2009/01/19

偏食

南風予報に張り切って行きました。
前回そこそこ調子の良かった毛鉤は補充したし、
その他も巻いてボックスは満タン。
万全です。

暗いうちに海岸に下りると、そこそこ波はありますが、
どういうわけかサッパリ流れてません。
それでもすぐに1匹。
それから後は、ショートバイトばかり。

少したつとTOMIさんが合流。
久しぶりの海アメのようですが、あんまり殺気が感じられません。
聞くと、巻いたフライを忘れてきたらしい。
流石、伝説の男です。

他に入っていたkanaさんが合流して、3人で振りますが
状況はなかなか好転しません。
昼近くになって、底ゆっくりパターンでパタパタとかかりましたが
これもすぐに終了。

もうムリか、と思い始めたその時に、向こうでkanaさんが
連発しています。
おお、と近づいて投げますが私には反応ありません。
聞いてみるとスカッドとのこと。
スカッド、昔はよく巻いていたのですが、
ここのところあんまりいい印象がなかったので、ボックスには
全く入っていませんでした。
それっぽい甲殻類パターンを投げていると、やっと1匹かかりましたが
それまで。

その後もkanaスカッドは安定した威力を発揮し、
次々と魚をかけていきました。
私のほうは、ショートバイトばかり、なかなか食わせられずに
夕暮れを迎えてしまいました。

偏食気味の魚を相手にするのに、こちらは好き嫌いを
言ってられないなあ、と反省。
ライン選択といい、毎回コロコロ変わるその日のパターンに翻弄されつつ
面白いもんだなあと島牧を後にするのでした。

P1000744.jpg

2009/01/15

バレバレです

kobaさんに何やら動きがありそうです。
電話をして即決。
前回とは違い予報で見る限り、今回は波風に問題なく、状況は良さそうです。

寝坊して8時過ぎに到着。
波はほどほど、風は南西、理想的です。
浜に降りてkobaさんに聞くと、なんにも起こらないとのこと。
潮がちょっとだけ動いている場所を見つけて投げてみると、
1投目から魚がかかりました。
小さい。波打ち際でバレる。
いるなあ、と続け、今度はフライを替えて1投目でかかる、が即ハズレ。
もう1匹バラしましたが、あまりいいサイズはいないようです。
kobaさんに移動を提案して、ひと通り海岸線を見てみます。

一個所、潮はイマイチですが、水の色がいい感じのところがあったので
そこに腰を据える。
波はほぼベストと言っていい雰囲気で、これで釣れないわけがありません。

毛鉤を次々と替えているうちに、やっときました。
ゴンゴン頭を振っていい感じです。
ヤレヤレ、と波打ち際まで寄せるとハズれてる。
魚は嬉しげに帰って行きました。
前の魚と違って今回はサイズもまあまあでした。
それから間もなくまたアタる、これはすぐ抜け。
さすがに焦り始めました。
まあ、釣れていることは釣れているんですが、写真がない。
このブログに字ばかり並べて、
「釣れた!」
と書いたところで、信用してくれる人がいるのか。いやいない。いるわけない。
などと、釣りながらモヤモヤ考えます。

そんな中、ちょい移動でいいアタリ、そしてフッキングも完璧。
これは大丈夫だろう、と波に乗せてズリ上げようとしましたが
思っていたより重くて一発では上がりません。
次の波に乗せて強引に持ち上げると抜けました。
かかり所が悪かったのか、フックが伸びています。
ここまで6匹かけましたが、1匹も手にしていません。
どうも、200RBLという、ロングシャンクのバーブレスがいけないようです。
200Rは大好きなフックなのですが、このバーブレスは、外れやすい。
外れない日は外れないんですが、外れる日はとことん外れます。
ショートシャンクならバーブレスでもそれほど変わりないんですが。
でも、今回のアタリフライはこのフックに巻いたのしか持ってきてないし…。

しばらく経つと潮が止まって反応も無くなる。
少しでも潮が動く所を、と浅場で波の立っている場所を探し
小さめのミノーを投じると待ってましたといわんばかりのバイトが。
慎重に寄せて、波に乗せて一気に、とバックすると砂浜に埋まった岩に
つまづいて後ろ向きににぶっ倒れる。
でも、魚はついてる。釣れる時はそんなもんです。

P1000720.jpg

60はないようでしたが、ブルーバックの綺麗な魚に満足しました。
この直後、それまで不調だったkobaさんも起死回生の良型を上げる最終回逆転打。
一瞬ですが時合いだったようです。
それからは全く反応が無くなりました。

毛鉤に悩み、バレに悩み、結果なかなかに面白い釣りができた日でした。

2009/01/13

ヤラレタ

東の風予報に自動的に体が反応します。
朝、4時に起きました。
用意万端整い、出発せんとする時に気になります。
バスケットを確認すると、なんとありません。
どこかで落としたらしい。
改造したりして愛着があっただけに無念。
しかたなしに壊れていたバスケットを修理します。
早朝真っ暗な中、修理完了。
遅れて出発です。

余市近辺まで来た時に一通のメール。
先に島牧入りしていたkanaさんからです。
風はいいのに、ウネリがあるとのこと。
確かにいつもはベタナギばかりの余市の浜、シケです。
これはイクナイ。
迷いながらもズンズン走って岩内まで来ちゃいました。

迷います。
そうだ、天気いいから写真を撮ろう。
前向きに生きています。

P1000671.jpg

P1000680.jpg

P1000691.jpg

撮り終わりました。
迷います。
裏積丹ならウネリをかわせそうです。
でも、この時期に釣れた、というか釣ったことがありません。
春ならなあ、と思いながら走っているうちに、面倒になりました。
思い切って、昼近くなってから島牧入りを決意。

弁慶の岬をまわると確かにうねってます。
長い波足を見ているだけで、船酔いできそうです。
フライでできるのは長い海岸線の中、一ヶ所だけでしょうか。
kanaさんとひたすら投げ、打ち込みます。
何も起こりません。本当に何も。
あんなにいた魚はどこへ行ったのか?

ルアーの釣り人に聞くと、たまに追いだけはあるそうです。
確かに、さっき魚の影らしきものが毛鉤の背後に見えました。
ただ、アタリません。

さて、夕方になりました。
何も起こりませんでした。
本当に何も…。

2009/01/09

磨耗

翌日は、kobaさんも出るとのこと。
久しぶりに一緒に釣りができそうなので、返す刀で出撃します。
ヨメはあきれながらも黙認。
なぜなら、週末はヨメ慰労のための温泉を予約してあるからです。

南風が入るとのことで、日中はそこそこ暖かくなりそうとのこと。
ラインを扱う感覚が狂うので、私はよほど寒くない限りグローブはしません。
朝は、昨日の海岸からスタート。
この釣りの危険なところは、行けば行くほど面白くなっていくところにあります。

波も流れもいい感じですが、昨日と違って反応がありません。
仕方なしに移動すると、やっと数匹。小さめです。

ここでkobaさんから連絡。
都合でこちらまで来られなくなったとのこと。

そこで今度は大きいのを求めてひと通りあたってみます。
潮も水の色もかなり理想に近いのに、どこにも魚の姿がありません。
誰に聞いても景気の悪い話ばかり。

結局夕方には、はじめの海岸まで戻ってきました。
あっという間にラインが持っていかれるような激流の中で
何匹かのアメマスがデカフライを追ってくれました。
この日はデカフライ用に作った#13、8.5m、タイプ2のラインを
9番ロッドで使ってみましたが、なかなかいい感じでした。
いつものラインより2g重いんですが、短い分、それを感じさせません。
重さが先端部に集中しているので、デカフライも楽々ターン。
フォルスキャスト無しでピックアップ即シュート、30mくらいでしょうか。
試しにアンダーハンドキャストをしてみても、同距離を飛ばすことができます。
超ショートヘッドなので、波や流れにも揉まれにくく
このパターン、海では結構使えそうな気がします。

P1000627.jpg

ところで、釣りを終えようとしている時になって、やけにコルクグリップが
ヌルヌルしていることに気がつきました。
夕暮れの薄闇で目をこらしてみると真っ赤です。
右手は小指を除いて全て血まみれでした。
どうやらラインを押さえる指が一筋の帯のように削れてしまったようです。
今までこんなことはなかったのですが、ちょっと思い当たったのはランニングライン。
今シーズン、リッジランニングラインを使い始めました。
あのナルトのような表面が、指の皮膚を削り取ったのでは?
次回からは寒くなくてもグローブを使う必要がありそうです。

2009/01/08

デカフライ

ここのところ天気予報をチェックするのが日課です。
この時期、日本海へ出かけていく釣り人のほとんどは、
天気図を見て即座に風向きを言い当てることができる達人のはず。
なぜなら、何度も実地で痛い目に遭い、鍛えられているに違いないから。

長いこと冬型安定だった西高東低の等圧線に乱れが生じる日がやってきました。
この日を逃せば今度はいつ行けることやら。
しかし、弱いながらも北西。今までに何度、波1m予報but現地は2mという
イカサマな事態に遭遇して苦渋を舐めたきたことか。
迷います。
しかし、ついに決断しました。
行く事にします。
多分、悩まなくても行っていたはずですが、一応悩んだフリをするのがカッコいい、
ような気がする。

それからフライを巻きます。
前回良かったスリムなミノーを中心にしますが、
海アメで、前回良かったパターンが次も同じように効いたためしがありません。
それはわかっているのだけれど、慣性の法則でたくさん巻く。
最後になんとなく、大きなエンジェルミノーを巻いてみます。
昔はこのパターンが大好きで、よく巻いていました。
バランスも、魚の反応も良かったのですが
なにせ空気抵抗が大きく、投げにくさが気になって使わなくなっていました。
EPファイバーを手に入れて巻いてみると、
スカスカでもボリュームがあって軽いフライに仕上がりました。
全長8㎝くらいありますが、キャスティングには問題無さそうです。

朝イチで出発。
恐る恐る弁慶の岬をかわすと、波はそれほどでもありません。

海はいい感じなのですが、反応は芳しくありません。
この季節は、イワシとサケ稚魚に挟まれた空白の季節。
魚が薄いのはいつものことです。
それなら来なければいいんですが、わかっていながら
毎年来ている自分が今年もここにいる。

ボンズがあちらからニヤニヤ笑いながら近づいてきました。
平気なふりして、実は大いに怯え、ワンド奥に逃げ込む。
どうにかチビッ子が遊んでくれました。
これだけでかなり安心。

全体に潮が弱くてフライロッドで届く範囲では期待できそうにないので
夕方はカレントができる遠浅海岸へ。
思っていた通り、波がいい感じで押し寄せ、流れの水路ができています。
さきほどのお子様向けフライを投じますが、1度バラしただけで静かになりました。
何か違うなあ、と昨晩巻いたエンジェルミノーを水路に通すと一発でした。
それからは、次々とデカフライで反応が出ます。
大きくても40㎝半ばですが、大きなフライにガンガン当たってくるのがクセになる。
P1000620.jpg

前回は、静かなワンドで繊細な釣り、今回は、激流の中で豪快な釣り、
と違うパターンを楽しむことができました。

2009/01/04

賀状

Ushi1.jpg

廃止運動は盛り上がりませんね。
今年もようやく出しました。
来た分だけですが…。

正月休み

P1000575.jpg
初詣に行ってきました。
場所はいつものマイナー稲荷。
そこそこ人がいて、おみくじに並びます。
結果は、吉。
ここのところ何時引いても吉ばかりのような気がします。
現状維持が吉、というところか。
ちなみに嫁さんのおみくじと全く同じ内容でした。
信憑性あるなあ。


午後からは、染物屋。
シロクマの白毛がたくさんあったので、欲しかったオリーブに。
ついでに色々。
ハックルは何度も染めたことがありますが、これはなかなか
染まりにくい。
ボチボチといった仕上がりでした。

polarbear91.jpg

2009/01/02

2009年 1月1日
























新年です。
年々、新年という言葉の響き程、実のところ新鮮さを
感じなくなっていく不感症な日々が堆積していって。
まあ、そんなもんなんだろうとあきらめている自分が
いるような、いないような。

ゴロゴロしているのは性に合わないので投げ練。
日本海は極道風が吹きすさんでいるらしいのですが
ここ噴火湾は、平和そのもの。
ツーハンドでスカジットヘッドを遊んでみます。
なにやかにやで結構遊びました。
楽しい。

初日の出は曇り空に遮られて、どこから昇ったのかサッパリ
わかりませんでしたが、帰り道、初日の入りを拝ませていただきました。
寒々とした景色と小さな町。