2011/12/30

アブラッコイ

年末はヨメさんの実家です。
残念ながら、今年は悪天候で思うようにならなかった年末ですが
どうにかこの日は釣りができそうだったので、夜イカ、昼アメを
夢見て寝袋を持って日本海まで渡ります。

が、予報より波は落ちませんでした。
イカは、狙っていた場所では釣りができずに断念。
朝から島牧で雨鱒を狙ってみますが、生コン裏でしばらく何事もなく、
赤灯前に移動。
そのすぐ後に新たに試してみたルアーに何かが掛かります。
何か変です。
何が変かといえば、底へ底へと突っ込んだり、突然止まったり。
考えられるのは、
1.スレ
です。そうこうしているうちに、周囲に人が集まり、注目を浴びて
しまいました。
しかし、私には心配がありました。
どうもこの底へ突っ込む引き、アブラコみたいです。
2.アブラコかも。

もし観衆の注目を浴びる中、アブラコでも釣りあげた日には
苦笑が巻き起こること間違いありません。
そうこうしているうちに魚が寄ってきます。
かなり強引にズリ上げると、チラリと魚が見えました。
どうやら、そこそこの型の雨鱒だったみたい。
ここで、フックが伸びて外れます。
スレだったのでしょう。
近くの人が、「いい型でしたね…」と慰めてくれましたが、
アブラコだと思っていた私はホッとするばかりでした。

今年のイカは、天候に恵まれなかったなあ。



2011/12/26

ブラックサンタ

ドイツあたりには、サンタは双子で
1人は紅白の衣装でプレゼントを配り、
もう1人は、黒い衣装で悪い子に石炭を配ったり
汚いものを渡したりするという伝承があるそうです。

よい子グループには、とても入れそうにないわが子には
ことあるごとに
「おまえは悪い子だから、黒サンタが来るぞ。」
と言っておきました。
しかし、口だけは達者な彼は
「黒サンタは、パワーショベルで潰して、ロードローラーで穴に埋めた。」
などと反論し、全く恐れることなんてないように見えました。

だから保育園にサンタが来た話をした時に、
「サンタは赤かったよ…。」
とホッとしていたのがちょっと面白かった。
blacksanta.jpg

2011/12/25

子どもの日

大荒れ予報でしたが、家の周りだけは静かでした。
昼は、独り静かに投げに行きます。

本当は、久しぶりに8番ラインを新調したので
それを使って投げるつもりでしたが、なぜか持ってきた竿は7番。
お粗末さまです。
しかたなく、一緒に持ってきたグラスロッドを振ります。
グラスロッド、どれもあまりに個性的です。
素晴らしい竿があるんじゃないかと色々と手にしてみましたが
個性=良さというわけではなく、なかなか難しいもんです。
でも、どれも同じに思えるグラファイトロッドとは違った面白さが
あります。

P1090777.jpg


そして、夜は子どものための日。
なんだか気疲れしました。

P1090793.jpg

2011/12/19

無駄遣い

天気予報で風を見て、絶対無理だとわかっていても
とりあえず行ってしまいます。
ことわざにも言う通りです。
「バカは行かなきゃわからない」

P1090699.jpg

行ってみるとお目当ての場所はザブンザブンと波かぶり。
予想通り何もできずに帰ることになりました。

P1090706.jpg

帰りは、最近定番の市場で食材の仕入れ。
15時近くに行ってみたところ、もう店じまいの準備で慌ただしく
ちょっと遅かったようです。

2011/12/18

寝ない子誰だ

天気も悪く、釣りに行ってもどうにもならない予感。

それにしてもいつも困るのは、うちの息子の寝つきの悪さ。
3歳児にして11時まで寝ないことも珍しくありません。
毎日、どうにかこうにか寝かせている現状。
P1090691.jpg



子どもが眠ってから、起き出してやっと自分の活動を
ゴソゴソとするわけなんですが、寝るのが遅いので、
こちらも夜更かしが多く、そのせいで体調を崩してる気もします。
でも、早寝ばかりでは、何にもできないし…。

どこにも行くところがなく、ショッピングセンターのゲーセンで
遊ばせただけに終わりました。

P1090685.jpg

2011/12/14

奇跡の復活か?

もうひとつ、奇跡の復活と一部の巷で騒がれている
I am the Resurrection,
The Stone Roses です。
2枚しかアルバムを出していないのに、当時のインパクトは
相当で、私にも青春時代があったとすれば、まさしくその頃
一番ハマっていたのが彼らでした。
Oasisにしろ、Cold Playにしろ、彼らの影響は大きいなあ、と
感じずにはいられませんが、その彼らが再結成するとのこと。
18年ぶりのアルバムも作っちゃうということで、
私も一緒に盛り上がりたいのはヤマヤマなんですが、どうにも醒めてます。
若いころなら一緒になって、素直に盛り上がれたんだろうなぁと
思う今日この頃。

I am the Resurrection


Sally Cinnamon


2011/12/13

オレンジ党 最後の歌

奇跡の復活、というのはあくまでも個人的な感想ですが
今からもう30年前に出版されて、一応の完結を見ていた
天沢退二郎の「オレンジ党シリーズ」に続編が出るとの話を見かけたのが
一ヶ月ほど前。
ついに送られてきました。
『オレンジ党 最後の歌』
まだ読んでないんで何も言えないんですが
良くても悪くても何も言うつもりありません。
出してもらっただけで満足です。

orangetosaigonouta.jpg

2011/12/11

やっときた

ここ2週は、マイカとマメイカこそ釣れていますが
狙っている肝心のヤリイカは、さっぱり。
いくらなんでもそろそろ釣れるだろうと懲りずに積丹まで
出かけてみます。

思っていたより西風強く、初めに考えていた場所は不戦敗。
しかたなしにマメイカでも釣ろうと、前回、前々回と好調だった
場所を滑り止めとしてジクジクと狙ってみましたが、こちらも
生命感0。全くどうにもなりません。
どこも、何というか釣れる気がしません。
全滅の予感です。

最後の最後に、ほとんど実績は無いけれど、少し戻って気になる場所へ。
エギを沈めてみると、この日、初めて何かを感じます。
ただ、しばらくは反応のないままじっと耐える時間。
そのうち、エギをズルッと触る感触が。ひと呼吸置くと乗りました。で、バレました。
慌てて投げ、沈めてひとシャクリ目でしっかり乗りました。
胴長30cmくらいありそうな、いいサイズのヤリイカです。
ミズイカサイズではなく、本物のヤリイカが釣れる季節になりました。

それからは、パターンを掴み、群れが来るごとに触ってきます。

最近、ヤリイカ狙いでは、ナオリーのDタイプを愛用しているのですが
勝負が早い半面、反応を出してうまいこと抱かせるのにちょっとコツが
要るようです。なんとなく、そんなところも色々試すことができました。

結局、この日のラスト2時間ほどで7ハイのヤリイカを釣ることができ、
あの甘ーい刺身にありつくことができました、が、
残りを一夜干しにしようとしたところ、
カラスにほとんどやられちゃったというオチあり。

img0121193.jpg

2011/12/04

逃げ撃ち

毎度毎度の週末大荒れ予報。
荒れる前に攻めて即撤収。
ヒットアンドアウェイ作戦です。

仕事後にがんばって息子を風呂に入れ、同時に床に。
普段は寝つきの悪い私ですが、
週末、仕事疲れのたまった身、あっと言う間に眠れます。
深夜、独りムックリ起きて出発。

今年のヤリイカは、少し遅れているようです。
昨年の経験では、10~11月に「ミズイカ」と呼ばれる小さめのヤリイカが
港内に入ってきて、それからちょっと間を空けて大きなヤリイカが本格的に
やってくるようでした。
今は、ミズイカ後のエアポケットか?

東風の恩恵で、場所は選び放題。
時間も無いので昨年の実績場所に入ります。
無風ベタ凪、これで釣れれば…。
2投目にひったくられ、十分送り込んでアワセ。
あまりに引きが強過ぎます。
予想通りマイカ。しかも一荷です。
それからは、さわりもなく、場所を移動してすぐにまたマイカ。
どうやらヤリイカの気配はなさそうです。
マイカ、どうしても好きになれません。胴体掴むとそっくり返って
手にしがみつこうとしてきます。コワイ。

P1090561.jpg

それからは、港巡りをしているうちに夜明け。
P1090565.jpg

明るくなったら何を釣るか迷いましたが、近くの港にホッケを見に行ってみます。
物凄い数のカタクチが港に入っていて期待しましたが、ウキ釣り組が釣っていたのは
ローソクボッケ。
色々とルアーを試して一番良かったのが、スピンテールジグ。
風の中でもよく飛ぶし、アブラコにも効くし、これから海で
期待のルアーです。
少しホッケと遊んで満足しました。

帰りには先週に続きマメイカ。
今回はかなり渋い。
隣で釣っていたオッチャンは、釣れないと嘆いていました。
頻繁にアタるのですが、乗せきれずにバレてしまうのが大半。
これはこれで面白いな。
エギとスッテの色でかなり乗せられ率が変わってきます。
すぐやめようと思って始めたのに、ムキになって
40パイほど釣ってしまいました。

それにしても、広い港内、どこにでもイカはいるはずなのに
どういうわけか、人が固まるのは一か所。場所取り大変です。
みんな、どこかで情報を聞いてそこに集まるんでしょうが
自分で確かめてみようと思わないのが不思議です。
私が釣っていた場所は、オッチャンと二人きり。貸切でした。

2011/12/02

冒険エレキテ島

そういえば、鶴田謙二の新作を買いました。
『冒険エレキテ島』
2012年からアフタヌーン誌で連載開始、だそうです。
多分、開始はしないでしょう。

この1巻だけで終わったら寂し過ぎる…。

51EZFKLXQbLSS500.jpg

2011/11/27

エンプティ

このところ大荒れ、小康状態、かと思えばまた大荒れ、と
天候は全く落ち着くところがありません。
この週末は、大荒れ後の小康状態、ちょい荒れに当たってしまいました。
一度くらい、好き放題に行き先を選んでみたいとふつふつと不満を抱きながら
毎度の場所選び。
結局、西風がついた時にはほんのわずかしか選択肢がないんです。
あまりに風が強いので、この週末はイカをあきらめ、ドボン釣りにでも、
と割り切りかけたところで先発した同僚から連絡が入り、
「なんとか釣りになるから来てみたら。」とのことです。
それでも、乗り気になれず中止連絡をしようとすると
「ぜひ、こっちに来て一緒に釣ってみてくれ。」との要請を受けました。

決して近くはない現地に着くと、同僚はいません。
電話をすると「寒いし全然釣れないので移動した。もう帰るかな。」
とのこと。
話が違います。そんなんじゃあ、来るんじゃなかった。
それでも来たのだから、と投げ釣り組と並んで釣り始めました。
全くアタリません。
投げ釣りも何一つ反応がないとのこと。
でも飲んじゃったから朝までがんばるんだ、と何だか楽しそうです。
前回は、そこそこ釣れたソイでも、と狙ってみますがこちらも呪われたように
ツントン無し、皆無、虚無です。
風裏になる隣の港も、同様に真空の隙間のような海況で、
まだ日付が変わる前ですが、心折れました。
ぼんやりシートで座っているうちに爆睡。
目が覚めるともう明け方です。

これほど生命反応のなかったことは、今まで経験がなく、
ここまでくるともう意地です。
足元でソイを狙ってみると、小さなワームにそれに見合った魚が
次々と釣れてきました。
どうやら、呪いは解けたようです。
すっかり明るくなったので、今度はマメイカを狙ってみます。
昨年は釣れ過ぎてバカにしていたマメイカですが、
今年は例年通り、正常な釣れ具合。
真面目に真面目に立ち向かわないと釣れません。
1投に1パイペース。
バクチの要素のあるヤリイカと違って、これはこれで愉しい釣りなんです。
2時間ほど釣って、30ハイくらい。
最後まで意地を通したツケは、週末に疲れを残してしまったところでしょうか。

P1090553.jpg

2011/11/25

キンチェム(Kincsem)

img09011.jpg


馬を見るのが好きです。
馬券は全く買わなくなりましたが、どこにどんな馬がいるのかは
いつも気になっています。
男というものは、いくつになっても
ミヤマとノコギリ、どっちが強いんだ、とか
次元のM19と五右衛門の斬鉄剣だったら、とか
最強の拳銃は何ぞや、とか
そんな話が好きなんです。

そんなわけで、名馬物語、のようなものも一時期
よく読んでいたわけなんですが、その中でもひと際印象に
残っていたのが、19世紀ハンガリーの生んだ名馬、キンチェム(Kincsem)です。
牝馬の身で54戦54勝と引退まで無敗。
近年、20戦19勝のゼニヤッタという牝馬のスーパーホースが出ましたが
戦績だけを比べるとキンチェムの圧勝です。

強いだけではなく、仲良しの猫やトレーナーとのエピソードも
ほのぼのとさせてくれます。

馬の面白いところは、歴史の1ページになってしまったような馬からも
しっかり現代への繋がりを見つけられるところです。
1974年には、キンチェムの牝系子孫、ポリガミー(Polygamy)がエプソムオークスを勝っています。
そしてさらにそのポリガミーの同血牝馬の子孫、キャメロット(Camelot)が今年、
2歳G1のレーシングポストトロフィーを圧勝して、エプソムダービーの有力候補になりました。

_56220929_56220249.jpg

ちなみに、Camelotの父は、モンジュー(Montjeu)、凱旋門賞でエルコンドルパサーを負かした馬です。
この間紹介したダビルシムは、仏クラシック戦線に出てきそうですから、
来年度の凱旋門賞では、もしかすると二頭の対決が見られるかもしれません。

冒頭の版画は、うま年の年賀状に使うのに、昔彫ったものを発掘しました。

2011/11/24

PEライン

PEライン、色々あって悩むところです。
高いのはバカ高いし、安いのはちょっと心配になります。
以前、安い『スムース』なるPEを買ってみて、一度の使用で
怒り心頭、即刻クビにしたこともあり、買い替えにはいつも
気をつかっていました。
ファイヤーラインのような編んでないものが、きし麺みたいに
ひらひらになるのも勘弁です。
せっかくの細さが台無し、きっと潮を満開に受けてしまうに
違いありません。

値段とのバランスで一時期よく使っていたのが、サンラインの
『キャストアウェイ』です。
pe-castaway.jpg

ネットでは、かなり安く手に入ります。
編みもしっかりしていて、トラブルが少ないのは○です。
ただ、比重を増すためのポリエステルのせいか、
ちょっと太い。
エギを使う時のようにできるだけ細くしたい時は、減点になります。

今のところの主力になっているのが、よつあみの『G-SOUL PE』です。
はじめは、高価なWX8(8本撚り)を使ってみました。
確かに表面も滑らかで糸鳴りもほとんどなく、これはイイ、と
思ったのですが、一本一本の撚りが細いので、耐久性にちょっと
不安がありました。
次に使ってみたのが、スタンダードモデルのG-SOUL PE。
main.jpg
こちらは4本撚りで、ネットで買えば150mでも千円台です。
ほつれにくく、安心感があります。
それと、よつあみのラインは、他社製に比べて太さ表示が正直です。
同じ号数で表示されていても、買ってみたらびっくりするくらい太くて
ガッカリしたことがあるのでは?
同じ号数のボンド表示がいくら強くても、実際太いんじゃあ意味ありません。
PEラインの太さに関しては、業界に基準がないそうで、メーカー任せのようです。
バリバスとよつあみは、この点しっかり表示している気がしてます。

この間、このG-SOULシリーズにX3なる新製品が出ました。
3本撚りの分、かなりお安くなっています。
8本撚りより、4本撚りの方が気に入ったということは、
これは、もっと安くていいかも…とすぐに買ってみました。
結果、きし麺でした。
0.6号でもひらひらで使う気になれませんでした。

ガラスのピラミッド

中途半端な季節の中の、半端な休日に似合う施設。
天気さえよければ、柔らかい暖かさの中、冬場には貴重な
光合成ができる場所です。

P1090507.jpg

P1090530.jpg

2011/11/22

初冬、嵐

P10904631.jpg

仮眠と思っていたら熟睡していました。
すっかり明るくなった港は、人もまばらで釣れていないようです。
なんとなくそのまま川を眺めに行きます。
P1090456.jpg

ちょっとだけドボン練習をして、帰途に。
すぐに物凄い嵐がやってきました。


帰ってすぐに約束していたさけ科学館へ。
駐車料金も無料になり、気軽に来れるようになりました。
ガチャポンでアマゴを捕獲。

P1090478.jpg

2011/11/20

真烏賊・哀歌

天気が全く読めません。
予報を見るたび、雨だったり晴れだったり
西風北風南東風。
風向きによって、釣りになる場所も変わってきます。
夕方少し前に息子を早めのフロに入れて、
どこへでも行ける態勢でゆるめに出発。

迷いに迷いましたが、積丹なら表裏でやり繰りも
できようかという結論に落ち着きました。
しかし、風も波もそれほどではない割に海が
濁っています。
ちょっと前までは、相当荒れていたようです。

昨年のヤリイカ豊漁を夢見て、濁った海を探りますが
全く反応なし。
そのうち、何かがかかりましたが、ヤリイカにしては
強過ぎる引き。
ソイかな、と疑って足元から強引に浮かそうとすると
バレてしまいました。
その後は、何事もなく、場所の移動を決意します。

フラフラと漁港巡りをしているうちに、濁りのない港を見つけ、
独り先端に向かいます。
コワイ。
1投目、さっきと同じ強烈な引き。
足元まで寄せるとイカです。
巨大なヤリか、とドキドキしましたが、上げてみると
大きなマイカでした。
ちょっとガッカリです。
次もマイカ。
ウネウネ動く長い腕、赤茶色の体にヘンな鳴き声。
見れば見るほど不気味なヤツです。
ヤリイカを色白、楚々とした女性とするなら
マイカは…珍遊記のババアとか、そんな感じ。

111119_234019.jpg

ビール瓶サイズの太い奴も釣れて、4ハイで気持ちも
お腹一杯になり、終了です。
帰りは途中で倒れて寝ちゃいました。

2011/11/14

ダビルシム

久しぶりに世界の競馬を見ていたら、
気になる馬のレースが紹介されていました。

S_OS3300.jpg

ハットトリックの子、ダビルシム(Dabirsim)です。
ハットトリックは、マイルCSや香港マイルを勝ってそれなりの活躍でしたが
サンデーの子が溢れている日本では、いまひとつ地味な存在だったせいか
アメリカで種牡馬入りしていたそうです。
で、初年度産駒からこのダビルシムが出ました。

先日のジャン・リュック・ラガルデール賞(2歳牡馬G1・昔のグラン・クリテリウム)で
見事に勝ちましたが、その勝ち方がちょっとびっくり。
残り400mでは絶対に届かないと思ってましたが…。
父のハットトリックも忘れた頃にやって来るような馬でしたから似ているのかも。
騎手のフランキーも大絶賛で今後に期待です。

終始後方から追走する白地に赤の勝負服がダビルシム)



2011/11/13

最後の花

金曜の晩、ヤリイカを釣ろうと久しぶりに張り切っていました。
早めに仕事を終えて、晩飯を食べて、息子を風呂に入れて。
しかし、ここで準備をしては、息子が騒ぎ出します。
息子が寝るのを待とうとしていたら、息子から呼び出しがかかりました。
テンションが常時高い息子は、全く寝る気配を見せません。
10時を過ぎて、やっと寝た時には、その晩出るのをあきらめました。

ずっと楽しみにしていただけに、計画が倒れたダメージは
大きく、翌日早朝に出てはみましたが、すっかりテンションダウン。
しかたなしに、ドボン練習をしてみます。
11月最後の暖かい日、最後の花が咲いていました。

P1090386.jpg

ブラブラしていると、ヨメからメール。
風呂はなんとかするから、夜も釣っていったら、と
またとない申し出です。
なんとなく乗り気になれず、息子のフロに帰ることにします。

夕方、1時間勝負。
以前から目をつけていた、初めてのポイント。
狙い通り、ヤリイカを釣って帰宅です。

P1090389.jpg

久しぶりの新鮮なヤリイカの刺身は素晴らしく美味かった。

2011/11/04

楽しむ釣り

毛鉤釣りは楽しいのですが、ゆったりあれこれ考えるのが楽しいのです。
時間がないと、せせこましくなっていけません。
自分の考えた毛鉤をああでもこうでもといじり回すのがまた楽しい、のですが
そんな時間がないと、ひたすら巻くのは苦痛です。

ということで、何にも考えなくていい、アブラコ釣りに無性に行きたく
なりました。
久しぶりにワームとベイトタックルを掘り出して磯に向かいます。
しかし、潮回りが悪い。
予想通り、極端にアタリが少なく、魚がどこかに引っ込んでいるみたいです。
さらに磯の奥地を目指すと、やっとアタリが出てきました。
しかし、喰いが浅いのかスッポ抜けが頻発。
磯仕様のデカワームばかりだったので、対応に苦しみます。
それでも夕マズメには、果敢にグイグイ攻めてくるアブラコをかけて
楽しむことができました。

P1090343.jpg

2011/11/01

ドボンヒッシン

何だか猫がいなくなってからさえません。
私たちの暮らしに猫がどんな貢献をしているかといえば
何ら全く役には立たず、むしろ粗相をしたり、無駄飯を食べたりと
害悪のほうがはるかに大きいと思われます。
それじゃあ、人が生きていくために何が役に立っているのかといえば
栄養としての食事とか、その食事を得るための労働とか、
正気の人間ならとても好きにはなれないものばかりです。
猫は役立たずだから相当好きになれます。

忙しいのもあって、釣りの方もちっとも熱が入りませんが
模範的な家庭人となるのはシャクなので、釣りに行きます。

イカも釣れていますが、私の中では最も非生産的な釣り、
ドボンヒッシンに行くことにしました。
今までは、ほぼ投げる練習しかしたことがなく、かろうじてサケ釣りが
実戦投入の場でしたが、ちゃんと毛鉤も巻いて釣ることを目指してみます。

職場の同僚と初めての場所で下見気分で川へ。
小春日和の秋の川を歩くと何にも考えずにすみそうです。
浜益川で磨いた投擲術でドボンドボンと川を荒らしますが
一向に反応はありません。
同僚は、岸際をドライフライで上手に狙って綺麗な虹鱒を釣っています。
やがて現れた深場、ここぞとばかりに毛鉤を流すと待望の魚が。
頭をぐいぐい振った後、真っすぐこちらに向かってきたのは
銀白の相当大きなウグイでした。
ほほぅ、と余裕を見せて放してやります。

帰りに同僚がかつて過ごした炭鉱の町へ。
往時の話を聞きならが町はずれの川で夕暮れを迎えると
晩秋の静けさがミシミシと身体に沁み込んで
自分がいつの時代の人間なのか不安になってきました。

P1090332.jpg

2011/10/23

ぐずぐず

そぼ降る雨の中、鱒を釣りに行きました。
気軽な釣りと思っていたのに幾多の試練を乗り越え、やっと水辺に。
色々、新しい試みを試してみましたが全くの不発。
結局、いつもの釣り方で釣れるのですが、どうも納得のいかないまま
釣れる魚は、表情が冴えないように勝手に思えてしまいます。
帰りは豪雨で何もかもグズグズに。
このところ、仕事も忙しく茫漠としてまとまりを欠く私の心を
投影しているような釣り行きでした。

P1090301.jpg

2011/10/10

浜益川2011 その2

P1090158.jpg

朝だけ釣って帰るつもりです。
前回に比べ、水がずっと少なく、苦戦が予想されます。
そして予想通り、ルアーではなかなか釣れないようでした。
はじめは思ったように釣れずに困りましたが、
前回、渋くなってから効いた『3分で巻ける安毛鉤』を投入したところ
ポンポンポンと連発。
4匹釣れたところで全く口を使ってくれなくなり10時には上がります。

帰ってからは、息子①の世話。
このところ、家の近所に熊騒動が勃発し、山沿いの公園に
行けなくなってしましいました。
近い将来、熊スプレーを常時携帯する日がくるかもしれません。
ちなみにコレは、熊ではなくパンダ。
毛並みにちょっと白い模様があるというだけで
待遇にこれだけ差をつけられてしまい、哀れかな熊。

P1090171.jpg

2011/10/04

浜益川2011 その1

自分の中では、このところの鱒釣りブームで、
ペナペナの竿から離れられずにいましたが
すっかり寒くなり、さすがにサケを釣ってもいいかな、という気分になってきました。
前回の反省をもとに、釣り方を思い出したので今回は大丈夫です。
何やら好調の噂も聞こえてきます。

職場の同僚と出かけましたが、現地到着後、激しい雷と雹が降る中を
同僚は果敢にも出陣。
そこまでヤル気のない私は、2時間遅れでTOMIさんと重役出勤です。

前回は、スイッチロッドでしたが、この日はスペイロッド。
スカンジコンパクト+自作のフロロリーダー15ftで臨みます。
1投目のスイングから乗りました。
それからは、いい感じでキャスティングが決まり、思った通り
スイングしてくれれば、必ずアタリが出ます。
ちょっと渋くて、コツコツ当たってもなかなか乗らなかったり
するんですが、それはそれで楽しめました。
個人的に、サケは、かけるまでが楽しい魚だと思ってます。
この日はフレッシュな魚ばかりで、ジャンプを何度もしたり、
爆走したりといいファイトぶりでしたが、たとえバラしても
その後ろに何匹も待ち構えていると思うと、何だか緊張感がなく、
ドキドキできません。

P1090146.jpg


ただ、いろんなキャスティングを試したり、
スイングのしかたを工夫して、微妙なアタリで乗せたりと
そんな細かいところに熱くなりました。

遠く神奈川から来ていた釣り人の方と話をして、
フライを交換したりと、久しぶりに半日ゆったり過ごせた気がします。

img087.jpg

2011/09/24

生きる

P1090016.jpg

今まで間違いなくそこにいたのに、突然どこにもいなくなることに
どうにも納得がいかず、
今まで何にもいなかったところに、突然そこにいることを大声で
主張する様も不思議で。

2011/09/20

生きた球

P1080967.jpg

同僚のチームのメンバーに借り出され、一年ぶりの野球です。
打撃も守備も、実際に人のプレーから生まれる「生きた球」は
ひさしぶりだと打ったり捕ったりするのが難しいもんです。
ただ、この日は思っていたより球がよく見えて、簡単に打つことが
できました。
多分、テニスで若者がパコパコ打ち込んでくるサープのリターンばかり
していたのが良かったのではないかと…。
あらためて野球をやってみると、テニスに比べて出番が少ないスポーツです。
時間の大半は、ベンチで打順を待つか、守備で球が来るのを待つか。
それでも楽しいのが野球です。

2011/09/18

Retrospective

薬屋の店頭に置かれた
『サトちゃんムーバー』
息子が乗りたがるので、この日は100円を入れてみました。
スーパーレトロな主題曲が流れる中、なぜか息子は赤面して硬直。
恥ずかしかったんでしょうか?

P1080964.jpg

2011/09/12

月寒神社例大祭

朝、テニスをしているとコートの真上で炸裂する花火。
どうやら公園裏手にある神社でお祭りがあるようです。

一度家に帰って、息子を連れてきます。
以前にこのお祭りに来た時には、まだ息子はいませんでした。
多分、何十年もこの人波は変わっていないはずですが、
自分の暮らしは日々変わっていきます。

P1080917.jpg

P1080910.jpg

2011/09/11

開幕

TOMIさんに誘われ、浜益川の事前調査に参加してきました。
まだ暑いせいか、何だかサケ釣りモードのスイッチが入りません。
釣りの方も、快調に魚をかけるTOMIさんとは対照的に
アタリもなかなか出せない状況。
日が傾いたあたりで、やっと釣り方を思い出しました。
どうにか1匹かけて終了。
ちなみに思い出した釣り方は、2年以上前に編み出したもの。
去年は、何か釣りないな、と思ってましたが、根本的に
間違っていたことが判明しました。
ダメだなあ。

P1080906.jpg

2011/08/29

影の街

本当はひとりで川にでも行くつもりだったのに、
モヤモヤ感を少しでも忘れたく、家族で遊びに行くことにしてしまう。
往時の面影を今も影のように残している町に
なんとなく行きたくなったのも、その日の気分がそうさせたのだと思う。
学生の頃はよく釣りに行ったのに、ずっと訪れることもなく、およそ20年。

久しぶりに訪れた町は、昔訪れた頃よりこじんまりとしながら
ほとんど変わっていないことに驚く。
大学に入学した直後、研修で放り込まれた施設を偶然見つけるも
窓は破れ、ただ月日の流れを感じるばかり。
それでも、その時の出来事がつい先週のように思えるのが記憶の不思議。
私の頭の中は、その頃から成長を止めている。

P1080855.jpg

昼飯にカレー蕎麦を食べたり、おやつにばんじゅうを買ったり、
空知の町では時折感じる、人で賑わい、栄えていた頃の空気が
この町には垂れ込めるように漂って、
それは町がうつらうつらと夢を見ているのでは、と夢想し

2時間もらって川に降り、竿を出すと
丸々とした虹鱒が飛び出してきた。
夕暮れとこの町が互いに
鉄の車輪が遠くで軋むような音を立てている、
そんな錯覚。

P1080857.jpg

生きた

大吉 
享年14才くらい。
皆に愛された猫だった。

Daikichi.jpg

2011/08/22

マルチな日

P1080829.jpg
早朝、テニス。
前日の川歩きのせいか、疲れを感じ不調。

P1080832.jpg
赤井川「ホピの丘」に息子を連れていく。
ご機嫌で気に入ったらしい。
動物がそんなに好きだとは知らなかった。

P1080839.jpg
ヨメのリクエストでハゼ釣り。
同じ仕掛けで真剣に釣って
私1尾、ヨメ11尾。
どうなってんの?

夕方温泉に入って盛りだくさんな一日終了。

2011/08/21

にわか雨、のち晴れて黄色い岩魚

ついこのあいだ身を固めた同僚から釣りに誘われた。
夏の終わりにもう一度、川に立ちたいそうだ。
しかし、待ち合わせ場所に現れた彼は、浮かない表情で
「釣りに行くと話したら、何も言わずに突然先に寝ちゃったよ」
と怯えた口調で奥様の様子を話すのだった。
明るいうちに必ず帰ろう、とか
ダメージ軽減策を検討しつつ結局は出発。

それでも行きの車では、
「1ヶ月に一度の釣りもできないとは…」
「これで今年の釣りも終わりだ…」
と彼の嘆きが続く。

黄色い竿で黄色い岩魚を釣ろうと来てみたのだけれど
生憎の雨。結構な雨にあきらめかけたけれど、あきらめるまさにその寸前で
雨が上がり、日が照りだすと山女魚や大きな岩魚が川から湧き立つように出てきた。

P1080808.jpg

P1080827.jpg

帰りはしっかりお土産のお菓子を買わせ、明るいうちに帰宅。
職場で事後を聞いてみると、
「その後のあれやこれやで何とかプラスマイナス0くらいまできたのでは!?」
と、楽観的な話を聞くことができて、
こちらもちょっと晴れ間が見えたかな。

2011/08/15

夏休み終了

最終日は、息子につきあって雨の公園へ。
余計なことを何にも考えないで1週間を過ごせたおかげで
だいぶ気力は回復しました。
アレもやりたい、コレもやりたい、と考えながらも
これから先は時間が無くて結局何もできなかろうと
考えている自分寂し。

P1080798.jpg

2011/08/14

奥地探索行

前日の岩魚川は、いつもの脱渓点から上がりました。
そこから上は、一度も行ったことがありません。
ただ、川通しに歩いていくとなると、それなりの時間がかかります。
そこで、前回の脱渓点までチャリで行き、そこから入るという
アドベンチャーを企画しました。
どのへんがアドベンチャーかと言えば、車やバイクと違い、
自転車で熊に遭ったら相当に怖い、というところです。
この日のためにホーマックで巨大な熊鈴を購入。
今までつけていた鈴は、チロンチロンとアルムの山のユキチャンくらい心細い音色でしたが
今度のデカイのは、アバレンボウかヨーゼフか、というくらい頼りがいのあるヤツです。

車から自転車を下ろし、出発してほどなく道に落とし物があるのを見つけます。
今まで、この川では熊の痕跡が全くないので安心してましたが、やはり
いない訳はなかろう、と手に大鈴を持って騒々しい音を出して進みます。
上り坂でちょっと疲れましだか、入渓地点に到着。
昨日つけた自分の足跡以外ないのを確認して安心します。
熊太郎に足跡の上書きをされていたらどうしよう、とビビっていました。
はたして、昨日と同じように釣れるのか、ちょっと疑っていましたが
入ってすぐにいい魚が釣れ出しました。
どんどん上っていくうちに、魚のサイズが少しずつ小さくなり、
流れもそれとともに細くなっていったので、川を上がります。

P1080789.jpg

自転車まで林道を歩き、そこからは下り坂を一気に車まで戻りました。
子供の頃の習性が残っているのか、チャリで釣りに行くと
妙にテンションが上がってきます。

翌日は天気も下り坂ということで、夏休みの釣りはこれが最後。
また来年訪れる日を楽しみに1年間を過ごすことにします。