2013/08/09

黄金比

竿のスペックの話が出たついでに、
ファイバーグラスロッドのスペックについて。
グラファイトロッドでは、ありとあらゆる
長さと番手が用意されていて、シングルハンドなら
6フィートから10フィートまで用途に合わせて選び放題です。
ところが、グラスロッドでは、定番がほぼ決まっています。

6'6" #2
7'0" #3
7'6" #4
8'0" #5

といったところです。
長さと番手が連動しながら増えていきます。
いろいろと使ってわかるのは、この比率が今までの経験から導き出された
ものであろうということ。
この枠から外れる竿も、もちろんあります。
例えばグラファイトならよくある 「8フィート #3 でヤマメ釣り」なんですが
グラスでそのスペックの竿を手に取ると、最初の印象がまずダルイ。
魚をかけると今度は竿の重さで、決して大きくはないヤマメの引きを
楽しむことができません。
同じ8フィートでも、#5になると今度はどっしりとして、
北国では頼りがいのある相棒になります。

逆にグラファイトではショートロッドに難があります。
使ったことがある方ならわかると思いますが、グラファイトのショートロッドは
低番手でも「棒」のような強さがあって、決して心地よいものではありません。
スコットでは、ショートロッドはグラスが最適、とプロダクトのラインに一貫して
ファイバーグラスを残してきました。

ここでは、反発力の低いEグラスの話になりますが、Sグラスを使った
竿には、長めの低番手にも軽快なものがありましたから、またちょっと違ってきます。

昔のオービスのたぶんGolden Eagleの製品表。
当時は、#4が使われるラインの最軽量だったようです。
今なら、マイナス2番くらいのイメージなのかな。





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