2006/08/15

くらべてみました

以前からずっとひっかかっていたことがあります。
それは、
「ベイトリール、一体ホントはどれくらい飛んでるのか!?」
ということ。
スピニングだと、勝手にポイ→ピュー、と飛ぶだけですから
たいして気にもなりませんが、
ベイトリールはリールによって投げた時の感覚もそれぞれ全然違います。
60、70m飛んだ、なんて景気のいい話も聞きますが
本当でしょうか?
気分だけは盛り上がっていても、
実測してみると、ガッカリするくらい飛んでいないものです。
何度、その気分に騙されたことか…。
(フライのキャスティングですけれど)

ちょうどラインを巻きかえるところだったので、
実際に測ってみることにしました。

まずシンカーですが、釣具屋で18gのキャスティング用のものを
購入してみました。
いつも使っているジグヘッド14gにワームをセットすると
だいたいこのくらいの重さでしょう。
ただし、空気抵抗が少ない形ですからキャスティングシンカーの方が
飛距離が出ることは間違いありません。

使ったリールは3台。
アブの4600C3、2500C IAR、シマノのアンタレスARです。

ラインは安物の4号、ダイワ製。新品を巻きました。
ただし4600Cは、巻いてあった4号をそのまま使用。

竿は、がまかつのラグゼソルテージチータB86H(8’6”)使用。
シーバスロッドで、どちらかといえばパラボリックな調子。
もちろん両手投げ。

実験当日のコンディションは、晴れ。風速3~4mと思われる
いい風が一定の風向で安定して吹きます。
飛ばすためにはまたとない条件です。

計測は50mのメジャーを使いました。
足りないので20m測って、そこからセット。
ミスキャストは測らないで、ベスト3を記録しました。

4600c.jpg
No.1 4600C
今でも磯で使ってます。浸水するとブレーキ不全が…。

実験最初ということもあり、ちょっと恐る恐る。
明らかにブレーキが効きすぎです。
ブロックを1個にしてみると、かなり伸びるようになりました。

1st 65.6m
2nd 63m
3rd 62.8m

コメント
スプールがちょっと鈍重に感じます。実験開始直後でかなり慎重に
投げていましたから、もっと攻めれば70mはいけそうでした。
それと古い糸で、巻き量も足りなかったようです。



2500c.jpg
No.2 2500C
最近のお気に入りです。
当初はバックラしないけれど、飛距離はそこそこ、という印象でしたが
ブロックを1個にしてからは、かなりの潜在力を発揮してます。

1st 80.5m
2nd 79m
3rd 76m

コメント
正直、ビックリしました。想像以上に飛ぶもんですね。
フライでこれだけ投げたら世界記録ですが…。
やはりこのリール、自分のイメージ通りに飛んでくれます。
初速は遅く感じますが、後半の伸びが素晴らしい。
4号の糸では足りなくなったので、途中、2号に巻きかえました



antaar.jpg
No.3 アンタレスAR
浜からのキャスティング用に購入。
しかし、思ったような働きができず、2軍落ちが囁かれている。

1st 81m
2nd 80.5m
3rd 73m

コメント
さすがによく飛びます。
今までの2機種と全くタイミングが違い、
スピニングに近い、球離れが早い感じです。
どういう訳か、思いっきり投げないと飛びません。
初速は速いのですが、後半の伸びはイマイチかな。
タイミングのせいなのか、シンカーを見失ってばかりでした。
2500C(中古)の3倍の値段でしたから、
飛距離も3倍飛んでほしいのが本音ですが…


それぞれリールによってタイミングが違い、
持ち替えた時は必ずバックラでした。
練習もロクにせず、ベストのタイミングで投げられたのは
1回くらいでしょうか。
真面目に練習したなら、まだまだ飛びそうな印象を受けました。
練習としても、遊びとしても結構楽しめましたから
みなさんもいかが?

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