2009/05/24

静かな海

まだ早いだろ、と自分にツッコミ入れつつ、日本海通いにも
いいかげんちびっとマンネリ感を覚えてきたので
太平洋に久々出かけてきました。

とりあえずの狙いはヒラメ、ダメならアメ、それもだめならサクラという
逃げの姿勢満々です。
朝イチは、風も潮も無くヒラメはお手上げ。
2500Cの調子もイマイチで、スッキリしません。
岩場でフライを振り、アメを狙ってみるも全く魚影がありません。

どうしたもんかと、潮止まりタイムで川に入ります。
ここでは、チビっ子ニジ、ヤマメがワラワラとフライに群がり、
それはそれでもういいかな、と上がる。
この川は、以前鉱山があったらしく、そこかしこに当時の
傷跡が痛々しく残ります。
鉱滓を埋め立てた跡地を通る道路に埋まりこんだ何かの部品。
当時はきっと意味をもっていたに違いないのに、
その意味は忘れられて、それでもその頃の存在感のカケラみたいなものが
未だに錆びた体の内側から放射されてました。



思い切って大移動。
キリンソウさんから、近くでサクラを釣ったとの報せが届きます。
ここは、どうかな、と探りを入れるとすぐにチビアメが追ってきます。
ここには少しですが魚がいるようです。
いるとはいっても、数も型も期待できず、時は既に夕方。
ここで粘るか、戻ってヒラメを狙うか。
いつのまにか朝からジクジク降っていた雨も上がりました。

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結局、初志を貫徹すべしと決めてヒラメ狙いに戻る。
リールは相変わらずの不調でスッキリしないし、潮も風も朝と変わらずダルイまま。
それでも、久しぶりの太平洋は、日本海と違ってなんとなく大きくて優しい。

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川でチビっ子と戯れた以外はサッパリだったのが心残りで
帰りにフライdeソイ。
ブリブリに太ったヤツがグラスロッドを曲げてくれたので、
ホッとして帰路につきました。

2009/05/18

Doves "Last Broadcast"

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数年前に買ったはいいけど全然聞いていなかったDovesです。
枯れたメロディーが自分には合わないんだな、と思っていましたが、
GW中にドツボにはまってしまいました。

歌詞じゃなくて、曲そのものがポエティクです。
その…詩的ってことで。

Last Broadcast

2009/05/14

春の終わり

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忙しいと、月日が過ぎるのは早いなあ、とか、
そんなことさえ考えなくなってきました。
みんな後ろに飛んでいきます。

2009/05/11

ポッキリ2

翌日は、朝イチだけ釣ることにします。
昨日のサクラは、岸からすぐの場所で釣れたので、
フライでもいけるのでは、と考えました。

着いてみると昨日の爆風も止んで、フライ日和です。
ただ、巨大魚ポイントは投げ釣り師に占拠されています。
サクラポイントに向かってしばしフライロッドを振りますが
本日は魚の気配がありません。
ルアーにしてみると、すぐにホッケ。
場所を移します。
岸辺に置かれたテトラに座って、折れタモにひっかかった
ルアーを外していると、なんと後ろ向きに滑ってます。
驚いて態勢を立て直そうとする間もなく、仰向けに落下。
落ちた場所にあったテトラの角にアバラを強打しました。
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一瞬、息ができなくなり、こりゃあやられた、と思います。
仕事のことが真っ先に頭に浮かびました。
この時期、穴を開けるのはどうしてもマズイとかそんなことを。
どうにか立ち上がって車に戻りますが、苦しくてウェーダーを
脱ぐにも四苦八苦。
どうにかこうにか帰途につきますが、途中見える川がいい感じです。
バカは死ぬまで治らないといいますが、試しにフライロッドを持って
車を降りてみます。
無理でした。
歩くことはおろか、息もできません。

それにしても、油断してました。
まず、テトラが低くて下まで1.5mくらいしかなかったこと。
それからあぐらをかいて座っていたこと。
この状態で滑るとは、お釈迦様でも思わないでしょう。
ほんのわずかの傾斜で、通常滑るわけはないのですが、
もしかするとウェーダーが濡れていて、テトラのコケが活性化したのかもしれません。
打ったのが頭だったら、命にかかわった可能性もあります。
そう考えると運がよかったのでしょう。
GW明けに汚れまくった磯のゴミ拾いをしたからだと考えておきます。
ショルダーバッグの中のルアーボックスは、バラバラに粉砕してましたから
かなりの衝撃だったようです。

病院に行ってレントゲンを撮ると、大きな骨は折れてないということで
ホッとしました。絶対いってると思ってましたから。
ただ、軟骨はレントゲンに映らないので折れていてもわからないなぁとの話。
どうせ安静にしてるしかないので、処置のしようがないらしい。
しばらくは何をしても痛みますが、ガマンすることにします。

2009/05/10

ポッキリ

熱があって置いてきた息子とヨメを迎えに行きます。
遠回りですが、島牧回りで。

朝イチは、近場の磯で気になっていたところに入ってみます。
すごくいい感じなんですが、アタリ無し。
明るくなってから見ると、左右に網が入ってます。
これでは…。
条件はいい場所だけに、網が無ければかなり期待です。
ヒラメもいけるんじゃあ。


そんなこんなで島牧入りは9:00近く。
途中、アチコチ見た感じでは、風も潮もなく、まったく期待できません。
どうしたもんか。
昔よく入った磯に行ってみます。

西向きの磯は、南西の風をモロに受けていました。
立っているのも辛い。
吹く風から殺意を感じるのは久しぶりです。
とてもフライロッドは振れそうにないのでジグを風に向かって投げる。
と、30㎝ほどのアメマスが釣れました。
そのあたりを目がけて投げていると、何かが追ってきます。
ジグの後ろをゆっくり追ってくるのは、緑色の背中からすると
アメマスでしょうか。
しかし、未だかつてそんな魚を見たことがありません。
巨大、という言葉しか思いつかないその魚は80か、それ以上か。
私は水中の魚を小さめに見積もる癖があります。
40くらいかな、と言ってると60あったとか。
そんな私でも、その魚のケタ違いのデカさはわかりました。
もちろん、その魚はヤル気なくUターン。
衝撃的な光景に必死で風に立ち向かいますが何も起こりませんでした。

昼前には上がろうと思っていたので、帰りがてらにずっと
気になっていたワンドに。
ほとんど人は見かけませんが、何かを感じてました。
風に向かって前かがみになってキャスト。
数投で、ブリンブリンとローリングする魚が。
サクラでした。
ルアーを替えて再開。
すぐに2匹目が。
ネットに入れたサクラですが、ポロッとこぼれます。
返す刀ですくい直そうとしたとたん、ポッキリとタモの柄が折れました。
水の抵抗だけで折れちゃうとは。キズでもついていたんでしょうか。
ずいぶんと活躍してくれていた愛用のネットだっただけに、ちょっとガッカリしちゃいました。
とりあえず、魚は折れネットで回収。
まだ群れがいるようで、魚はかかったのですが、今度はすぐにバレました。
2匹でもう充分です。

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タモを忘れたり落としたりしてもう何代目でしょうか。
間違いなく消耗品になってます。

2009/05/07

GW-5

連休最終日、やっと息子の熱が下がりました。
この日は、近所の小川で山菜採り。
一応、竿を出してみます。
ここでもチビ岩魚とアメマス一年生があちこちから飛び出してきました。

さて、川岸の崖を見ると上の方にチラホラとギョウジャニンニクが見えます。
ツルツルとした湿っぽい崖を登って必死に採っていると、
コクワか山ブドウのツルがありました。
迷いましたが掴ってみると、見事に折れて滑り落ちる。
滑り落ちた先に、いくらでも生えています。
苦労して損した。

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まだ微熱がある息子とヨメを置いて帰路につきます。
夕方の磯でボイルでもしてないかな、と気になったので
日本海回りで帰ることに。
もう薄暗い磯では、なんにも起こっていませんでした。
名物のコウナゴ漁が始まっていました。

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2009/05/06

GW-3

この日は、キリンソウさんを案内します。
案内するほどサクラポイントなんて知らないんですが、
アメマスを狙っていると、なんとなく怪しい場所だけはピンときます。
そんな、いいかげんなガイドだったりします。

とりあえず、昨日のサクラポイント。
風も潮もあって、何か起きそうです。
起きました。
キリンソウさんが2匹キャッチです。
私には何も起きません。

その後、謎の岩場探索。
突然登場した3名の刺客と話をしていると、キリンソウさんの
竿が曲がっています。
全員が注目するプレッシャーの中、kuroさんのファインプレーでネットイン。
あそこで話をしていなければ、私の釣った魚なんですが(嘘)

その後は完全マッタリ、投げ練で遊びながら
タイムリミットです。

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ヨメの実家に戻ると、ヒマになりました。
と、ヨメが小学生の頃読んでいた『美少女戦士セーラームーン』を
部屋で発見。
読み始めます。
まさにセーラーサターンが覚醒しようかという9巻で
なぜかコミックが無くなっていました。
ヨメによると全巻あったはずとのこと。
私の後を追って読み始めたヨメと一緒に部屋を探しますが
見つかりません。
二人でどうしたものかと相談しつつこの日は暮れました。

GW-4

あんまり考えずに朝、また磯に。
何にも考えずに投げては巻きを繰り返していると、
突然ノシンときました。
ブリンブリンと首を振っています。
サクラです。
やれやれ、と巻いているとバレました。

それから30分ほどすると飽きちゃいました。
ルアーだと集中力が続きません。
フライだと朝から晩までやってられるのに。
10時前ですが帰ります。


帰りに山菜でも、と川に寄ると雪代が治まってます。
試しに竿を出すと、小さな岩魚が群れをなしていました。

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どうやら、ニイチャンやネエチャンは、広い世界を目指して旅立っていったようです。
この子たちも来年は、青い海を目指していくのでしょうか。


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2009/05/04

GW-2

なんと、息子が熱を出してしまいました。
まさしく「生まれて初めて」のこと。
私の風邪がうつっただけで、たいしたことないのはわかってましたが
さすがに旅に出るのは。
無理して出かけようものなら、家庭の危機を招きかねません。
と、いうことで、連休中は朝イチのみの釣りをして、昼からは
一応、子供の面倒を見ることに。

朝、島牧まで走ります。

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先日、大型のチェイスがあった磯に来てみますが
何も反応がありません。
人だけは、どこから来たのかというくらい賑わってます。
反対に魚はサッパリ。


近くの磯に移動。
今度はルアーです。面倒なので。
波があったので、ジグでリフト&フォールをしてみると
何かが乗りました。
かなり重々しい引き。
緊張します。
ほんとに重々しい、と思っていたら重々しいアブラコでした。
狙うと嬉しいのに、狙ってないとなぜか悲しい。

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そろそろ昼が近づいてきたので、最後に昨年から気になっていたワンドへ。
フライで狙っていた時は、普通サイズのアメマスしか釣れませんでしたが
雰囲気が何かありました。
フライでは結果が出なかったのでルアーで調査。
何投目かですぐにサクラがかかりました。
今年の初物なのでヨメのみやげに。


ここでタイムリミット。
落ち着いて釣る時間がないので、この連休は
手軽なルアーで釣ってみることにします。

2009/05/03

GW-1

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GWは、ヨメの実家に行くことにしました。
うまくいけば、連泊釣行かも…とちょっと期待していましたが、
この後、思わぬ出来事が。