2012/07/22

JET

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子供を河原に連れていったのに、着いた時には2人とも熟睡していたので
これ幸いとばかりに、かねてから振ってみたかった「JET」なる竿を振ってみました。

JET、と言ってもあの轟音と共に空を飛ぶアレではなく、この竿をデザインした John E. Tarantino さんの
頭文字を並べたものです。
伝説的なトーナメントキャスターでもあったタランティーノさんの手による
このハーディーの竿の誕生については、あちらこちらで語られているので
聞いたことのある方も多いのではないかと思います。
実は、この竿の前身、"American Glasskona"を振ってみて、
その感触と飛ばしっぷりに、すっかり魅了されていたので、
手にするのをずっと楽しみにしていました。

上の写真の左側が、7'6" #5 のJET、右は、同時代のハーディーのグラスロッドですが
JETじゃあない竿。こちらもなかなか面白い竿です。

結構使いこまれた竿なのですが、これはびっくり、
5番ラインを弾き飛ばすように放つ、ライフル銃みたいな竿でした。
フェノリックレジンのクラシックなグラスロッドですが、とても軽く、
ティップからバットまで綺麗にパワーを貯め込んでくる感覚がダイレクトに
手に伝わってきます。

同じくフィッシャーのブランクを使っていたウインストンのグラスロッドは、
ティップがやたらに軽くてそこだけ曲がってしまい、遠くに投げようとすると
なんだか腰砕けになってしまうのですが、この竿を振ると、同じ素材でも
コンセプトの違いで、これだけのスピードとパワーを表現できることに、
あらためて感心するのでした。
まあ、ウインストンのグラスロッドは、「近距離に強い」というコンセプトが
命題になっていますから、比べるものではないとも思っています。

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