2013/12/31

釣り納め

釣り納め、ということに全然こだわっていたわけではないのですが
いかんせん、今回の帰省では激しい西風に苦しめられ、釣りのできそうな
日が全くありませんでした。
嵐と嵐の間の小さなスキマのような大晦日だけが、荒れ狂う大海に浮かぶ
小島のようにポッカリと浮かんでいました。

さて、ここで場所選びに間違うと一生後悔だけが残りそうです。
当初の予定では、そこそこ釣れていたという函館下海岸のマメイカを
狙うつもりでしたが、夜半からの南西風が不気味でなりません。
それに、好不調の波が素早く入れ替わるイカのこと。行ってみれば
「先週までは、釣れてたんだけどねぇ」という親しげな地元オジサンのお話だけで
終わってしまうかもしれません。
考えに考えて、情報は全く無いのですが、日本海でイカと何かを狙うことにしました。
イカがダメでも、ホッケ、もしかしたら今季好調のコマイが釣れるかも。
ただ、コマイに関しては、ちょっと南下し過ぎの気がしないでもないのですが
好調の波にはトコトン乗れ、というのがギャンブルの鉄則ですから。

路面も出ていて明るいうちに現地着。
もちろん、大晦日の冬の港に繰り出すような酔狂な人は他にはいません。
と思ったら、ひとりだけいました。全然釣れていない様子でしたが。



エギ、ジグ、投げの道具満載でズッシリ重い荷物を背負い、必死で歩きます。
まずは、ジグでホッケでも、と狙いますが何も無し。
それでは、とイソメを投げてみますが、こちらも反応無し。
いよいよ、薄暗くなってきた海にエギを投入すると、こちらはなんと
1投目から乗ってきました。ヨシヨシと巻いてくると足元で外れてガッカリ。
それからは、全く反応ありません。

いよいよ追い詰められたところで、やっとイソメにアタリ。
意外にも30㎝を越えたマガレイでしたが、それからは沈黙。
いい加減、あきらめかけたところで、プルプルと弱々しい、お馴染みの
引きに期待してみると、待ちに待っていたコマイでした。
それからは、なかなかのペースでコマイが釣れ続け、気がつけばバッカンに一杯。
本日終漁です。

途中、雪で吹雪きましたが、上がる頃には快晴となり、いい釣り納めになりました。




暮れ



昔よく見た覚えがうすぼんやりとあるんだけれど、今見ると凄まじいユルさに
ちょっと引きます。こんな時代が日本にもあったんだってことをみんな忘れてるな。

相も変わらずサクサクと終っていく1年。
何をどうしたところでそれは止められるわけでもなく、
はじめに時間を砂に喩えた人は見事な感覚だなあと感心しきりな最近。
何もしていなくてもサラサラと指からこぼれ、今だ!と握ろうにも指から逃れ、
そんなもどかしさを何とかしようと人類がもがいて編み出したのが文字と写真なのでは
ないかと結論付けるようになりました。
子どもを見ていると、「あっ」とか「おおっ」とか思う瞬間がチョイチョイあるのですが、
都合良くその場を切り取ることができるのは100に1つくらいで、
貴重なあとの99は、どこか私のあずかり知らぬ処へと流されていくだけです。

そんなことを考えていると、(ゲーテの)ファウストの
「時よ止まれ お前は美しい」
という有名な絶命の言葉のことを思い出しました。
まだモヤモヤ全開の若者だったころ、何度かファウストを読みましたが
この言葉の意味、というか実感がどうにも飲み込めず、「何がいいんだべ?」
と、そのたびに思ったものですが、今となっては疑うことができないくらい
実感を伴ってその言葉がナイフのようにちくちくと突きつけられる毎日。

たまに自身のブログを読み返して、毎年の釣り歳時記をたどってみるのですが
あと何回同じルーティンを楽しむことができるのかな、とちょっと数えてみたら
急に怖くなってやめました。


2013/12/28

ヤクルト

今日からヨメの実家に里帰り。
こちらでは、予報で怯えたほどの嵐にはなりませんでした。

近所の温泉の自販機。
2本出てくるそうです。


2013/12/26

またまたコマイ再び

明日から嵐、今年の釣りももう終わりかな、と思うと何かしら無性に
好調コマイをもう一度釣っておかなくては、と妙な危機感に襲われました。
ソワソワしながら仕事に向かいますが、どうにも落ち着かない。
でも、ひとりで寝ずの釣りをするほど熱意溢れるわけじゃあないという中途半端な
心もちの下、家族で温泉をもちかけると行きたいとのこと。
仕事を上がってから取り急ぎ準備をして小家族旅行です。

ゆっくり温泉に入って温まったところで港へ。
だあれもいませんね。釣れてる情報は何一つなかったのですが、ここになら
必ずコマイはいるはず、と目星をつけてました。
投げ入れてすぐにアタリ。車内から飛び出した息子が走って竿に向かいます。
が、派手に転倒。ダメージを受けて車に戻っている間、魚の方も気が気では
ありませんでしたが、どうにか復帰してきた息子がリールをゴリゴリ巻くと
意外にもクロガシラ。それからは、クロガシラにコマイ、ホッケ、マゾイにカジカ、
最後はガヤと途切れることがないアタリに楽しめました。
残念なのは、コマイは1匹だけと多くはなさそうだったこと。ポイントの選び方かな?
嵐の後も釣れ続けてくれるといいんですが、そろそろ産卵に入りそうですね。


新台入替

アマゾンから新しいリールが届きました。


前々回の投げ釣りの際、強風で度々竿受けが倒れ、ツインパワーやセルテートが
波止めに打ちつけられるのを見て、これはイカンと思い立ち、その場で注文。
釣り場でポチは初めてです。
5m離れて眺めると、セルテートと見分けはつきません。
さすが世界のダイワ。値段はセルテートを一万エン値引きして、さらに十分の一に
した思い切りお手頃価格なのに。
いい気分で手にとってハンドルを回してみると、中に水飴でも入ってるんじゃないかと疑うくらい
モッタリ重い巻き心地でした。


2013/12/25

コマイ

今年の冬は、滅多にないほどのコマイの当たり年だと言われています。
コマイといえば、冬の太平洋で釣るものとばかり思っていましたが、
日本海のあちらこちらで好漁の噂。この間も、イカ釣りの裏で竿を放置しておいたところ、
今まではほとんど釣果を聞かなかった港で2本上がったので、にわかにコマイ君のことが
気になり始めました。

週末は規定の通り、物凄い大荒れになるそうなので、
仕事帰りにひと勝負。
今回は欲ばってイソメ(大)を買って挑みます。

残念ながら仕事は定時に帰られず、釣り場に着いたのは20時過ぎ。
嵐の前ということで、気温は高め。この季節にしては上出来です。
低気圧に向かって南東の風が入ることを期待していたのですが、
思っていたより風が回ってこなかったので、第一候補の釣り場は爆風。
しかたなく、風裏に逃げてみます。
竿2本を放置して、まずはイカを狙ってみますが、どうにも潮が動かず気配はありませんね。
放置竿に戻ってみれば、早速コマイがついています。コマイ、アタリも小さければ
引きも弱い、なにげに上品な魚です。
竿尻が持ち上がるような威勢のいいのは、ホッケ。
40cmくらいの食べ頃サイズが釣れました。
コマイ、ホッケ合わせて10匹くらい。途中からイカはあきらめて投げに集中しましたが
なかなか楽しい。釣れれば何でも楽しいな。
干物にして、醤油マヨ七味入りが楽しみです。




2013/12/24

お菓子の家

チラシを見た息子がコレがいい!
と興奮してます。
某地元チョコレート工場謹製
「チョコレートの家」でした。

もともとケーキを食べさせるといつも残してしまうので、
チョコは好きらしいし、日持ちもするし、それもいいかな、と思いましたが、
実際はそれなりに高価で作るのも
時間がかかりそう。

まずは、問題の制作時間の確保。
「怪獣」が起きていれば、アッという間に
粉砕されるのは目に見えているので、
下の子が寝に行くのを待ってから。
10時を過ぎてから、活動開始です。
眠そうでしたが、好きなことをやってるので
こちらは難なくクリア。
もともと遅いと11:00過ぎまで起きてる宵っ張りだけはあります。

もうひとつの問題は、技術的な側面。
色とりどりのパーツを、チョコペンで
取り付けていくのですが、こちらは
かなり細かい作業の上に、工具のチョコペンが
温度低下でたびたび詰まり、難航。
こちらは私ががんばるしかありません。



4日ほどかけて、チョコの家が完成。
下の子に見せると、早速ちぎってはむしゃむしゃ(なぜか赤いチョコだけ)と
猛然と破壊活動に取りかかってました。



2013/12/21

鶴の湯

昨晩は、ほとんど寝ないで釣りをしていたのにもかかわらず
あんまり翌日にダメージがありません。
最近は、仕事もひと段落して、あんまり無理してないからなあ。

雪が少なそうなところにカントリーサインマグネットを求めて
ちょい旅に出ることにしました。

あっという間に到着。この時期に雪が無いなんて素晴らしい。
しかも、ウトナイ湖は凍っていませんでした。


その後は、「道内二番目に古い温泉」の鶴の湯へ。
古い建物の時は、ちょっと敷居が高くて行ってなかったのですが、
リニューアルされて真新しいのに、どことなく鄙びた感の残るいいお湯でした。


2013/12/20

風向き

週末は、冬の大定番、北~北西の風になりそうです。
しかも雪マーク。
きっちり刻まれている週末大荒れリズムには逆らえそうもないので
金曜、禁断の職場直行を目指し、朝の暗いうちに釣具を車に積み込みます。
息子に見られたら大変。

この日の夜は、北東の風予報。
たったの45°の風向きの違いで選べる釣り場が大きく変わります。
この季節には、滅多にないチャンスを逃すわけにはいきません。
しかし、痛恨の仕事残しでグズグズと片付けに時間がかかり、
結局、釣り場に着いたのは9:00過ぎ。
しかし、目論見通り、狙いの釣り場は波も無く、期待が高まります。

1投目、何度か乗せるのに失敗しながらも足元で1パイ確保。
この時期になると型もなかなか。
それからは、次々とエギにサワリがあり、入れ掛かりで5ハイまで確保。
これは夢の爆発日なのか?と思っていたら、沈黙しました。
サワリがあるのに乗らなくなる、イカではよくあるパターン。
多分、潮が動かなくなったのでしょう。
1時間ほどしたところで群れが通りかかったのか3バイを追加したところで
イカをあきらめる、というより投げてるのに疲れてきました。

ここで買ってきたイソメを投入。
今季好調との噂に期待をしていたコマイを狙います。
どういうわけか、このコマイには思い入れがあって、
昔は何度も室蘭に釣りに行ったものですが、なかなか
思うようには釣れてくれませんでした。
このあたりから風が強くなり、何度も三脚が倒れて頭にきます。
最終的には船留めの杭に三脚の足を紐でグルグル巻きにしてやりました。
放置したままの竿を巻きあげてみると確かな手ごたえ。
プックリ太ったコマイです。
それほど魚は多くないようですが、それからコマイもう1匹とホッケも2匹追加
できました。
もう少しコマイを釣りたかったのですが、パタリと反応がなくなり竿をたたみます。

それにしても、この季節にゆったり釣りができるのは、雪が全く無いから。
雪と凶悪な寒さに苦しめられた昨年に比べると、寒風吹きすさぶ港に
ポツネンと立っているにもかかわらず、天国のようでした。



2013/12/15

嵐予報

週末、物凄い嵐が来る、とのアナウンスにずっと怯えていましたが、
それはそれで、そんな気配があったかも、というくらいのレベル。
意外に穏やかに過ごすことができたのは幸運だったのでしょうか。
でも、釣りは無理。昨年、一昨年から続いている「週末大荒れ周期」は
今年も健在です。



2013/12/14

三顧の礼

気がつけば、すっかり雪景色。
12月も半ばを過ぎたのであれば仕方ありません。
むしろ、ここまでよくがんばった、と誉めてあげたい。



ヨメのバースデープレゼントを何にしようか迷いました。
そういえば、今使っているカメラの性能をぼやいていたな、と思い出し、
運動会や発表会でそこそこ撮れるものを探すことにしました。
ビデオカメラは、晴れの舞台には向いていると思いますが、普段持ち出す機会が
ありそうもないので却下。
一方のカメラ。コンデジでは、その晴れの舞台ではどうも中途半端です。
悩んだ末、エントリーモデルのミラーレスにすることで落ち着きました。
結局、今私が使っているRX-100がそこそこ使いやすいので、同じように
使えて値段の手頃なSONYのNEX-3Nに決定。



まあ、そこまではどうでもいいんですが、ここからが本題。

ネットで買うと安いのは間違いないんですが、保障のことも考えて
一応、量販店を覗いてみることにします。
師走だというのに、さみしく空いている店内。
近くにいた店員さんに声をかけて値段交渉をしてみることにします。
元来交渉好きなので、相手がどう出てくるか楽しみにしていると
ピッピッとバーコードを当てて
「価格コムの最安値くらいまでなら引けますよ。」と
お兄さんからの先制にして最終攻撃。
しかもポイントではなく現金でした。
あまりに話がウマ過ぎるので、こちらがちょっと引いて出直すことに。

しかし、他店でもそんな条件はあるはずもなく、翌日、
ここで決めようと行ってみると、件のお兄さんは見当たらず
地味めのお姉さんがカメラコーナーに立っています。
しかたなくお姉さんに話を聞いてみると、
「ポイントで10%しか引けません。」とつれない答え。
お兄さんは、この日休みだったらしく、またまた出直しです。

そのまた翌日、三度目の訪問にてお兄さんを発見。
覚えてくれていたようで、あっさり話がまとまりました。
Wi-Fi の無いモデルなので、「Flash-Air ってどんな感じですか?」と聞いてみたら
それもつけてくれることになりました。

それにしても疑問に感じるのが、お兄さんとお姉さんの違い。
同じ店なのにあまりに条件が違い過ぎます。
値引き交渉をしていると、よくあることなのですが、権限の違いなのか
ノルマの違いなのか。
まあ、こちらとしては無事に買うことができて良かったわけなんですが。


2013/12/08

試験

試験のために、結構マジメに教科書を読みました。
思えば、高校生になった途端にまるで勉強というものをしなくなり、
授業中は、寝るか読書。帰りは欠かさずパチンコに行くという
堕落した生活を送るかわりに、もうちょっと勉強していれば、
もう少しマシな大学に行って、小金持ちくらいになっていたのかも。
と、後悔する気持ちが、まるで無いのが残念です。

試験の行きは、初めて乗る新型電車。
通路が狭くて降りにくい。



帰りは、初音ミクの痛電でした。



2013/12/07

投光器

仕事に必要な資格試験があるので、しばらく勉強してます。
勉強なんて久しぶりなので、脳味噌が硬くなってて使い物にになりません。若い頃は、教科書をサラッと一度眺めるだけで絶対忘れなかったんだけど…。

 ちょっと時間を見つけて気晴らしに投光器作り。マメイカやニシンに使いたいと思ってたんですが、発電機が故障中だったので、シガーソケットから電源を取ることにしました。
インバータを買わなきゃダメなのかな、と調べてみると、LEDとHIDなら直流でもOKのようです。大電力は危険なので、LEDの直流タイプ27Wというのを格安で購入。あとはつなぐだけです。簡単にハンダで配線して、継ぎ目は防水目的のシリコン埋め圧縮チューブで接続。早速、実験してみると、明るさはボチボチ。ただ、どんな土台をつけて安定させるか悩み中です。釣り用の三脚か、クランプで何かをはさんで固定するか。
 そして、大きな問題は、マメイカがもうあんまり釣れてないこと。東積丹は全く音沙汰無し。小樽も終わりのようです。ニシンもいいけど、今はコマイが釣りたいのが本音なんです。

2013/12/05

逆さまの逆さまは元通り

イカ用ラインがシーズンをまたぐので、
前後をひっくり返すことにします。
ただ、ひっくり返すと言っても意外に面倒。
一番最初にそれをやった時には、巻き取った
ラインをまた巻き戻した結果、元通りに
なっちゃったという悲しい経験があります。

ということで、ベイトリール2台出しで
三角関係の完成でした。
逆さまの逆さまは元通り。
逆さまの逆さまの逆さまは、反対。
ややこしや。


2013/12/04

本日の空


久しぶりに穏やかな天気。じとじとしてはいますが、かろうじて夕空を望むことができました。
今週末は、大雪だそうな…。

2013/12/01

みよしのからの山歩き





ちょっとした仕事の材料調達に山めぐり。
雪が降っていて、難しいかと心配しましたが、逆に山歩きが楽で
助かりました。

2013/11/30

トホホ

やはり、予想通りに全くさえてない息子の発表会でした。
まあ、自分が子どもの頃も、舞台に出るのだけは勘弁してもらいたい
人だったので、遺伝ということだと思います。
劇では大道具ばかり作ってたな…。


2013/11/29

勝負の日

土曜日は、息子の発表会。
全く発表会での活躍を期待することができない息子ですが
行かないと、後で家庭の問題へと発展しかねない懸案があります。
天気予報を慎重に検討した結果、金曜夜の仕事直行を選択することにしました。
しかし、今まで仕事帰り釣行は、結局疲れから途中でダウンしたことも多い
危険な賭けでもあるのです。

この日は仕事を極力軽めに済ませることができたせいなのか、
少しばかり余裕をもって釣り場に赴くことができました。
まずは積丹、男の釣り場でヤリイカ狙いです。
いきなりの1投目、テンションをかけてフォールしていると違和感。
小刻みなフォールで乗りました。
これは夢の爆釣か、はたまたヤリイカでよくある一発屋なのか。
答えは、残念ながら後者でした。
その後は1パイ追加するも、愛用のエギが高切れで吹っ飛んでいったりして
どうもペースがつかめないまま終了。
そのまま、帰りに古平、余市と眺めてみましたが、恐ろしいくらい
人がいない、釣れていない状況のようです。今年はいったいどういうわけなんでしょう。
浜益川をはじめてする日本海の秋サケも不漁でしたが、
関係があるのか、それとも単にマメイカによくある振幅なのか。
気になるところです。

結局先週、先々週と同じに帰りに小樽に寄り道。
釣れていないという話でしたが、深夜をまわったあたりで時合いに入り、
40パイほどのマメイカを確保。
ところで、誰も周りにいない中、ひとり釣っていると隣におじさんが。
私が釣っているのを見て釣り始めたのですが、この方がすごく上手に
次々と釣っていきます。
今まで、マメイカといえば、小さなフォールを繰り返すばかりが私の釣り方だったのですが
この日は、なかなか反応が出ずに苦労していました。
お隣さんを見ると、リトリーブにトゥイッチを交えた釣り方でどんどん掛けています。
そこで真似をしてみると、これがよく釣れる。
今まで、ヤリイカでは同じように釣っていましたが、マメイカもこのやり方が効くとは
今更ながら目からウロコでした。
世の中、上手な人はいるもんですね。



2013/11/24

SPITZ JAMBOREE TOUR 2013-2014 “小さな生き物”

じいちゃんに子守りを託し、久しぶりのスピッツのライブへ。

同世代ということで、何となくその在り方についてまで考えちゃうことの多いスピッツ。
前半期の代表曲になる "スパイダー"や"ロビンソン" は、ベッドに寝転んで悶々とする若者の
脳内妄想全開の内向きの曲で、それはそれで若者の特権なんだからいいんです。
小さな箱の中でキラキラしていれば。

ただし、それをいつまでも続けていくわけにはいかず、
その先に行くためには、必ずどこかで大きな転換が強いられるところは、
バンドも個人も同じなのかもしれません。
その転換点が彼らにとっては、一番内省的なアルバムの "フェイクファー"
なんじゃないかと思っています。

ファイクファー以降の彼らは、どこか割り切った、というか大人になったところがあって、
それはちょうど自分ともどこか重なるところがあるのだけれど、
「現実」と向き合うということは、そういうものなのだろう。と考えるようにしてます。
ただ、それまで持っていた「魔法」のようなものが消えて無くなってしまった喪失感だけは
埋める術が無く、ただ思い出すだけです。

圧倒的に美しい魔法を繰り出すような曲はもう現れることは無いと思いますが
震災のような受け入れ難い現実とどう対峙していくのか、安っぽい応援歌で
自己完結することのないように、恐る恐る言葉を選ぶような
そんな宙ぶらりんの姿勢が、自分にとっては正解なんじゃないかと感じられます。



落葉の森



すっかり落ち葉で覆われた森。
風もなく、清潔な空気に息子兄は、
「気持ちいい」としきりに感じ入っていました。

2013/11/23

仕事人

何を思い立ったか、昨年の職場の釣り仲間をマメイカ釣りに
連れて行くことになりました。
今年は釣行が少ないと苦情が来たので。
そんなこと言ったって、皆様に満足するまで釣らせるのは
並大抵のことではございません。

あらかじめ、マメイカは難しい事を伝え、昼はサバ釣りで
お茶を濁すことにします。
安いジグとサビキで投げサビキ。やったことはありませんが
聞いた話だとお手軽でよく釣れるとか。
実際、すぐにムラッチョが3匹ほどをかけて走られ、抜き上げで
ラインを切られ、ジグも仕掛けも海に奉納してしまいます。
彼はそこからライン絡みの無間地獄に突入し、昼の部を終了。
私と言えば、全員の仕掛けを用意し終わったと思ったら
誰かが切れたとか絡んだとかで、振り出しに戻るという
こちらも無限ループのようです。



それでも優しいサバという魚は、みんなに釣れてくれます。
投げてただ巻くだけのジグサビキ、優秀です。
今回ただ1人の女性ながら釣りのセンスは飛び抜けている
ユキコだけが快調に釣果を伸ばしていました。


それでもって陽が暮れて、マメイカの部。
こちらも釣り始めは、反応よく、投げるたびにサワリがあります。
ただ、フリーフォールではなく、テンションフォールに抜群の反応。
上手に釣れば、1投1パイは間違いありません。
それを教えて理解したのは、またしてもユキコだけで、男衆は総崩れとなりました。


まあそれでも、久しぶりに会う人と会話もはずみ、
楽しい釣りになりました。(たまには、ということで)



2013/11/21

1000

気がつけば、この投稿がプログを始めて1000番目になります。
開始が2006年ですから、もう8年目。
その間に結婚をして、子どもが生まれて、またまた子どもがやってきて
生活はすっかり変わり、自分という人間もずいぶんと変わり、
変わらないのは、釣りだけは欠かさず行っていることでしょうか。

はじめのうちこそは、釣果自慢だったり仲間との交流の場であったり
しましたが、次第に自分のために書き残している側面が強くなって
きています。
交流の場としては、世の中、新規のSNSに比重が移ってきていますが
日常生活で人と触れ合うことが多過ぎる自分としては、ひっそりできる
ブログがちょうどいい感じで、逆に完全にプライベートな日記となると、
どこまで書いていいものやらわからず、続けられそうにありません。
「人に見られるかもしれない」くらいの緊張感が程良いのかも。

常に閑散とした場であったので、これといった事件のようなものには
出遭ったことがありませんが、自分としての一大事件は、
ベルセバのアルバム "The Life Pursuit" のライナーに載っていた
「スーパーサイヤ人の第3形態ファンレター」について書いてみたら、
そのファンレターを書いたご本人のナタリアさんから、しかも日本語での
コメントがいただけた事です。世界は狭いな。
今になって考えてみれば、バンド名の Bell & Sebastian も「名犬ジョリー」のことです。
日本のマンガとアニメはすごいね、とまとめてみます。


このプログがいつまで続くのかわかりませんが、まだしばらく続くことだけは確かです。


2013/11/17

冬晴れ

珍しく、2日続けての穏やかないい天気。
下の子を自転車に乗せ、上の子は自分の自転車に乗って
近所の公園に行ってみました。
人のいない公園は、都会の真ん中なのに森閑として
音の無い空間です。





私が子どもの頃、毎日のように来ていた公園。
セミの幼虫を探しに夕闇の中、ポプラの下をぐるぐると
歩き回っていました。
そのポプラもほとんど変わらずにそこにあります。


そろそろ公園は店じまいの頃です。


ざんざんしんしん

子どもを遊ばせ、昼飯を作って食べさせ、
ちょっとしたエアポケットができた瞬間を見計らって
車に滑り込む。緊張します。
昨日、エギ道具だけは積んでおいたので、このまま出られそうです。
気がつかれた時は、全てが終わります。

余市まで来たら、陽が暮れる。この2日は好天に恵まれて、お天道様に感謝してます。



どうにか車を走らせ、安心したところで行き先を考えることにしよう。
小樽のマメイカは下り坂、でも積丹のマメイカはまだいい話を聞きません。
ここは思い切ってヤリイカか。
行き慣れた港まで真っすぐに車を走らせ、夕暮れの港に立ちますが、
本当に誰一人いません。
外海はちょっとウネリがあって、テトラに波の当たる音だけが
ざんざんと響き、初冬の寂しさもあいまって、薄闇の漁港に独り立つと
しんしんと体に沁み込む孤独感。
朝から寝るまでドサドサと騒がしいばかりの毎日のせいで、
忘れ去っていた感覚がちょっと甦ってきたように感じました。

何か考え事をしていたような、考えていないような、そんな時間を漂っていると、
暗い海からドスンと衝撃が来て、結構な型のヤリイカが上がってきました。
荒れ気味のせいか、なかなか潮が噛まず、この1パイは、たまたまだったようです。
もう1パイ、かなりいい引きだったのに足元で抜けて無念。マイカかも。

帰り路、小樽でマメイカをちょっと追加して帰宅と贅沢な1日になりました。


2013/11/16

温泉と偵察

天気がいいそうです。そして、イカはまだ今ひとつのようです。
そこで、家族で温泉に入りに行くことにしました。

その前にちょっと寄り道。
イカ調査をほんの少ししてみますが、全く反応なく、まだもう少しなのかな、と
そんなところでした。


温泉に入った帰りも、各港を見て回りましたが、そんなに
いい話はないようで、あと1週間か十日、そのあたりではないかと
ふんでおります。

2013/11/13

焼けないな

このところ、天気がよくてもさっぱり夕焼けが現れません。
冬だから、なのでしょうか?


2013/11/10

ナメコ栽培キット

もうひと月も前になりますが、知床に行った帰り、
丸瀬布の道の駅で見つけた奇妙なカタマリ。
そこから、ヒラタケとナメコが出てくると聞いて、
キノコマニアの息子のお土産にはこれしかないと即購入しました。

すぐに出ると聞いていたヒラタケは、十日を過ぎても音沙汰無しで
おじさんのトークにちょっと騙されたんじゃあないかと疑念の黒雲が
むくむくと湧いてきたところ、ヒラタケが顔を出し、それから二度の
収穫。元は取れたかな。
10月が終わったところで、今度はナメコ。
スーパーで売っているのより、太くてミッチリしてなかなか美味しい。
息子は観察と収穫だけで、キノコはほとんど食べません。
義理で2、3本食べさせました。





パタゴニアのリバーウォーカー。
もう何年お世話になったのかわかりませんが、さすがにアッパーが
ちぎれてきたので引退させることに。
色々と並行して履いてますが、これが一番しっくりきます。
円高の頃は、えらく安かったし…。



2013/11/09

こらぼ

ヨメの仕事で留守番子守り。
出かけましたが、下の子は車で寝ちゃったので
上の子が外で遊んでいる間、ひとり車の中でオヤツを食べて
時間をつぶします。


見た時は、ちょっとグッときたんですが、
食べてみると、そうたいしたことはなかった。
残念系。

次は、「魔法の粉」を希望します。

2013/11/05

ひだまり

昨日の子守り留守番でがんばったごほうびに一人、日帰りの旅に
出られることになりました。
天気もいいし、やりたいことはたくさんあります。

・道東アメマスの旅
・カレイ投げ釣りの旅
・積丹ヤリイカ探索の旅
・もしかして釣れるかも、ヒラメの旅
・たぶん絶対釣れないかも、支笏湖の旅
・絶対釣れるけど寒いかも、ダム湖茶鱒の旅

正直、カレイ投げ釣りの旅に強く惹かれたのですが、友人を誘うも
皆予定があって断られます。一人でカレイ釣りも寂しい。
と、昨年のちょうど同じ時期に行った川のことを思い出します。
たいして釣れたわけではありませんが、妙に心に残りました。
大きな川と小さな川の竿を積んで、行ってみることにします。

朝は、びっしりと霜。氷点下のようです。



まずは大きな川で、と久々のドボンキットを組み立てます。
実は、この川、秋に二度ほど訪れていますが、どういうわけか
釣り始めるとすぐに水が増えたり濁ったりと1時間も釣りをさせてもらえませんでした。
出発前、入念に水量もチェック済み。よしよしと用意をして川に降りると
どうしたことか、川水がみるみる増えてきました。
3度も続くと、これはもう何か因縁めいたものを感じます。
今度は塩まいてみよう。

大きい川はすぐにあきらめ、小さい川に向かいます。
この川のことを思い出すと、何となく「ひだまり」という言葉が浮かんでくるのですが
実際は「ひだまり」の意味をよく知らないことに気がつきました。
調べてみると、「日当たりがよくて暖かい場所。狭い範囲についていう。」とあります。
狭い谷間ですが、開いている方角のせいで、秋の低い陽でも昼間には
陽光が十分に射し込んでくるようです。そのせいで、寒々とした周囲の山肌とは対照的に
この谷間には、ほっかりと落ち葉の積もった小さな空間が現れるのでした。


昨年は、たくさんの虹鱒がいたこの渓ですが、見かけたのは岩魚、というより斑点の大きな雨鱒ばかり。
どういうわけか、この季節なのに産卵とは無縁の銀色をした魚ばかりでした。
深みにはたくさんの魚が群れているのが見えました。


それからは、ひなたに車を停めてついつい昼寝。
目が覚めて、山あいのえらく早い夕暮れに、切ない気分で家路につきました。

2013/11/04

穏やかな留守番の休日

毎年のことですが、この11月の頭の休日は、穏やかな日が
必ず1日あるような気がします。
これから始まる厳しい季節の前にポッカリ開いた穴のような
ゆるい日です。

ヨメは結婚式に出席のため公園を欠席。
上の息子は放置でも遊べるようになってきたのですが、
下はフル配置でお世話係。
あと何年かかるのかな…。




2013/11/03

調査は失敗に終わった

エギ部隊も戦闘配置につき、臨戦態勢が整ったところで
斥候を派遣しようという段取りになりました。
行ってみれば何か釣れるだろうと甘い作戦は、積丹半島の現地入りにて
もろくも崩れ、ミズイカの回遊待ちになりそうな空白の時間に耐えきれず
結局小樽に退路を求めます。

人でごった返す厩も相当な渋さ。
いい加減こちらも持ちこたえられず、最後は撃沈。
たった4ハイのマメイカで終戦を迎えました。

寒い寒いとぼやいていましたが、帰りの気温は8℃
これで寒いと言っていたらこれからどうなるんでしょうか。


2013/11/02

休日出勤

最近、通勤時間のいいヒマつぶしを見つけました。
釣具整理です。
邪魔ものの出現におびえて、なかなか家の中では
開店できない釣具屋さんも、車内なら大丈夫。
この日はエギ整理。
そろそろ気合い入れていきます。
来週は、ドライフライ整理だな。



仕事は終わって、綺麗な夕焼けを期待しましたが、
思いのほか地味な日暮れ。



夜は久しぶりに街飲み。
飲み疲れて大通公園で休んでから帰宅。


2013/10/27

お絵かき

以前は、よく上の息子がお絵かきに興じていて、
でき上がった絵を冷蔵庫にマグネットで留めたりしていたものですが、
このところさっぱり絵に興味を示さず、たまに描いても何だか雑で適当で、
どうしようもないなあ、などと思っていたら秋になって復活してきました。
どうしても引きこもることの多い北国の秋から冬にかけては、
「物を作りたいホルモン」が出てくる季節なのでしょう。
私もこのところ竿を作りたいのですが、こっそり工作部屋に向かっても
どういうわけか、嗅ぎつけたギャングが我も我もとやってきて台無しにするのです。

プラレールの車両をじっと見つめながら久しぶりに描いていた絵を
後から拾って眺めてみれば、ちょっとだけ大人っぽくなっていました。