2015/11/30

お手入れ


今年は、ヤリイカもイマイチのようで、撃沈覚悟で海に行く気には、なかなかなれません。
そこで、夏に使った竿の手入れでもすることにしました。

今年、一番よく使ったのは、ハーディのグラスロッドでしょうか。
JETだけが有名ですが、どれを使ってもそんなに変わらない感触です。
ブランクが薄くて、軽くパリッとしていています。
JETの前半までは、ケネディー製のブランクなので、ウインストンのグラスロッドにも
似た感じです。
ビンテージのグラスロッドは、見た目カッコいいんですが、実際に日本の渓流で
使うとなると、ティップが重くて近距離を投げるのがしんどかったり、全体にゴツ過ぎたりで
結局、使う気にさせてくれる竿は、それほど多くは無いと言っていいかと思います。

2015/11/22

下り雨

海で最後のヒラメを狙うか、それとも川で下り始めたであろう雨鱒を狙うか。
前日の夜は迷っていましたが、寝坊したことで自動的に川へ。


急に寒くなって、毛鉤を追ってくれる魚がいるのかどうか不安でしたが、
どうにか1匹の魚が針をくわえてくれたおかげで寝坊を後悔しなくて済みました。


2015/11/21

大チカ

チカ釣りがしたい、とうるさいので、アミブロックを買って
息子を港へ連れて行きました。

最初の港では、爆風の中、小さなチカが1匹。
息子は、まだ粘ると言ってましたが、チカ釣りの秘訣は良い群れを
探すこと。次の港へ移動します。

隣の港も閑散として誰も釣りなどしていない、寂しい冬の風景です。
しかし、よく見るとかなり大きな魚影も見えます。
早速コマセを撒いてみますが、どうも魚のやる気がないようで
ちっともコマセに付いてくれません。

どうにかチビチカを釣って時間をつぶしているうちに、午後になり
風もあって寒いのに、息子はまだまだやりたいようです。

寒風カップ麺、美味し。


日の短いこの季節。
2時を過ぎるともう夕暮れの気配が漂います。
突然、それまでユッタリモッタリ泳いでいたチカにスイッチが入り、
猛然と餌を追うようになりました。
ヤマメ並みの大チカも何匹が釣れて、なかなか食べ応えがありそうな
釣果にやっと息子は満足したようでした。




夜は、駅に列車見学。
カシオペアが来春廃止されると、もうこの線路で見られる車両は
ほんの2、3になってしまい、何とも寂しい限りです。


2015/11/15

狼の鼻息


息子の発表会がありました。
まあ、よくありがちな題材ですが、「3匹の子豚」です。
何の役をやるのかと聞いてみると、「狼の鼻息」とのこと。
鼻息、鼻息の役か!?

思っていたより威勢のいい役でした。

2015/11/14

遠くもいいかも

前の日には、近場で十分、欲張らぬがよし、と言っておきながら
荒れる予報から一転、凪になりそうなこの日の天気を調べていると
どうにもウズウズしてきます。

この日を逃せばもうチャンスがないかも、などと思い、
前言を翻して遠くヤリイカのポイントを目指していました。
着いてみると、風は理想的。でも、潮はドンヨリと止まっているようです。
ダメかな、との予感は外れず、ヤリイカの方はアタリもサワリも無し。
ただ、たまに何かがアタってきている感触はあったので、エギをワームに替えて
みますがなかなか食ってきません。サイズをうんと落とすとやっと当たって
まあまあの型のガヤ。ガヤなら真面目に釣ってみようか、と思うと今度は釣れず。
意地になって車に戻り、竿もラインも入れ替え、極小ジグヘッドにメバル用の
ピンテールワームにすると、やっと連続して乗り始めました。


煮付けに十分な魚を確保したので移動します。

やはり、ヤリイカに未練を残していたので、
帰路途中、思い切って深夜の港へ。
あまり人はいませんでしたが、ヤリイカが上がったそうです。
早速エギを投じてみますが、ここも潮が弱い。
反応鈍いながらもマメイカか釣れ始めました。
そして強い引きのヤリイカ。
型はこの時期としては、まあまあです。

渋くて渋くて、だましだましマメイカ、ヤリイカを
乗せていきます。お隣さんはマメイカ1杯だけと疲れてました。
パターンにシビアな時は、引き出しが多くないと
アタリすら出ないのがイカ釣りの面白さです。
釣れる時は、何やっても簡単ですが。


2015/11/13

近場で十分

休みは、子どもをどこにも連れていけそうにないので、金曜日に早上がりをして
近場の小樽にでも連れて行くことにしました。
息子1号だけではなく、2号もついてくることに。

マメイカ好調とのうわさ通り、子どもにエギを投入させるとどんどん釣れてきます。
ちょうど時合いもよかったのでしょう。
ひとりで投げてなんだかチョイチョイ動きをつけ、なかなかうまいもんです。
と感心だけしてるわけにもいきません。
ここは、年の功だけでも見せつけておかないと、エギなんて簡単だ、と
世の中をナメ、ついにはオレって何でもできるんだぜ、と勘違いした若者になってしまって、
ついには親子の縁を切ることを本気で考える、なんてことにはならないでしょうが、
やっぱりちょっと悔しいので、本気で勝負してみます。
が、エギの違いなのか、この時は息子の方がいいペースでした。



やがてイカに飽きた息子はワームでソイ釣り。
小樽のシマゾイ、初めて見ました。


その後は、マメイカも渋い時合いに入り、そんな時は年の功、
私ばかりが釣れるようになりました。
同じ釣りでも刻々と変化する状況を読むのは、ヘラブナ釣りに似た楽しさが
あるなあ、と思います。

家から1時間弱で行ける釣り場でこれだけ楽しめるなら、もう近場で十分かな、
とこの時は思いました。

2015/11/08

キノコバカの営業終了

今年の夏が来るまで一度はおさまったと思っていた上の息子のキノコ熱。
夏が過ぎ、雨の多かった今年はキノコの豊作となってしまったせいか、
今まで以上にキノコへの熱に侵されてしまったようです。

しかし、冷たい雨が降り、パタリとキノコも生えてこなくなりました。
それでも10月の下旬までは、かろうじてエノキタケやムキタケが
キノコハンターの飽くなき収集熱に応えてくれたのですが、
さすがにそれも終わりのようです。

この日も朝からキノコキノコとうるさいので、買い物ついでに
何度か来た公園に連れてきたのですが、めぼしい獲物は無く、
現実をやっと飲み込むことができたのでした。


下の息子はキノコが嫌いなんだそうです。

2015/11/07

いきなりピーク

そろそろ我が家の冬プログラム運行の季節となってきました。
行き場の無い、冬シーズンでもそこそこ楽しめて、風や雪の影響を
受けにくい場所となると、それほど選択支はありません。
その少ない選択支を繰り返して、何とか冬が過ぎ去るのを待つという
のがここ数年のパターン。
特にこどもが行って楽しい場所となるとほんのわずかしか無いのが悩みの種で
もし政府が本気で少子化対策を考えているなら、北国の冬の遊び場確保に
くだらないことに使っている予算のいくらかを回して欲しいものです。

この日は、こどもの希望で最も多用される『小樽コース』に決定。
昼飯と買い物を市場で済ませ、まずは、小樽市総合博物館へ。
残念ながらアイアンホース号は、冬季運休となってしまいました。
室内でもそこそこ時間をつぶせます。


外には行けたけれど、冬囲いをされていて閉鎖間近。



ソイを釣りたいと上の子が言ってるので、港へ。
ところが、見たことのないような人出に驚き、眺めていると
マメイカが好調に釣れているようです。
肝心の息子たちは車で爆睡しているので、このチャンスに1人で釣りに。
活性も高く、かなり浮いているようで、どんどん釣れてきます。
いい加減釣ったところで、息子を起こしましたが、ちょうど群れが去ったのか
パタリと止まってしまいました。
まだ暗くなるまで間があるので、釣れなくても粘っていると、またラッシュが。
今度はさらにすごくて、投げたエギのラインを張ると、もう掛かっているくらいのペース。
ヨメも呼んできて交代すると、2人でポンポン釣っています。
今年初めてのイカ釣りですが、いきなりこれ以上ないくらいの日に当たったようです。
下の息子の面倒を見て、釣っている場所に戻ってみると、暗くなってすっかりアタリが
止まったようでした。
昔から、この場所は明るいうちしかイカが釣れないのが不思議です。

数えてみると、1時間ちょっとで100パイ近く釣っていました。
息子に教えたり、ヨメと交代したりしての釣果なので、上々です。
まともにイカを初めて釣った息子が、いつでもこんな簡単に釣れるものと
思いこんでしまったら困ります。



2015/11/03

冷たい川

天気予報で期待していなかったのに、この日はいつもの年のように
暖かい日が訪れそうでした。
考えていたのは、(この季節にしては)暖かい小川でほっこりと
短い竿を振り、あわよくばドライフライで釣れたりしなかな、と
そんなイメージ。

二年前、そして三年前のこの時期には、その頃よく通っていた川へ
足を延ばして、その年最後の渓流を楽しんでいたのだけれど、
ちょっと疲れ気味の今年は、そこまで車を走らせる気力も無く、
近場で似たような釣りができないかと悩み、それでは、と春に楽しい釣りが
できた小川なら、のどかな釣りができるのでは…と行ってみることにします。

近いから、とのんびり家を出たら、着いた頃にはもう夕暮れの気配。
枯れた葦も何とも物悲しさを感じさせ、ほっこりした気分にはなれそうもありません。


肝心の釣りは、ドライに出てくるのはチビヤマメ。
沈めるとウグイで、肝心の虹鱒は留守のようでした。


この、胸をしめつけるようなもの寂しさが、秋といえば秋なんですが、
若い頃は、ナルシシズムを刺激するメランコリーが心地よく感じたものなのに
折り返し点をとうに過ぎたジジイには骨に沁み過ぎてギシギシいいそうに感じる秋の午後。


ウインストンのブランク生えてます。

2015/11/02

晩秋の噴火湾 2

翌日の早朝、まだ暗い時間ですが息子を起こすとすぐに跳び起きました。
学校に行く日もこれくらいすぐに起きてくれるといいんですが。



また昨日の港へ行って、アブラコを狙います。
やっぱりアタリだけは頻繁。なかなか乗らず。
しかたないので、キワのスイミングに絞ると、いい型のアブラコが追ってくるのが
見えました。止めて喰わせてやっと1匹。


息子に色々とやらせてみましたが、結局何も釣れないまま朝食の時間に。
しかし、釣れてないので納得せず、まだやりたいとゴネ出したので
宿の近所で1時間だけやることにします。

こちらは、潮がかなり動いていい感じ。
すぐに何か釣れるはずです。
と思った通りに、息子に大きなアブラコが。
根がかりだと思って強引に引っ張ったのが逆に良かったようです…




それからは、カジカも釣って、やっと宿の朝食を食べることができました。

昼は穏やかな天気だったので、あちこちブラブラして


帰り際、港にもう一度寄ると、なかなか面白い光景を目にしました。
沖目に昆布根があり、そこから足元までは砂が入っているのですが、
そこを昆布根から出てきた型のいいアブラコが回遊しているのがよく見えます。
ワームを落とすと、やる気のある奴は、ダッシュで追ってきますが、
8割くらいは、逆にうるさそうに避け、中にはすぐに逃げる魚も。
こうやって見てみると、魚がいないから釣れない、のではなくて
実は結構魚はいて、ただ釣れる魚となるとかなり少数派、というのが
本当のようです。
鯉をフライで釣っていると、見える魚に対して釣れる魚の少なさにがっかりしますが
これは鯉に限ったことではないのかもしれません。

2015/11/01

晩秋の噴火湾 1

以前、この季節といえば毎週飽きずに噴火湾に通っていました。
アブラコ、カジカのピークで、ほぼ間違いなく大きな魚が釣れます。
しかも、この季節になると吹いてくる北や西の風に強くて、まあまあ暖かい。
好天が何日か続きそうだったので、久しぶりに泊りがけで出かけることになりました。


行きがけに晩秋の松林でキノコ探し。
ムキタケ、エノキタケ、ムラサキシメジと思っていたより
見つけることができました。
でも、さすがにそろそろ終了です。

1人で釣りができるようになった上の子はいいとして、
下の子がいる限り、そんなに釣りの時間が取れるわけでもありません。
まずは宿に入って少し休み、私と上の息子は夕飯を捨てて釣りをすることにします。

まだ暗くなる前は、頻繁にアブラコのアタリがありましたが、乗らず。
実は、久しぶりの根魚釣りに、フックやワームをだいぶ忘れてきてしまいました。
使いたいサイズのフックが無いのは辛い。
暗くなってすぐ、まあまあサイズのカジカ。


その後は小さなソイばかり。常夜灯の下で息子に釣らせると、
「スゴイ大物が来た!」
と叫んでいます。
駆けつけてみると、やたらに重い。
よく見ると、何のことはない、沈んだロープに絡んでいるだけです。
が、さらによく見ると、そこに魚がついています。どうやら、魚がかかった後、
ロープに巻かれたようでした。
引き上げると「スゴイ大物」ではありませんが、いい型のガヤです。


気温は氷点下までいっていませんが、身体が慣れていないせいなのか
やたらに寒い。
宿に戻って遅い夕飯を食べ、温泉に入るとやっと落ち着きました。