2015/02/21

アキレウスと亀

先々週、十八番では、なかなかいい釣りができました。
そこで、漁港仕様の毛鉤をこの二週間、たくさん巻いて、
準備を整え、それだけでもう釣れた気分になっていました。

弱い出し風で、波がそこそこ、これはもう釣れたも同然です。



しかし、釣れませんね。
潮が前回より弱いのは間違いありませんが、それにしても
全く釣れないわけも無し。
毛鉤を徐々に繊細なものに替えていきましたが、どうにもこうにも
結果は出ません。



しかたなしに移動。
こちらは、さらに波もあって潮がかなりいい感じで動いています。
投げるたびに、「ササッ」と毛鉤をさわっていく感触だけは
たまに伝わってくるのですが、やっぱりどうにもアタリが出ません。
いい加減、頭にきたので逆張りで、大きなクラウザーミノーに替えてみると
ガガッとこの日初めてのアタリ。
色が良かったのか、大きさなのか、それてもパターンなのか。

まずはサイズを落としてみると、アタリは出ますがあまりにショート。
次に、同じ色(マテリアル)で違うパターンに替えてみると、全く反応してくれず。
迷宮入り感、漂います。

またまた元の大きめクラウザーに戻すと、一度は乗ってのバラシ。
やっぱり今日はこの毛鉤でしか釣れないのかな?
も一度投げると、ホッとする1匹目。
小さいけれどもこれで帰れます。



毎度毎度のことですが、海での雨鱒釣り、
一度は抜群に効いた毛鉤を、当然の如く家に帰ってから
張り切って量産するのですが、
必ずと言っていいほど次の機会に期待に応えるような働きをしたことはありません。
追いかければ、逃げ、追いかけても、追いつかない。
そんな空しさを感じる海フライ。

ただ、そんな毛鉤が何年かボックスの隅で眠っていた後に、
ある日突然、矢鱈滅多の活躍してしまうことも、たまにあって、
使わないのに捨てられない、そんな毛鉤ばかりが増えてしまいます。

そういえば、きちんとフライで釣れたもう1人のお客。




2015/02/17

幸せ

今日、釣りに行けた人は幸せです。



職場の窓より…

2015/02/14

近いような、遠いような

2月も半ばになると、今年は暖かい日が飛び石で
訪れるようになりました。
この間も、うまいこと休日はいい天気になってくれるなんて書いてみたんですが
書いた途端に週末嵐。
野球中継で、「解説者が誉めた選手は凡退する」のと同じ原理が働いた模様です。

あんまり考えなくてもいい、久しぶりになる、冬の定番、小樽~余市、古平コースを
選択。ぶらぶらしてくることにします。

まずは市場で仕入れ。
去年のこの時期、ずいぶん安く手に入ったヒラメや赤ガレイを楽しみに
していましたが、ヒラメは全く無く、赤ガレイも小さめで、まだちょっと
早いのかな。
真鱈の頭は、強烈でしたが、鍋にしたらけっこう食べるところがありそうです。
しかも安い。



博物館では、主役はすっかり下の子になってしまいました。
上は鉄道を卒業しそうです。
最近のブームはスターウェーズ。


この後は、温泉に入り、お寿司を食べて、釣りでも、と思いましたが
残念ながら子どもたちのおかげで釣りは叶いませんでした。
まあ、いいか、と思うことが大事。



2015/02/08

選択と、少しの後悔

今年は、うまいことシケの合間と週末の休日のリズムが
リンクしてくれているようです。
この日もどこでもフライロッドが振れる、幸運な日。
逆に朝一番でどこに入るべきか、いつもの如く迷います。
前回は、島牧で外したしなあ、と考え、思い切って猫港まで
走ることにしました。

プラス気温で快適走行かと思いきや、途中からは
経験したことのないようなスケートリンク路面。
冷や汗をかきました。
+3℃で、なぜこんな現象が起きるのか、どなたか教えて
欲しいです。

猫港は一見、潮が動いているように見えて、毛鉤を通してみると
さっぱり。表層しか流れていない模様でした。
たまぁにポツリとボイルは見えますが、かなり渋く、奥の手毛鉤で
やっと細い魚が1匹。
釣れたところで撤収を決めました。
第一の選択は失敗でした。

川にもちょっと寄ってみますが気配無く、
海岸を見ながら戻りますが、意外に波高くて島牧まで
戻ってしまいました。


ここまでは波が高かったのに、島牧の海岸はペッタリと
静まり返っています。
もう昼を過ぎ、帰ろうかという気持ちも頭をもたげてきましたが
ちょうど上がってきた釣り人に尋ねてみたところ、
「潮も動いているし、魚もいますよ。」
との返事。
戦うだけの気力もないので、目の前の苦手な十八番に
入ってみることにします。
この十八番、人工リーフの内側だけに魚は賢くて、
私のようないい加減な釣り人にはなかなか釣らせてくれません。
ただ、さっきまで釣っていた漁港も激戦地。
漁港仕様の毛鉤を投入して、苦手克服を目論みます。

思い切り投げ込んでみると、ベタベタの割に潮が動いて
これは、間違いなく釣れるな、直感しました。


軽い追い風に乗って、沖の潮が動いているあたりまでラインを伸ばすことができると
必ずと言っていいほど反応があります。
ただし、毛鉤が合わないと全くダメ。
ここでは漁港の経験が生きました。

ポツポツと釣れて1時間。夕方までやれば、かなりの数が釣れちゃうんじゃ、と
期待したのがいけなかったのか、突然、北西からの強風が吹き始め、
見る見るうちに波が上がってきます。
十八番と言えども、向かい風にザブザブ波をかぶる状況では
なかなか釣りにはなりません。
朝から来ていれば、とまたしても後悔。
選択が正しかったと鼻息荒く振り返ることができる日は来るのでしょうか?

それでも、波と風が落ちた時にはきっとアタリがあり、努力には、それなりの報いが
あるものだから、ついつい粘ってしまいます。
半日向かい風に立ち向かっていると、そのうち肩が上がらないようになりました。
ちょっと前まで、朝から晩まで竿を振っていてもこんなことなかったのに、
衰えを感じるここ一年。



2015/02/07

ハシゴ

上の息子は、雪まつりに行って、ダースベイダーを見たいと言い、
下の子は、さけ科学館でぶどう味のアイスを食べるんだと言い張り、
面倒なので両方行くことにしました。

まずは、雪まつり。
仕事以外で来たのは、もしかすると学生の時に大雪像作りのアルバイトを
していた時以来かも。いや、その時も仕事か。

大きな雪像が3基くらい。氷像1基。
そして、数えきれないくらいの屋台。
これは、雪まつりなんでしょうか?
あまりに雪像が少な過ぎます。予算等で色々と難しいのは
知っていますが、これで海外から人を呼ぶなら、スッパリ止めるか、
当初の理念に立ち返って、市民雪像のみにしてみるとか。
来年あたりは、詐欺罪で訴えられそうで怖いです。


暗黒面の力は恐ろしいからなあ。


さて、その足で我が家の定番、さけ科学館へ。
サケ稚魚、ずいぶん大きくなりました。


息子たち2人は、ひとつのぶどうアイスを2人で分けて満足したようで、
いたって平和でした。