2010/02/28

風はどっちに吹いてる

このところ、いつもじゃない、けれどたびたび考えるのは、
これからどこに向かっていくのかなあと
いうこと。
日々の暮らしにしても、釣りやその他諸々の趣味にしても、
分岐点、転換点にあるんじゃないかな、というような気がしてます。

子供が生まれてからは、日々の流れの加速に目を見張るものがあり、
親はサッパリ変わっていないつもりなのに、子供は毎日変わっていきます。
自身の動かざること、流れの中に沈んでいる倒木の如し。

何にしても、流れに乗ってヌルヌル泳いでいくよりも
風を顔に受けて、グイグイ進んでいきたいという気概だけは
無くしたくないもんです。

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2010/02/22

充分

どうやら暴れ風は治まりそうだとふんで
子供が寝静まってから、
ラインをカットして、繋いで、ループをくっつけて
それから毛鉤を大急ぎで7本巻いて、
さらに、ラインバスケットを改造して
丑三つ刻を過ぎたあたりで、出発に備えます。
リアルタイムの波を近代兵器で確認すると、あろうことか
今週最大のうねりです。
波は落ちるかもしれませんが、午前中はフライでは釣りに
ならないでしょう。

フテ寝します。

子供に起こされ、ドラゴンボールを見てから子供サービス。
昼飯を食べたあたりでヒソヒソと電話で午後の確認。

子供が昼寝したところで街を脱出です。
先週のヤリイカで、ちょっと探検心に火がつきました。
実は、この時期でも釣れる場所はあちこちあるのでは?
ということで、ヤリイカ情報は全くありませんが、雰囲気だけは
一級のポイントへ。

エギを投じると、確かな潮の感触。釣れそうな気が、と思っていたら
明るいうちにアッサリ釣れてきました。
まあまあの型です。
その後、深みに沈めて誘うとずっしりした重み。
コイツはなかなかの型です。
3号エギが小さく見えます。

暗くなって、ついにももしろさんに初ヤリイカが。
ここから怒涛の連発。
面白いように釣っています。
私は、明るいうちのパターン通り、底をネチネチやってましたが
どうも何かが違う。
ももしろさんに教えてもらった通り、
宙層をビシバシとシャクると高確率で乗ってきます。
が、身切れ4連発。
この日は、5ハイはバラしてしまいました。要考察です。

ももしろさんは、今までの鬱憤を晴らすが如く良型を乗せ、
3時間弱で2人合わせて胴長30㎝クラスが8パイ。
粘ればまだまだ数は出そうですが、充分です。

まだまだ楽しみな場所はあるだけに、
しばらく探検気分を味わうことができそうな気がします。

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2010/02/15

冬の海

冬の海は気まぐれで、なかなか思い通りに釣りをさせてもらえません。
だからなのか、たまに釣りができる日に休みが重なったりすると
それだけで気持ちが浮き立って、年甲斐もなく落ち着かなくなる自分がいます。

久しぶりのナギ予報に、今まで何度も裏切られてきてスレ切った心の半分は
疑念を抱きながらも、そのまた半分は素直に信じて釣りの準備をして、
このところしばらく巻いていなかったアメマス毛鉤をいそいそと巻き貯めます。
新しいロッドに合わせてラインをカットしたり、つないだりと
そんなことを子供が寝静まってから始めると、出発はもう深夜の3時近く。
今から行ったところで島牧までは辿りつけまい、とちょっと腹を立てて、
走りだすと、アドレナリン効果か眠気の寄り付くこともなく、
あっという間に着いてしまいました。
そのまま釣ると過労死してしまいそうなので、二時間ほど仮眠。
9時くらいからのんびり釣り始めます。
すぐに釣れそうな気がしましたが、意外に渋いのか
1匹目が釣れるまでに2時間ほどかかってしました。
40㎝ほどの、ごく普通のアメマスですが、今季フライで釣れたのは
これが初めてです。
1匹釣れたら毒気が抜けて、途端にのんびり。カップ麺をすすり、海を眺めます。

午後からはkanaさんに会って情報交換。
どうやら、釣れた時間帯も似たような感じの模様です。
風もでてきたし、午後は期待できないかなぁと思った通り、
午後は時間とともに爆風に襲われ、明るいうちに撤収しました。


まだ時間もあるし…と最近お決まりの逃げ撃ち、エギ戦法です。
期待はあんまりしてませんでしたが、2投目で何やらノシッと重み。
水面に上がってきたのは、なかなか型の良いヤリイカでした。
逃げ撃ち成功。暗くなったらヒット&アウェイです。

イカは、あっという間にカチコチ。
刺身は家族に大好評でした。

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2010/02/09

Fiberglass Fly Rods & Fenwick

大荒れの週末。
さすがに何もする気がしなくてダラダラしてました。
電器屋にテレビを見に行ったり、スーパーで買い物したりと
そんなくらいで手一杯。

ヒマなので、釣具整理なんかもしてみたり。
最近、着々と増えつつあるグラスロッドのことを調べたくて
本を買いました。
ずっと欲しかったのですが、日本では品切れで、あきらめてました。
ところが、調べてみるとUSアマゾンにたくさんありました。
USAの古本屋との取り引きにちょっと悩みましたが、中古で購入。
思ったより送料も安くて、日本で買うより少しだけ安く済んだかも。

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"Fiberglass Fly Rods"
と、ついでに
"Fenwick"

どちらも著者は同じ。
内容は、アメリカのグラスロッドメーカーの歴史です。
興味のない人にはどうでもいいことなんですが、最近、年のせいか
なんだかこんなどうしようもないことが気になります。
メーカーの成り立ちや、カタログの抜粋がメイン。
ほとんどのメーカーを扱っている分、もうちょっと詳しくてもいいかな、と
いう感じです。

フィリプソンだと、こんな感じでカタログスペックが書いてあるので
買いたい時に、オリジナルなのか、リビルドしてあるのか、なんてことが
わかります。

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ところで、この本。
表紙を開いたらサインがありました。
どうにか、
Rick, Thanks for all the m***l support on this project
とかなんとか読めます。
著者のサインのようです。
お礼に送った本なのかもしれません。でも、売られたのね…。

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フェンウィックのフライロッドは、実はオリジナルの黄色いブランクしか持っていないんです。
いつでも手に入りそうなので、いまひとつ食指が動きませんでした。
ただ、一本、どうしても欲しいモデルはあるんですが、今の今まで一度も出会ったことが
ありません。
気になるなあ。