釣れるまでの過程がイメージ
できるようになってきています。
課題だった毛鉤も、信頼できるヤツが完成しつつあります。
といっても1本だけ。
まだまだこの先、苦しくも楽しく悩むことはできそうです。

好天ですが夕方から雨、との予報。
手近な磯に入ってみます。
オリーブにオレンジのコントラストを際立たせた
自信の1本を結んで浅場を狙うとフォーリングで
喰ってきた模様。
これは…と浮かせにかかるが、浮きません。
というより何ひとつできず。
9番としてはガチガチの竿を使っているのに
臨界点を超えています。
間違いなくこのままいくと竿がクラッシュする、と判断して
仕方無しにプレッシャーを緩めると、案の定、潜られてしまいました。
泣きたい気分でしばし待つ。
無理か、と思った頃に奇跡的にまた魚の感触が伝わってきます。
ところが、やはり何もできません。
浮かす、とか横からプレッシャーをかけるとか
そんなレベルではなく、ただ、竿が折れないことだけを
願うだけの時間。
魚というより獣のサイの如くにアブは溝の中を重々しく
縦横無尽に走り回る。
一瞬、魚の猛攻が途切れたのを感じ取ってここぞとばかり
攻めに転じます。
限界までプレッシャーをかけて
どうにかタモに収めることができました。

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丸々とした52㎝、フライで50の壁を越えました。
16lbのフロロティペットは、よく耐えてくれました。
フックは微妙に伸びてます。掛かり所によっては
伸ばされる可能性もありそう。
竿は考えなくてはなりません。
9番では明らかに力不足。
同じ竿で釣った時は、80㎝のサケでも余裕でした。
50アブの引きはバケモノです。
今度の竿は、『10番+折っても惜しくない安竿+生涯補償』
を用意してきます。

なんだか抜け殻になりましたが、
その後も細かいポイントを攻めると
今度はリトリーブ中にひったくられて
またも強烈なファイト。
しかし、上げてみれば40㎝前半クラス。
まだ水温が高いせいか、ファイトのパワーが
尋常じゃありません。
磯アブ、ベイトタックルでも手こずるもんなぁ。

朝の釣りで満足したので、漁港の様子見。
猫しかいませんでした。
Pa070105.jpg

夕方からはお約束。
チビながらガーグラーでトップの釣りが楽しめたのですが
すぐに雨。
雨がぱらつくと水面が荒れたせいか、全くトップに
出なくなってしまいました。
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