2013/10/07

メランコリー

今ひとつ、釣りに行こう、というあのワクワク感がありません。
夏は、渓流の虹鱒釣りに通いました。で、ひと段落。
例年は、浜益川のサケに通うのですが、今年は職場も変わって
友人と休みが合いませんでした。
昨年は、人に釣らせることに全てを捧げ、それなりの達成感があったのですが
今年は、そんな目標すらありません。

ここは海だな、と思いながら、海に行って何釣ろう?と考えてます。
やはり、あと少し待ってイカを釣るのが順当でしょうか。


そんな狭間に突然の平日休み。
「全然釣れていない」との噂が、さらにモチベーションを下げますが
せっかくなので、浜益まで行ってみます。
いきなり寝坊して、着いたのは8:00
そしてやっぱり釣れてない、というか魚がいません。
今までも年によって、どうにも調子が上がらなかったり
フレッシュな魚がドンドン釣れたりと、まあ遡上魚だけに
いろいろな年があったものですが、今年は特別のようです。
他の地域では豊漁とのことなので不思議なのですが。
それと、川がすっかり泥で埋まって浅くなり、今までのポイントが
ことごとく無くなってしまいました。
鮭が定位しそうな底石も見られません。

着いた瞬間にあきらめかけましたが、やっているうちに小さな群れが来ました。
しかし、まっ黒。疑惑のアゴ下フッキングで黒雄鮭が釣れはしましたが、
昼前に見切りをつけます。
今年はもうダメでしょう。川の様子を見ると来年以降も気にかかります。
あの泥はどこから来たのか?以前のような川に戻ることはあるのでしょうか?



それからは、山を越えてドライブを敢行。
ちょっといい場所を見つけたので河原で昼寝。
天気だけはいい天気。



ここでもちょっとだけ釣ってみることにします。
スイッチロッドにウェットフライで釣り下るもまるで反応無し。
やがて下流のカーブに倒木が倒れ込む、ここでいなけりゃあどこにもいない、
そんなポイントが見えてきました。日も傾いてきたので、ここで最後の勝負、と
ちょっとだけ意気込んで下っていくと


ジッとこっちを見ています。嫌な予感はしましたが、チリチリと熊鈴を鳴らしてみると
川の中を縦横無尽。右に左に走ってから倒木を越え、走り去りました。
全てが終了したので、竿をたたんで帰ります。



帰りは、酒蔵に寄っておみやげ。ここの蔵は、最近美味くなったと評判で
実際、我が家でも好評でした。サッパリ辛口が全盛の現代ですが、
コッテリした呑み口が逆に新鮮です。

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