2006/08/08

南紀釣り事情

釣りはできませんでしたが
果たしてどんな釣りが彼の地で行われているのか
興味だけはありました。

伊勢の釣具屋には顕著な特徴があります。
それは「エサ」に対する偏執的とも言えるこだわりです。
条例で決まっているのではないかと思えるほど釣具屋の店名には
「エサ」
の二文字が必ず入っているのです。

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  エサ市場。生鮮食料品みたいです

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  エサ友。エサは友達

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  エサ亀…『こち亀』みたいに何かの略でしょうか?

このほか、
「エサ吉」
「エサセンター」
なども見かけました。
一体、なぜここまでエサにこだわるのか!?
忙しくて寄る暇がなかった事が残念でなりません。
この地ではルアー・フライマンは、不当な迫害を受けて
肩身の狭い思いをしていることでしょう。


伊勢から熊野方面へ行くと、
「エサ」は消えて、普通の釣具屋がありました。
入ってみるとソルトよりバスがメインのようでした。
でかいバスの写真が店頭にたくさん貼られています。
品揃えは程々。

ここのすぐ横には広大な七里御浜が広がります。
車を停めてしばらく眺めていると、
見るからにいい感じの潮目ができていました。
「魚いるならあそこだなァ」
と凝視していると
バシャッとボイルが。
100m近く岸から離れていますが、結構な大きさです。
サワラかサバでしょうか。
サーフジギングのタックルがあれば…と
指をくわえてボイルを見ていました。
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 ボイルのあった潮目。絶好のヨレができていて生唾ものでしたが…


熊野から山間に入ると、今度は川べりに
「オトリあります」
の看板が目立つようになりました。
このあたりは全国の鮎釣師にとって憧れの地です。
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支流の小さな流れにも釣人は結構います。
農家の釣り好きオヤジが経営しているらしい
プレハブの釣具屋もありました。
このあたりでは「エサ」なんて言ったら
追い出されそうです。

それにしても、どこも素晴らしい流ればかり。
川に開発の手が入っていない原因のひとつに
鮎を守っている漁協に力があるのかもしれません。
他の渓流魚もいるはずですが、
狙っている人はひとりもいませんでした。
兎にも角にも鮎一色。

和歌山まで来ると、「普通」の釣具屋が何軒もありました。
バス・ソルト系のルアーもたくさん置いています。
珍しいものもありましたが、今はネットでいくらでも買えますね。
記念にいくつか買ってみましたから、こちらでも試してみます。
いい川がある割に、フライ用品は隅に押しこまれていたのは
人気が無いからなのか?

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