2008/07/30

失くしたくないもの

相変わらずイワナが釣りたくて、適当な川を探して入ってみました。
適当なだけに、魚がいるかどうかもわかりません。
ただ、橋桁から釣り人道がついてます。何かいるんでしょう。
入ってすぐにハンピーに何かがかかる。
チビです。バレました。
イワナじゃあなさそう。
それからは、どこにも魚らしき影を見かけませんでした。
いかにもイワナがいそうな、いい感じの川なんですけどね。
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それからは、場所を移し、フローターを準備してダムへ。
インレットをのぞくと、大雨でも降ったのか大量の泥と砂が
堆積して、深みがすっかり埋まっています。
ここは、私が一時期中断していた釣りを
再開するきっかけになった思い入れのある場所。
それだけに言いようのない寂しさを感じました。

あの日は魚があちらこちらに跳ねて、
それをかけるたびに笑いさざめいて、
初夏の晴れた日の光が画面いっぱいに溢れるような、
そんな日でした。
それが今日は、風景は雨に濡れそぼって、
湖面は色を失くしてどんよりと澱んでゴミを浮かべて
魚は姿を消したまま現われてきません。
時とともにみんな変わっていってしまうんでしょうか

下手に場所を移し、40㎝ほどのブラウンを
やっと1匹釣ることができました。
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ちょっとホッとして、暗くなった湖を後にします。

2008/07/28

ハンピー

久しぶりにフライを巻きました。
なんだか最近、巻こうという気力が湧かなかったのですが
体調イマイチで家にこもってたせいでチマチマと。

なんとなく川フライを巻こうと思い立ちますが
何を巻いていいものやら思いつきません。
なにせ、川で真面目に釣ったはいつのことやら思い出せないくらい。
気がつけば子供の頃、無条件に信奉していた
ハンピーを巻いていました。
尺ヤマメに、倒木に巻かれて涙を飲んだデカい虹鱒に、と
ヘタクソだった私にも、どういうわけかこのフライは
そこそこの魚を連れてきてくれたものでした。

この間買った「プログレード」のハックル(3千円弱)の
あまりのストークの長さに驚愕し(1本で十分足りるなんて…)
時代の変化に取り残されてる感がヒシヒシと。

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2008/07/27

遠い川辺

1週間釣りをしなかったことで、なんとなく釣欲が静まった。
時間を見て本を読んだり、竿を作ったり。
そうしていると、なんだか無性に川辺に立ちたくなった。

近所の豊平川でウグイや放流虹鱒に心ときめかせていた頃。
どういうわけか、父親が「渚滑川が釣れるらしい。」と
話し出した。
釣りをしない父親だが、どうやら出張中にウワサを聞いてきたらしい。
当時から役場が放流に力を入れていたおかげで
魚はたくさんいた。
そこで、夏休みは連れて行ってもらうことになった。

たいした魚が釣れたわけではないのだけれど、
その後も何度か続いた渚滑川への父親との釣り旅は
私にとって何よりも楽しみなものになった。
出発前の晩は、あまりの期待感に眠れなくなって
転々と寝返りをうっているうちに朝になってしまっていたり。

渚滑川が全国区になってしまってからは、
すっかり足が遠のいていたのだけれど、
なんだか突然、行きたくてたまらなくなった。
今年の夏は、1度訪ねてみようと思ってる。

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向こうで投げているのがガキの時分の私。
500円で買った三平Tシャツを着てました。

2008/07/22

最後の自由な買い物

今までは共稼ぎの2馬力にものを言わせて
あれこれ考えずに買い物をしてきた。
といっても意外にケチで結構上手に買い物をしてきた
つもりではいる。
オークションの急速な発展を受け、
上手に買えばほとんど損はしない時代。

とはいえ、1馬力となり、ネコだけならまだしも
人間の家族が増えるとそうそう好き勝手には
買えなくなりそう…。

ということで、最後に何かひとつ「いいもの」を
買っておくことにした。
これから先も価値が変わらず、長持ちして
役に立つもの。
難しい。
竿はヘタるしリールはもう要らないし。
となると、長い間迷ってきたアレかな。

時は30年近く前、
近所にあった(フライ用品も扱う)鮎の店で
確か1万円くらいで購入したオフトのバッタもんバイス。
なんとなく、買い換える機会もなくここまで使ってきました。
しかし、1度くらいはもう少しマシなのを使ってみたい。
と思い、ダイナキングのバラクーダを購入。
ソルトフライといえば、ダイナキング印という
ブランド力に負けてみました。

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物凄く壮麗。みすぼらしいタイイング用ちゃぶ台には
そぐわないことこの上なく。
慣れないせいか、ジョーにフックを挟むだけで四苦八苦。
掌の一部になっていた古バイスのほうがよかった…
など地味に思い始めてます。

2008/07/20

こもってコツコツ

きわめて私的なことですが、子供が生まれました。
自由を守るためにもオレぁ一生結婚なんぞしまいと
誓ったのが遠い昔。

これもまた人生。なのか?
まあ、なるようになるでしょう。

とりあえず、連休は出歩けないので、かねてから気になっていた
ブランクのストックを取り出してみます。
ここで組まなきゃあいつやるの、というタイミング。

#10のtemple fork Ticr
対磯アブ用にできるだけバットの硬い竿を、と探して購入。
予想以上のゴツさとバットのガチガチ感には驚きました。
40グラムくらいのメタルジグが投げられそうです。
果たして1日振れるのか。

#7のPacbay Rainforest2
海の雑魚用に、と思って買いましたが、7番は他にも2本持ってます。
高反発でいい感じのブランクなんですが使い道がありません。
今回、とある目的用に組み上げることにしました。

#5のRainshadow RX6
港のソイに、と以前から欲しかった5番を。
ちょっと重いけれど安いから。

どれもヒマが無くてかなり寝かせてましたが、
いじってるうちにムラムラしてきたので、近日完成予定。
あと2、3本組めたら組みたいなあ。

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2008/07/13

スケジュールびっしり

ここのところしょっぱくない水で釣りをしたい思いがムラムラと
抑え難く、かといって海のいい季節を逃す気も無く、
どちらもやってやろうという欲張りなスケジュールを組み、
朝から出かけます。

朝と夕にヒラメ、暑い昼は藪川にでも逃げようという魂胆。
大抵、アブハチとらずに終わる計画ですが、
後であれもこれもやっときゃあよかった、と思うよりも
やりたいことをやってやろうと、少しばかり意地になり。

朝、潮がほとんど動かない中、反応もなく。
ひと通り試しましたが何も起こりません。
これで最後、とヤケッパチの「赤パルス激ジャーキング」で
1投目、リフトでひったくられました。
サイズもボチボチ、引きは今季一番。
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これだけ潮が無い中釣ったのは初めて。
反射喰いをうまく誘発できたようで、ちょっと嬉しい。

その後、ヒラメを求めてやってきたM村ご夫妻をポイント案内。
「サクラは無視するように…」と言っておいたのですが…。
旦那様、浮気はいけません。

奇跡的に計画通り、朝に釣れちゃったので、
安心して川に向かいます。
この間の迷走中に見つけた川へ。
地図で見るよりヤブヤブです。
フライはちょっとキツイですが久しぶりの川は
綺麗でした。

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肝心の釣りは、チビヤマメの猛攻にすぐにヤル気が無くなり、
30分ほどで上がります。
淡水は遠征しないと楽しめる場所が少ないのがツライなあ。
本当はイワナが釣りたいんです。

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竿もリール下ろしたて。2年くらい寝かせてました。

夕方の部、と思っていたところに電話でヨメに
呼び戻されます。
しばらく釣りはムリかな。

2008/07/06

サミット前

サミット前、噴火湾に抜ける道は、
明日から交通規制が入るということだったので
あえて行ってみました。
どれだけものものしいか興味があったので。

検問にはひとつもひっかからず到着。
拍子抜けです。
本当は南下してサーフでアメサクラ狙いを考えていたのですが
寝坊したのでメジャー場所で済ませることにしました。

釣り始めてすぐにヒラメ。ちょうど40㎝です。
もういいサイズが釣れるシーズンは終わっちゃったのか!?
お帰り願いました。

その後、潮も止まったので昼寝。
暑い…。

1匹釣れたので新規開拓をめざして初めての場所へ。
1度アタリがあったので見ていると60㎝近い魚が追ってきました。
サクラ?というよりアメっぽい。
でも釣れませんでした。

夕方は、面倒なのでまた朝の場所。
朝と全く同サイズの40㎝。
朝はパルスワーム、夕は魚道HSです。
同じ魚かと思いましたが帰ってから写真を見ると模様が違いました。
どういうわけかヒラメは1㎝も違わないサイズがまとめて
釣れる傾向があります。
同級生なのか?

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暑さにやられたのか、なんとなく気合の入らない1日でした。

2008/07/03

道は続くよ?

釣りの帰りにいつもの道を折れて裏道に入ってみました。
地図をなくしてしまったので、勘が頼り。

霧の中を進み
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いい感じの道を見つけ
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景色も素晴らしい
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ここまでは良かったけれど、進んでいくうちに道は狭い砂利道に。
自分の現在地も完全に見失い、途方に暮れる。

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この先に進む勇気はとても…。

しかたなしに元の道をしょんぼりと戻りました。

後で地図を確認すると、もう5分も走れば目的地に着いたらしい。
あそこで進む勇気があれば…と後悔。