2010/07/29

夏枯れ

職場の同僚から釣りに誘われます。
フライが一人、本流竿一人、餌釣りが一人と私の4人です。
なぜか夜中の1時に集合。
朝まで釣って、そのまま出勤するという狂行スケジュールにも
誰も動じていないのが私と違います。
弱気な私は、休みを取りました。

集合時間直前に、物凄い雷雨です。
車に荷物を積んでいたらぐしょんぐしょんに濡れてしまいました。
当然、中止連絡が来ると思っていたら、現地まで行って川を見てから
決めるそうです。
なかなかやるな。

想定された通り、川は濁流でした。
想定していたので、私だけ、海道具を積んできています。
私は海へ抜け駆け、皆は帰宅するそうです。

海は、水温のせいなのかモズクのような海藻が投げるたびに絡みついてきます。
よく、夏の港内では見かけましたが、外海では初めてです。
モズクの影響か、全くもって魚反応がありません。

いい加減に見切りをつけて、昼は川を見に行きます。
大きな川は泥濁りですが、小さい川はなんとかなりそうです。
笹濁りの川から虹鱒が顔を出してくれました。

夕方は、モズクを避けて、海岸から遠投で沖根を狙ってみます。
潮が早いせいか、モズクの付着もなく、やっとアブラコの反応がありました。
アブラコとソイを沖根から引っ張ってきて、暗くなったところで
ガヤを狙ってみます。
これだけは、極小からそこそこの型まで、入り混じってよく釣れます。
いい型だけ選んで、煮付けを作ろうとしていたら、袋の中で暴れ出し、
テトラの隙間から落ちてしまいました…。
袋の口は開いていたので、そこから逃げてくれたろうとは思いますが
かなりガッカリして帰宅。

例年、太平洋は夏枯れらしい夏枯れはないのですが、
暑い日が続いてますから今年はさすがに枯れてきたかも。

2010/07/26

実に2年ぶりとなる…

思えばちょうど2年前の7月、やっとメンバーを
確保したと思ったら、なんとヨメが産気づいて
私は翌日の野球をドタキャンしたのでした。
それ以来は怒涛の日々で、なかなか野球に取り組もうと
いう気が起きないできました。
野球というスポーツは、敵味方合わせて18人という人数が
必要で、人を確保することの難しさといったら麻雀の比では
ありません。
加えて、高齢化により出られなくなったり、転勤で離れたりと
さらに人が集まれなくなってしまいました。
先日、昔のライバルチーム?から是非にとお誘いを受け、
それなら、と声をかけてなんとか9人確保します。
といっても集まれたのは5人ほど。
あとは、私の同僚、親戚、他チームの助っ人などなど
言ってみれば寄せ集めです。

さて、試合が始まってみれば、それほど以前と変わることもなく、
サクサクと進行して、無事に試合は終わりました。
私の中ではドタキャンした日から時間は止まったままだったようです。

帰ってからは、子守り。
この週末は、息子が久しぶりに熱を出して、どこへも行けませんでした。
熱も下がってきたので、買い物に連れていったり、近所を散歩したり。

宵のくち、去年はポッカリ空いていた近所の通り。
息子を肩車して見に行くと、
すっかり真新しい家で埋め尽くされていました。
空には宵の明星。

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2010/07/21

ダホン ミューP8

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学生時代に買ったMTBがボロボロになってしまい、廃車になってから
ずっと自転車が欲しいと思ってました。
ただ、どんな自転車にするのか決め切れず、モヤモヤ2年が過ぎる。
今年になって、職場が近くなったので、自転車通勤も視野に入れて
本気で検索。
釣りでの使用も考えて、折りたたみタイプでそこそこのを買おうと
結局、このタイプでは信頼できそうなダホンにすることにします。
頑丈なクロモリフレームのボードウォークと軽いアルミのミューで悩みましたが
ちょっとオシャレなミューに決定。
張り切って、サイクルコンピューターもつけてみましたが
通勤距離も短いのであんまり意味がありません。

今回のキャンプにも持って行きましたが、車中泊で車を動かしたくない時も
チョイ釣りに行けたりと、気楽な移動は自転車ならではですね。
ブラブラ知らない町を探索するのも楽しいもんです。

考えているのは、川での釣りで、
脱渓地点に置きチャリ→車へ帰還
という使い方。
あの、道路をウェーダーでトボトボと歩く空しさから
解放されるかもしれません。特に釣れない時。

2010/07/19

初キャンプ

まだ早いのでは、と躊躇しながらもヨメの強い希望があって
息子と初キャンプに行ってきました。

海も温泉もコンビニも近い豊浦のキャンプ場にします。
海が近いとマナーが悪いんじゃ、と心配しましたが、管理人もいるので
安心して利用できました。

さすがにテント泊はきついだろうと、車中泊。
キャンプ場では、タープを張って、ゆったりするだけです。
最近のファミリーキャンパーは、コールマンのテントとタープ一色ですね。
自分のサイトを探すのが大変なので、次回は屋根に旗でも立てときます。

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昼は、伊達にある「イリト」というラーメン屋。
なにげに今風のラーメンで、美味しいと思います。

晩はコンビニおにぎりと焼き肉。朝はパンと、料理も手抜き。
子供がそこにいる限り、落ち着いて作ってられませんし、
昔は、街を出ると、ほとんど食料が手に入らなかったので仕方なく作りましたが
今では、どこにでもコンビニや食べ物屋があります。
無理して作ろうという気がなくなっちゃいました。

夜に子供が寝た後は、釣りに行って、ソイの30㎝ほどのが2匹。
それから雨に当たったので撤収。

翌日は、カレイを釣ってみました。
喜ぶかと思いきや、ちょっとビビりです。
イソメやヒトデの方が良かったらしい。
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翌日の昼は、伊達のドンキー。
この町は、ほんと食べるものに困りません。

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子供が楽しめたのかどうかはわかりませんが
まぁ、無事に終わりました。

2010/07/15

同じこと二度とない 悲しいけど

今年の四月に異動があって以来、久しく訪れていなかった
前の職場に用があって行ってきました。
たったの三ヶ月しか経っていないのに、なんだか全てが
よそよそしく、もう二度とこの場所で働くことはないと思うと
なんとも言い難い無常感に捉われました。
花鳥風月は毎年巡り巡っていますが、
人の世に同じ1年が巡ってくることは
おおよそ有り得ないと、
その寂しさが身にしみる近頃。
だからといって立ち止っているわけにもいかないのです。



2010/07/12

しかたないから道具がたまる

子供がいるといいこともありますが、悲しいこともあります。
使える時間は、以前に比べると3割くらいというところでしょうか。
以前が湯水のように時間を無駄遣いしていた身分ですから
あまりワガママも言えないのでしょうが、
湯水のぬるま湯に慣れてしまったふやけた身体には、
結構、堪えます。
それでも、ヨメが大目に見てくれているおかげで
世の中の模範的なパパさんからは、白い目で見られそうなくらい
釣りに行けてるとは思っています。

というわけで、保育園の運動会です。
本気で勝負するかけっこでもあれば、ちっとは見に行こうと
いう気分にもなりますが、なにせ、走れません。
あんまり見に行きたくないなあ、と小さな声で言うと
怖い顔で「見に来ない父親なんていないよ…」と睨まれました。
私が子供の頃は、余程の事でもない限り、父親はこういった場所に
顔を出しませんでしたが、日本も変わったんでなあと
時代の波に飲まれます。

可もなく不可もない息子の出番は終わり、
午後からは用事をつぶして、夕方に久々に投げに行くことにしました。
このところ、釣りに行く時間が減るのに反比例して使わない釣り道具が増えてます。
特に仕事が忙しいとストレスのためか、さらに増えている気が。
特に、フライロッドは、実用品とは言えないものばかり。
せっかくなので、ここでまとめて投げ倒してやろうと。

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フィリプソンのSWAMP FOXは、6番指定ですが、5番のDTでもちょっと
柔らかい感じです。もう少し合ったラインなら、気持ちよく振れそう。
初めてのフェンウィックのグラスロッド、FF705。
お馴染みのバーマックのオールアルミのシートではなく、
コルクのスライドリングを使ったファクトリーモデルというところが
ちょっとレアなので手に入れてみました。
さすがにこの中では一番現代的なアクションで、軽く、ファストな振り心地。
現代の5番ラインでは、ちょっと重い気がします。
4番でちょうど良さそう。
ウォルトンパウエルのグラスロッド7フィート。スピゴットがアルミらしきメタルです。
曲がったらどうするんだろうと心配になります。
多分、この中では一番古い竿だと思いますが、
今回振った中では一番の飛びを見せて、軽々とフルラインが出ました。
ダルダルボヨボヨした感触だったのに、ラインを乗せるとまた別物ですね。
ブランクは、フィッシャーかコノロン、そんなところなのかな?

息子が走ってきて竿を振ろうとしたので、川原の竿振り会はお開きとなりました。
「お道具マニア」にはなりたくないので、どんどん使い倒してやろうと
思ってますが、この先、さらに増えていく気配が危険です。

2010/07/11

祖父の教え

先週のバラシでかなり頭にきたヒラメ狙いですが、
この日は予定されていた息子の運動会が雨で流れ、翌日に延期に。
てな訳で、午前の中途半端な時間からポッカリ空いてしまいました。
潮時を見ると、朝イチ暗いうち以外は、ほとんど期待できそうもない
潮回り。
今さら出ても、昼過ぎになりそうなので若干、躊躇はしましたが、
気がつけば、結局出かけていました。

覚悟はしていましたが、ほぼ予想通り、何事も無さそうな気配の海。
昼過ぎから夕方まで、本当に何事もありません。
仕方ないので、ガヤを狙ってみます。
今まで、昼間に狙ったことはありましたが、その時はあまりに極小サイズしか
釣れず、そんなものだろうと思っていました。

暗くなった海に3.5gのジグヘッドと小さめのワームを投げ込んでみます。
しかし、しばらく音沙汰なく、ガヤさえ相手にしてくれないのかと
あきらめかけた時、やっとビビビと魚信が伝わってきました。
昼間と違って、20㎝くらいのいいガヤです。
どうやら、夜はかなり岸近くのシャローに集結している様子。
それからは群れに当たったのか、次々と当たってきます。
ほぼ全て、計ったような同サイズ。
渋くなって、ワームを替えるとまたアタリますが
明らかにスレてくるのがわかります。
35cmくらいのソイも混じってきますが、今日の狙いは
ガヤの数釣りということで、ひたすらガヤ狙い。

実は、私にとってガヤという魚の味は、かなりの高評価です。
正直、クロソイの味は、少し匂いがあって、パサッとした大味で
あんまり美味しいとは思えませんが、
ガヤのきめ細かくしっとりとした身は、煮付けにすると最高です。
以前、祖父が漁師をやっていたという友人の話では、
魚を煮付ける時には、必ず鍋にピッシリ魚を並べないとウマくない、と
言われていたそうです。
以前から一度、そんな煮付けをしてみようと思っていたので、大好きなガヤで
チャレンジしてみようと思い立ちました。

必要十分な量のガヤを釣ることができたので、最後にちょっとヒラメ狙い。
ところが、ソイがガンガン当たってきます。
ソイを避けるためにハードルアーを使ってみると、さらにサイズアップした
ソイが、ガンガン。
30㎝を超えるソイを何匹か釣ったところであきらめました。
ソイ狙いだったら嬉しいところなんですが。

帰宅してから、早速「ガヤのピッシリ煮」を作ります。

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日本酒をたっぷり入れて、白身魚なのでちょっと甘めの味付けにして、
いい感じに仕上がりました。
多過ぎるかな、と思いましたが、家族からも大好評のうちにあっという間に
売り切れ、さらにガヤ評価はアップ。☆ひとつ追加です。

2010/07/05

なんだかんだでまた来てた

家族サービスのつもりでしたが、海に行ってもいいとの
ことなので、チャンスです。

朝、家を出てから真っ直ぐ海岸に着き、
息子が海岸で遊んでいる間に
ヒカ狙いも全くの不発。
昨日はあんなに沸いたのに、海とは、気まぐれなもんです。

しかたないので、観光。
浜で祭りがあるとのことなので行ってみると
海開きに、ちょっと屋台が出ているような、微妙なイベントでした。
フライドポテトしか買わずに帰ります。

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午後からは、この日の一番と思わしき潮を狙い、
ヒラメを釣るぞとヨメと息子を旅に出します。
そして予定通りの時刻に、ズッシリ重いボロタオルの如き魚の引き。
水面にプカッと浮かんだのは、60くらいはありそうな良型ヒラメでした。
どうにか釣れたわい、と安心してタモを伸ばすと反転して垂直に突っ込み、
なぜかフックアウト。
ハードルアーでのバラシはありましたが、ワームではまずバレないと
思いこんでいただけに、ちょっと凹みました。

このところ、ヒラメはバラしてばかり。
どういうわけなんでしょう…。

2010/07/04

なかなか離れられないねえ

今年は淡水復帰でチョコチョコ近場に行くぞ、と元旦に決意したにも
かかわらず、イカにヒカーにメバルにヒラヒラと海ばかり行ってる
週末の日々。
それだけ釣り物も多い上に、上手に魚種を組み合わせると
しっかり年間の釣りカレンダーが埋まってしまいます。
久しぶりにヒラメが釣れたら、しょっぱい水を休んでもいいかな、と
思いながらまたまた早朝の海へ。

この日は潮がいいだけに期待します。
ただ、朝はイマイチ。
アブもガヤもダルいようで、反応が少なく不安になります。
ところが、すっかり明るくなって潮止まりが近付いた頃、
ガヤがガヤガヤし出して、目の前にいい潮目が。
すると案の定、ヒラメが出ました。
私の竿ではないのが残念でしたが、読み通りなので
さらに期待。しかし、すぐに潮は緩んでしまいます。

その後は、ヒカー狙いにシフト。
最盛期に入ったのか、今年一番の跳ねをボコボコ見せています。
いきなりまあまあの型。次もそこそこです。
また新しい群れが入ったのか、活性も高そう。
シーズンが遅れた分、まだまだ釣れるんでしょうか。
タモを忘れたので、ルアーを外すこともできずに
ちょっと可哀そうなことをしました。

午後からは、親戚一同が集まってのBBQがあったので、
昼で上がります。
いとこが結婚するというので連れてきた相手は青い目の英国人。
釣ってきた魚をウマイと食べている彼を見ていると、
人生とは色々あるもんだなあと。

2010/07/02

最後の願い

明け方、妙な夢を見た。

なんだか眼の調子がよくないな、と鏡を見ていると
まぶたが重く垂れて目が開かない。
そのうち、口角もダラッと下がってきて、自分で動かせなくなった。
これは間違いなく頭をやられたな。血管が詰まったか、切れたか、
どちらにしろ長いことはないだろう、と判断して
ヨメに119番するように話す。
最後に何をしよう、と妙に冷静に考えてから、
息子を呼んでもらい、抱き上げて、
「せめてこの感触を忘れないようにしよう。」と
思っていたら目が覚めた。

息子を抱き上げた重さや柔らかさがあまりに生々しかったので
一瞬、現実なのか夢なのか判断しかねてからホッとして
また眠った。
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