2008/03/19

長時間労働缶詰

週末は散々でした。
土曜は、前日から何やら歯茎がシクシクすると思っていたら
夜にはズキズキと腫れあがる。
どうやら化膿したらしい。
1週間、忙しくて仕事しながら床やソファに寝てたのが
いけなかったのか。
仕方なく、昔もらった抗生剤を飲んで寝てたら
すぐに治りましたが、参りました。
本当は島牧に行くつもりだったのに。

そして日曜は昼間に引っ越し準備。
夜は仕事。
私は昔から勉強や仕事をサッサカ終わらせることの
できない性質で、あちこち寄り道しながら
ダラダラと進めてしまう悪癖持ちです。
受験勉強の合間に読破した本とマンガを積み重ねたら
札幌ドーム三個分くらいになるはず(嘘)

この日も仕事に入る前、本を漁る。
ポカポカした陽気に春を感じた日だったので、
「春のしらべ」という短編が読みたくて
『ムーミン谷の仲間たち』を手にとってしまう(間違いの始まり)
この、ヤンソンが書いた、日本ではあまりに有名過ぎる
ファンタジーも、原作の本で読んでいる人にはあまり
会ったことがありません。
テレビアニメでは、ずいぶんとテレビ向きに変えられて
いるけれど、本当は、かなり辛口、というか
万人向けとは言い難い、ちょっと風変わりな
エピソードが満載のオトナ向けファンタジーだと
思っている。

一冊読みながらPCに向かう。読んだ。仕事は八分の一くらい
進む。面白かったので、今度は『ムーミン谷の彗星』を
持ってくる。この話は、メジャーなムーミンものの第一作。
初版が1945年という世相を色濃く反映している。
不気味に背後に迫る彗星が、大戦の脅威を強く感じさせる。
(このへんは『指輪物語』と似ているかもしれない)

多分、一番人気のあるキャラクターのスナフキンだけれど、
もともとの表音は「スヌスムムリク」。
「スナフキン」は英語版の表記を使ったとのこと(訳者註)
彼は若い頃のヤンソンの恋人だった詩人がモデルらしい。
彼はいつも釣りをしているけれど、浮きは自作(コルク製)
だけれど、持ち物を増やすことを極端に嫌う彼のことなので
竿は必要に応じて木の枝を取ってきて使っているらしい。
パパの宝物は「疑似餌」となっているけれど、
それがルアーなのかフライなのかわかりません。
フィンランドには「ラパラ」「レトケ」「オークラ」なんていう
名作ルアーがあったなあ。

二冊読み終わったところで仕事の四分の一終了。
ここで、スケッチブックを開いてなぜか挿絵を写し始める。
ヤンソンはもともと画家なので、彼女のイラストは
素晴らしい。
サラッと描いたラクガキ風のものに味がある。
なぜか没頭していくつも描く。
ちっともうまくいかない。
そして意味ももちろんない。
img080316.jpg


午前3時まで仕事して三分の二しか終わらない。
まぁ、いつもこんなもんです。

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