2014/06/29

久々、ちょっと本気の釣り

久しぶりに泊り釣行を計画しました。
元同僚が、ヒラメを釣ってみたい、ということなので
早朝、浜でヒラメを狙い、それから川で岩魚でも、という欲深釣行です。

運動会後に浜に着くと、夕方になんとか間に合いました。
すぐにジグに来たのは、ムッチリ太った雨鱒。すごい太さです。
この季節の噴火湾には生命感が溢れています。
それから突然ドラグをぐんぐん出す何者かが。
時々ゴゴゴと伝わってくる感触はヒラメにちょっと似ていますが、
何か違います。どうやらスレのようです。
寄せてくると桜鱒のスレ掛り。ガッカリして強引に寄せると自作のシングルフックが
スッポリ抜けてしまいました。結構結び目はしっかり作っているつもりだったのですが
こんなのでブリなんて掛けたら一発で終わりでしょう。

結局、そこそこ反応があったので翌日に期待。
翌朝、ガスがひどくてさっぱり明るくならない中、また同じ浜で
始めてみます。
今度は、同行者が次々とアブラコをミノーで掛けているようです。
私にもアブラコは掛ってきましたが、何かが足りない感じ。
目の前で桜鱒と思われるハネが時たまありますが、ルアーに
反応はありませんでした。
結局、朝はアブラコのみ。ちょっと残念です。

ここで海は切り上げて、川へ。
山に分け入るには雷注意報が不気味だったので、里川でサッと岩魚を
釣ってもらおうと思います。
ところが渋い。魚がいないのか、いても口を使わないのか。
場所を源流に移しますが、今朝人が入ったようで、釣れることは釣れますが
ちょっと難しいようです。
結局、連れてきた2人に釣らせることができませんでした。

朝から夕までマジメに釣りをしたのは2カ月ぶりくらい。
疲れましたが、お腹いっぱいになれました。





2014/06/28

運動会

毎年のことながら、期待のできない運動会。
子どもたちのやる気はマックス、と言ってみたい。
兄、弟ともにやる気ゼロ。

普段の動きを見ていると足は速いはずなんですが、やる気の無さを
如実に感じるスローモーションのような走り。



前の走者をどうしても抜かせない勝負根性の弱さは親譲りか。
ドバイや香港で走らせれば1位をとれるかもしれません。

2014/06/27

生アルミ

フライロッドのリールシートに使うリングには、高価なものほど
ニッケルが使われています。
ちょっと重いけれど、見た目、高そうに見えるからでしょう。
ただ、私はアルミの質感が大好きで、昔のスコットに使われているような
アルマイト処理された、ちょっと派手な色付きのなんかが好みなんです。

2、3年前に手に入れたThomasのHeirloomという竿。
グラス竿好きの間では評判がいいだけあって、なかなか
いい竿なんですが、こちらのリールシートは、生のアルミのアップロック。
探してみると、意外に生アルミのリールってないんですね。
あるにはあるけどアレはなぁ…と悩んでいると、閃きました。


ダイワのファントム#805
このリールには思い出がありまして、
遠い昔。まだ小学生だった頃、フライをどうしてもやってみたくなり、
道具を集めようとしたのですが、いかんせん、小学生にとっては何もかも
高価過ぎました。
ただ、ダイワのルアーロッドはお手頃価格で愛用していたので、
このリールの広告を見た時は、もしかすると1万円以下で買えちゃったりするのかな?
と期待したのを覚えています。
ところが、実際に店で見てみると、2万円超えの値段。
結局リールは、シェークスピアの1500円。メダリストのバッタもんになりました。
そういえば、こちらのリールも生アルミだったはず。

今になって手に入れてみると、強気の値段設定だけあって、
それなりに手の込んだ作りです。
ファントムシリーズは、ダイワが世界に乗り出すためのきっかけだったように
思います。ルアー用のリールは、その後世界的な評価を獲得するに至りましたが
残念ながら、フライ用はほぼカタログ落ち。
もう一回くらい気合いを見せて欲しいところです。



2014/06/25

夕散歩

昼の長い、この季節限定の仕事帰りの夕散歩。
やっと水遊びをしようという気になれる、そんな日です。



2014/06/23

夏よ鯉

週末何もしなかったもので、なんとなしに鯉を見に行くことにします。
昨年は、浮き鯉を見つけて、楽しい釣りができたものですが、
まだ早いのか浮き鯉どころか底でもぐもぐしているヤツすら
見かけません。
ただ、夕方の景色だけは楽しめました。



2014/06/22

小ハゼる

先週は、仕事でプレッシャーのかかる場面が多かったせいか、
すっかり燃え尽きて何もしたくなくなりました。
釣りに行こうという気にもならず、週末はぼんやり。
息子が行きたいというもので、小樽参りです。



ぶりぶり子どものパワーに圧倒されて小さくなってました。

釣りのリクエストもあったので、ハゼを狙ってみましたが、小ハゼ1尾。
まだ早いのかな。

2014/06/20

バッティングセンター

かなり久しぶり。
学生の頃は授業をサボっては行ってました。
あれが私の野球の原点となり、バッティングだけは
まあまあやれるようになりました。
ただ、野球をやるのは、なかなか気軽にはいかず、
さすがにもういいかな、と思う今日この頃。


それにしても、マー君のすごさよ。

2014/06/15

温泉一泊

この季節恒例の一泊旅行です。
毎度のことながら、自分の釣りができるのは、まだ皆の起きる前の
早朝のみ。朝飯には宿に帰らなくてはなりません。
あと半月後なら楽しい釣りが期待できるのですが、今は中途半端で
釣り物といったらカレイくらいか…。
それより、息子1号が 「釣り釣り」 うるさいので、どうやって釣らせるか
頭の痛いところです。

1日目は、小雨のしとしとと降る寒い日で、宿の前で夕暮れに
小一時間釣るも、ヒトデのみ。
濁っていて、条件は悪そう。

2日目、早起きからの釣りは、魚の気配がまるで無し。
もう2時間も待てば、いい潮加減になりそうだったのですが、
そこまでは待てないので早々とあきらめ。
このあたりの海は、釣れる時間と釣れない時間の差が極端なので
釣れないとなると何にも釣れません。

その後は近所を散策。
何やら怪しげな「くじ」を発見。ひと目で気になるヘビを見つけました。
案の定、息子1号はそのヘビを欲しがり、くじをすることに。
ちなみにそのヘビ、ハズレの5等景品だったので、1等のBIGふなっしーが
当たったらどうしようかと心配しました。が、その必要なくめでたくハズレ。
無事にヘビを手にすることができました。



「釣りはいつできるのか?」との要求は、「まだ時間が悪い」とかわし、
北海道では珍しい干潟っぽい浜へ。
干潮で干上がった浜には、珍しい生き物が満載で、これまた生き物オタクの
息子は研究に出ていったまま帰ってくる様子がありません。

博士と助手

午後からは、やっといい時間。潮加減はベストでしょう。
昨日はお手軽な場所でまるでダメだったので、迷いましたが港の先端まで
歩かせることにします。
相当な距離なので、汗だくになって釣り場に到着。
ところが、竿を出してしばらくは、アタリすらありません。
こんなはずでは…と思い、できる限り遠投。
すると、待ちに待ったカレイが釣れてくれました。
いつもはチョイ投げでいいのですが、この日はポイントが遠かったようです。
次は、息子の竿にアタリ。
アワセてみると、激しい突っ込みで、息子1人では巻きあげられそうにありません。
手伝いながら寄せてみれば、大きなアブラコ。


2時間弱の釣りで、カレイが10枚ほどにアブラコ2匹は上出来でした。
帰りは魚の重さでさらにクタクタになりましたが。
これだけがんばった自分は、なんて偉いのだろうと本気で思います。


2014/06/07

⊂りぼり

前回、息子をヘラ釣りに連れて行ってみましたが、さすがに野ベラは
素人の手におえるはずもなく、惨敗に終わりました。
ちょっと反省して、近くにあるつりぼりに連れて行ってやることにします。

お金を払って釣りをしようとすると浮きを忘れたことを思い出しました。
しかたなしに一度帰宅。
面倒くさくなったので昼飯を食べて忘れたフリをしていたら
息子に「いったい何時になったら行くのか?」と催促されました。
仕方なしに再度出発。

持ち込みの竿と仕掛けなので、朱紋峰先抜けとヘラ浮きという
豪華セットでファミリーつりぼりに挑みます。
すぐにアタリが出ましたが、息子はアワセの意味がなかなかわからず
ちっとも乗りません。
試しに私が竿を持つとすぐに釣れました。
なぜか息子に竿を持たせると、小さな小さなフナしか釣れてくれません。
つりぼりといえども甘く無し。
魚が寄り過ぎて、アタリが出せないようです。

餌が少なくなってきたところで、息子が悪戯にこねくりまわした
餅のようなグルテンをつけてみたところ、ついに釣れてくれました。



どうやら、無数にいるマイクロ鮒につつかれて、餌がなじむ前に
落ちてしまっていたようです。
餅グルテンで続けざまに鯉。
やはり餌合わせは奥が深いです。

ところで、息子は帰ってくるとなぜか自作の絵日記を描き始めました。
写真を見せたわけでもないのに、人物や竿の描き方が妙にうまいもんだと感心します。
字がちょっとねぇ…。




2014/06/05

カゼ

久しぶりに仕事を早めに上がることができたので、
息子を近所の山に連れていきます。
風が強い日で、夕闇迫る森の木々が轟々と音を立てる様は
凄みがありました。
が、兄はひたすら森観察。
一方の弟は、「コワイ」としがみついてくるばかりで
ちっとも楽しそうではありません。


調子でも悪いのかと思ったら週末、カゼをひいたのか、熱を出しました。
釣りはお預けかな。


山がカゼで唸っているのを聞くと、遠野物語の八、「寒戸の婆」を
思い出さずにはいられません。





八 黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠にあうことは他の国々と同じ。松崎村の寒戸というところの民家にて、若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎ置きたるまま行方を知らずなり、三十年あまり過ぎたりしに、或る日親類知音の人々その家に集まりてありしところへ、きわめて老いさらぼいてその女帰り来たれり。いかにして帰って来たかと問えば人々に逢いたかりし故帰りしなり。さらばまた行かんとて、再び跡を留めず行き失せたり。その日は風の烈く吹く日なりき。されば遠野郷の人は、今でも風の騒がしき日には、きょうはサムトの婆が帰って来そうな日なりという。




2014/06/02

謎鱒の正体

ヤマメ釣りでそこそこ満足したのですが、この日は
もうひとつの課題が。

話は昨年に遡ります。
息子を磯遊びに連れてきた昨年の7月、
ドブのような民家裏の側溝が海に注ぐその場所で
何匹もの鱒が群れているのを見つけました。
30cmくらいの大きさがほとんどでしたが、明らかにウグイとは違う
その姿。しかし持っていたのはカニやハゼを掬う玉網しかなく、
取り残された問題は、そのまま棚上げになっていたのでした。

考えていた通り、海から遡上した雨鱒ならば、今年も同じ時期に
都合良くそこにいるとは、なかなか考えにくいのですが、
それでも一応確かめておこうと帰りに寄ってみることにします。

橋から海に向かって川の中をのぞき込むと…居ました。
今年もやはり、あの鱒がいます。
昨年よりも少ないようで4、5匹ですが、周囲にいるウグイ達を蹴散らして
いますから、ウグイではないことは間違いありません。
どうやって釣るか考えます。



車がビュンビュン通る道路から丸見えなので、橋から釣るのは
ちょっとカッコ悪い。
しかも、そこそこの大きさなので、橋の上まで抜きあげるには
危険が伴うかも。
川に降りると魚が散る恐れもありましたが、仕方なしに川に降りてみます。
河口の魚なので、ドライに出ないことも考えて、大きなカディスのトレーラーでニンフ。
ウグイに悪戯されながらも何回かポイントを通すうちにカディスが大きく沈みました。
合わせた瞬間にわかる、この筋肉質な引き。
謎鱒の正体は、虹鱒でした。



どうやら上から流されてきたのに堰堤の連なる側溝では帰る術も無く
こんな場所に閉じ込められていたようです。
ちょっと哀れになりました。




オチ

季節柄、このところしばらくスペイロッドやスイッチロッドを使った釣りばかり
していましたが、そろそろ渓流でグラスロッドでも使って「軽い釣り」を
したいなぁ、とずっと思っていました。
我が家の車問題が長引く中、なかなか釣りをする気にもならず、気がつけば6月。
せっかくなので、解禁したばかりのヤマメ釣りに行こうという気分になりました。
実は昨年からずっと釣行を思い描いていた小さな川があって、
子どもの頃、大きなヤマメを初めて釣った思い出の川なのですが
何気に家から近過ぎるという理由で、足が向かなかったばかりに
前回の訪問から気がつけば20年くらいは経ってしまったでしょうか。

その時は、車が無かったのでフライロッド片手にバスに乗って
行ったような記憶があります。何せ学生時代のことなので、うすぼやけた記憶なのですが、
その時もヤマメの解禁直後で、大きくはないけれど
綺麗な魚がたくさん釣れたことだけははっきりと覚えているのです。

ずいぶん訪問に間が空いてしまったので、まだあの小さな流れに今でもヤマメが
泳いでいるものなのかどうか、ちょっと心配ではありましたが、
まあ、近場なんだから、釣れなくても、それはそれで良かろうと自分を納得させて
出かけてみることにします。

街の中ばかりを走るので、思っていたより時間がかかって川辺に着くと
例年にない暑さの中、春蝉の大合唱。
先週までは寒い寒いと文句ばかり言っていたはずなのに、
すっかり初夏のたたずまい。十分、ドライフライで釣りになりそうです。


この川、周りは民家や農家、畑に家畜の小屋が点在している典型的な
里川なのですが、川べりだけは、木が残っているので、まあそこそこの
渓流気分が味わえます。

ヤマメ釣りということで、#14くらいのパラシュートを使ってみました。
普段はそんな小さいの使わないのですが、ヤマメですから。
早速、小さなヤマメが飛び出してきて、ひと安心したのですが、どうにも
それ以上のサイズが釣れてくれません。たまに水面で波紋だけを残して
戻っていくのは決して小さくなさそうですから、毛鉤が合っていないのかも。
さらに小さく、#18くらいまでサイズを落とすも状況変わらず。

困ってしまって、虹鱒用の#8のキラキラムックリしたカディスを投げ込んだところ
ピョコンと派手に飛び出しました。



この日は、5'9" キラクのグラスロッドに#3ラインです。
このくらいの川と魚には、ちょうどいい感じ。

あんなに悩んだのに、結局オチは、いつもの北海道サイズの毛鉤。
それからは、投げるたびにいい反応があり、良型ならばガップリ飲み込むところを
見ると、魚の気分にピッタリだったようです。



型にも数にも満足して、最後に目のさめるような色をした美鱒で川を上がることに
しました。