2012/10/30

定例行事

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仕事がやっとひと段落。イカにしようか、それとも鱒でも覗きに行こうかと
ちょっとワクワクしかけていたら、毎度の入院に見舞われてしまいました。

今回は、重病疑惑もあったのですが、結局いつもの肺炎のみということで安心。
それがいいのか悪いのか。

2012/10/22

開幕

いよいよ秋も終わりに近づき、表のシーズンは残りあとわずか。
一度くらいは、1人でのんびり釣ってみたいと思っていたサケ釣りも
悪天候で中止に。
新しい釣りでも開拓してみようと、早朝からチクチクと準備してみますが、
いまひとつ、テンションが上がってきません。

時間も刻々と過ぎて、さらに腰が重くなり。

結局、家族で積丹に寿司でも食べに行こうかということになりました。
気乗りしない時には勢いに乗らない。と、昨年あたりから反省していたので。
以前は乗り気じゃなくても、行ったからにはテンション上げてがんばりましたが
がんばるだけの気力、体力がついてきません。
多分、年齢/仕事の疲れ/育児による疲弊/等々、要因は色々あるんでしょう。

ついでに、マメイカ開幕らしき報を目にしていたので、一応準備を。

半島の先端から戻りつつ、偵察しましたが、まだまだ釣り人も少なく、
これからが本番のようです。

結局、小樽の厩なら、とやってきました。
思ったより人出は無し。
それでも、1投目から乗りました。
まだまだ小さいですが、この乗った時のかすかな重みが
マメイカらしくて好きです。
潮も動いてポツポツと。
沖目でかけるとひと回り大きな型を見ることができます。
1時間で7ハイくらいかな。
暗くなると反応が遠くなってダレる。

結局、中途半端な釣果は、耳が痛くなるような冷たい風の中、
後ろでずっと待っていたノラの晩御飯になりました。
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イカが始まると、いよいよ裏シーズンの開幕です。

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2012/10/10

2012 凱旋門賞

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オルフェーヴル…。
直線抜け出した時は、「勝った!」とつぶやいてしまいましたが
今年も牝馬が勝ってしまうという結果に…。
斤量差これでいいのか、という疑問はさておき。

一頭抜けた力を持った馬なので早めの抜け出しはわかりますが
心配していた通りになってしまいました。スミヨン、これで良かったんでしょうか?

今回とそっくりだったのが、ダビルシム初の敗戦。
デットーリからスミヨンに乗り替わりの初戦です。

早めの先頭抜けだしでゴール前かわされる。
凱旋門賞と全く同じです。
どうしてこういうことになるのか?

サンデーサイレンス系は、早めに先頭に立つとソラを使う(よそ見をする)
傾向がかなり強くあります。
サンデー自身、調教の時は、あちこちよそ見をしながら猛スピードで駆けるので
調教で乗っていると、それは怖かったというエピソードがあるくらい。
孫の代のオルフェーヴルとダビルシムですが、そのあたりの傾向は
まだ続いているのでしょう。逆にそれが「競ると猛烈に強い」という
サンデーサイレンスの強さでもあり、両刃の剣といった一面になっています。
やっぱりこの系統とスミヨンは手が合わないのでは…。

終わってしまったことをどうこう言ってもしかたないのですが、
なんとも後味が良くない。のどに何かひっかかったような、そんな感じ。

2012/10/09

アオリークエスト2

ひと晩明けて、考えます。
まだ、アオリ釣ってねえやと。
またも思い切って、南を目指すことにしました。

朝、暗いうちはアオリを捨てることにします。
狙い場所も狙い方もわからない中、ひたすらエギを投げるのは
効率的ではないように感じました。
そこで、昨日と同じように青物狙いです。

この日は潮が弱く、たまにアタリがあるだけで
なかなか釣れません。
それでも、明るくなった頃に一匹目が釣れました。
潮が弱いせいなのか、この日はジャークやフォール、早巻きでの
反応がほとんどなく、ミドルスピードのステディリトリーブの途中に突然乗ってくる
パターンばかりだったようです。
それにしても、エギロッドに0.8号のラインで、ちょっと大きいのが
掛ったら、瞬殺間違いなしだろうなぁ、と潮の止まってダレた時合いに
想像していると、何の前触れも無しに、足元でドシンときました。
今までの40㎝台とは明らかに違う重さ。
強引に寄せて、足元まではなんとかなりましたが、見えてきた大きさを見ると
その時点で半分以上あきらめました。
テトラが見えた途端、ダッシュで潜って、まさに瞬殺。
60㎝くらいでしょうか。
悔しいというより、あー怖かった…というのが正直な気持ち。
それからもぽちぽち釣れて、この日は5本を上げましたが
バラシもかなりあり。
でも、ライトタックルでヒヤヒヤするから楽しいんでしょうね。

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すっかり明るくなったところで港内を眺めに行きます。
潮の止まった角のところに、小さなアオリが群れを作っているのを見つけました。
エギを投入すると、ほとんどは逃げてしまいます。
中には、ちらちらと横目で見てるのがわかるヤツもいましたが、
釣れそうな気配はありません。
そこで、さらに目を凝らしてさまよっていると、ついに
係留ロープについている、大き目の一匹オオカミを発見。
エギを落とすと、すぐに怒ったようになって向かってきます。
チョイチョイとシャクリを入れて、ついに記念すべき1パイ目のアオリが釣れました。

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それからも、群れは無視して、単独のアオリを目で探し、
エギで誘うことで、3バイのアオリを手にすることができました。
釣りの過程を見ていて思ったのは、エギに気がついてもなかなか慎重で
シャクリでは、すぐに逃げてしまうということです。
シャクリで逃げるくせに、その後のフォールでは、さらにギラギラとして、
徐々に徐々に間を詰めてくる、そんな印象です。
ブラインドで投げていても、そう簡単にはアタックしてきそうもありません。
イカはイカでも、なんだか小動物みたいなところがありました。

2012/10/08

アオリークエスト1

以前から一度は挑戦したいものだと常々思っていた
アオリイカのタックルを持ってきていました。
ちょっと遠出になるので躊躇していたのですが、この機を逃せば
きっと来年までそんなチャンスは無いでしょう。

フライボックスを忘れたので、かえって踏ん切りがつきました。
すっかり明けるのが遅くなった朝まだき、南へ南へと走り、
行きつくところまで着き、まだ暗闇の中、あちらこちらに目をこらします。

右も左もわからないので、とりあえず、一番近くにあった漁港で
様子を見ます。
おじさんが暗い中、鯖の数釣りを楽しんでいるだけで、
予想されたアオリイカ狙いの人は誰もいません。
はたして居るものか、居ないものか、それが問題だ、と
真っ暗な海中を照らすと、無数の鰺鯖に混じり、初めて見るシルエットが
漂い、明かりを嫌って海中に潜って行きました。

すぐにエギを垂らしてシャクるも、何事も無し。
港を歩き回り、エギ投射しながらシャクるも反応無し。
居るのは間違いないようですが、一向に追いすらありません。
すっかり明るくなると姿も見えず、疲れてしまいました。

ぼんやりしてると、先端で釣っていた若者が小さなフクラギをかけたようです。
そういえば、まだ暗いうちに先端でエギを投げていると、目の前で
かなり大きな魚のモジリが見えました。
サケだとばかり思っていましたが、もしかすると…。
と思い、準備をすることにします。
ところが、今回のタックルは、エギ竿のみ。しかも一本。
とりあえず、MHの竿なので、そこそこ背負えるはずです。
でも、ラインは0.8号。
その上、肝心のジグすらありません。
そこで思い出しました。
自作のイカジグが、エギと一緒になっていたはずです。
急いで傘針を外し、フロント側に段差フックを取りつけます。

外海に向かい遠投。
なんとなく見たことのあるようなストロークで
ジャークを入れながら巻いてみると、コツコツと何かが当たってきます。
そこで、さらに早巻き。小さな烏賊用セフィアでは、かなりしんどい。
ところが、すぐにドシンと乗りました。
手元まではたいしたことありませんでしたが、テトラが見えると
猛然とテトラに向かって突っ込んできます。
40㎝半ばのフクラギでした。
それからは、ボイルが目の前で起こったりしながら
次々と掛かりましたが、エギロッドの残念なところで
どうにも魚をコントロールできません。
6本くらいは掛けて、どうにか3本をランディング。
引きは、たいしたことありませんが、足元で根に潜ろうとするダッシュが
厄介な相手でした。
フライでも十分届く範囲でボイルが起こるなんて、さすがは南の果て、
別世界のような話です。
初めての地で、初めての釣りに遭遇し、
心に溜まった日々の垢が、ちょっとばかりはがれ落ちたような
そんな心持ちになりました。

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2012/10/07

3連休は、久しぶりにヨメの実家です。
秋の流れに鱒でも釣ろうと張り切っていましたが、
よくあるようにフライボックスを忘れてきました。
チェストパックに入っていたのは、真っ赤なサケ毛鉤。
フライパッチに寂しくしがみついている、いくつかの毛鉤で
釣ってみようかと、夕暮れ迫る流れに来てみましたが、
サケが川面を乱すばかりで、すっかりやる気というものが
失せてしまいました。

もともと、秋の流れは切なすぎて苦手です。
流れの傍にいるだけで、なんだか今まで失くしてきたものが
記憶の中から浮かび上がってくるような気がします。

こんな時は、やっぱり海に限るな、と明日は南下することを決めました。

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2012/10/02

浜益川 2012 サービス業勤務 第二部

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今年は自分の釣りは無理だなあ、とあきらめて
真っ暗なうちからせっせと同行者の仕掛けを作ります。
総勢4人の初心者を2人でお世話する次第。
自分でやっている時には、全く何も感じませんが
釣りっていうのは、針が引っ掛かったり、糸が絡んだり、餌が無くなったり
ベールが戻って浮きルアーが丸ごと吹っ飛んで行ったりと
とにかく予期しないことが次々と起こるもんです。

何としても、今回は釣らせなくてはなりませんから
気合いが違います。
自分の竿なんて持っていられません。
私はユキコとムラッチョ担当。

朝、まだ暗いうちに次々と魚がかかります。
ただし、周囲の人。
浮きルアーに好調な反応みたいです。
ジリジリしていると、ついに2連敗中だったユキコの竿が曲がりました。が、バレました。
そして、またも乗った、と思うと外れたようです。
アワセの感覚や動作を伝えるのは難しいなあ、とあらためて思いましたが
今更どうにかなるものでもなく、気合いで続けます。

明るくなるとほとんど反応が無くなり、マッタリモードに。
周囲は、朝のチャンスタイムに1人1本くらい釣ったようですが
我らが『チーム・ビギナーズ』は、カヤの外で撃沈ムード。
本気で焦ってきました。
パラパラと帰る人も出て、周りが空いてきたので、ここで浮きフカセに変更。
ここから流れが変わりました。
ついにユキコが念願のサケを手にしてホッとします。
その後は、また気配が無くなったので、昼からは自分のフライロッドを手に
少し上へ。
2投目くらいにイキのいい魚がかかりましたが、最後の最後にバラしてしまいます。
やはり、今日は自分の釣りはムリか、とあきらめていると、電話がありました。
どうやら昼過ぎに、『チーム・ビギナーズ』でちょっとした祭りがあったみたいです。
戻ってみると、新しい魚が湧いたようで、銀色のいい魚がずいぶん釣れていました。

やれやれとひと安心して、その横でフライロッドを振ってみると
海から新しい群れでも入ってきたのでしょうか。イルカのように
ザブザブと水面に乗り上げる魚たちが見えます。
投げるたびに何やらコツコツと怪しげな反応があり、1時間もしないうちに
リミットを達成してしまいました。
浮きルアー、浮きフカセ共にほとんど釣れない中、フライだけには
入れ食いというのも不思議なものです。

ちなみに、午後の『チーム・ビギナーズ』は、
午前と反対に、周囲がほとんど釣れない中、次々といい魚をかけて
終わってみれば全員で20数本。
釣りとしては至極単純なサケ釣りですが、本当に微妙な違いで
大きな差が出るようです。
まあ、奥が深くない釣りはないということで。

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ムラッチョもユキコもたくさん釣れて、お父さんは、ただただ安堵したのでした。