2007/12/24

みそぎ

2週に続いて休日も仕事にまみれ、ストレスにまみれ、
自分でもそれとわかるくらいに低気圧な気分に
なっていました。
忘年会も人と話すのが面倒つーかバカらしくてボーっとしてましたし、
ヨメに何か言われても生返事ばかりで。

身体にヨクないことこのうえなしの日々ですが
仕事なので誰かに文句を言うわけにもいかず。
そこに降って湧いた南風予報。
神様からの贈り物です。
久しぶりにちょこっとフライを巻いて、ワクワクしながら
ちょこっと寝ます。

暗いうちに起きて走る。
この釣りに向かう高揚感は他に例えられません。
これからの季節だけの『祭』ですから。

海に出た頃はすっかり明るく、波はそこそこも
並んでいる氏子たちは慌てふためく様子もなく、
釣れてないんだなあと。
まあ、それでもいいんです。
ここに来ただけでしぼんだ風船がふくらんできました。

そこそこ波があったので、まずは18番に。
実は新しい9番片手竿を手に入れたので、どうしてもそれを
使いたかったんです。
それとクリアのフルライン。これもテスト。
竿は申し分なし。もろに好みです。
ラインも巻きグセは心配していたほどでもなくいい感じです。

昼を前にして、いいかげんに魚も釣らなきゃあと移動。
海を見ながら転々としていると、エネオス裏に何かを感じました。
うねりが少し残っているので、ここは素直に両手。
釣り場に立って1時間ほど振りましたが全く反応無し。
周囲も釣れてませんが、魚がいることは間違いないか、
そのうちに回遊してくることが確かだと感じていました。

やがて待望のアタリ。しかし抜ける。返しの1投も抜け。
どうやら小さいようです。
この頃から水面に小魚の波紋が見られるようになりました。
チカでしょうか。少なくともイワシではありません。
この日の作戦は、ドロッパーを使わず、1個のフライをどんどん
ローテーションさせていくというもの。
人が多い日なので、魚はかなりスレているはずです。
スレ対策にスリム系ばかり巻いてきましたが、どれも喰いが浅く
イライラしてきます。
思い切って、ゾンカーをつけてみると1投目で乗りました。
30㎝ほどのチビですが今季初海アメです。
チビでも釣れると釣れないのでは今日という日の価値が違う。
やっぱりベイトはチカかオオナゴ(中)です。
Pc230004.jpg

これでいけるかと思いましたがまた沈黙。
狂ったチャーリー君にするとアタリはよく出ますが、
かかっても喰いが浅く、型も小さい。
ゾンカーにすると太った奴がガップリくわえてくれますが
その後が続きません。
ごまかしごまかし数匹を釣っているうちに
派手なボイルが目の前で。
直撃しても無視されます。
状況を変えるべく、長年ボックスの肥やしになっていた
デカゾンカーに替えて1投。即ゴン。
60㎝には届きませんでしたが太ったいい魚でした。
Pc230005.jpg

コヤシデカゾンカーは一撃で破壊されてしまったので
その効果を確かめる術はなくなってしまいました。
それからもチビは釣れ続きましたが、45㎝くらいのが
また小さめのゾンカーで釣れたのを最後にパッタリ。
Pc230010.jpg

4時前に早い夕暮れを迎えたので上がります。

帰りに漁港でマメイカをいたずらしてみたりして深夜の帰宅。

でも、この1日で薄汚れた気持ちはきれいさっぱり洗い流されました。

それにしても、一昨年のこの時期に活躍したゾンカー
昨年はサッパリでしたが、今年また効き目がありました。
どんなベイトのどんな状況にマッチするのかサッパリ
わかりませんが、最近のスリム系全盛の流れも絶対じゃあ
ないんだな、とこれまた面白い収穫がありました。

0 件のコメント:

コメントを投稿