2010/11/21

芝投げ

息子を遊ばせるだけだとこちらも疲れちゃうので
チャンスをうかがいます。
ラーメン屋で昼食をとった後は、むやみやたらに
市街地を走り、ドライブです。
案の定、すぐに昼寝しました。
車を河川敷につけ、車窓から寝顔を見える位置に駐車して
竿を抱えていそいそと準備します。
競技用のロッドを振るなら「投げ練」ですが
楽しみで投げるなら、なんでしょう。
英語では Lawn Cast というきれいな言葉があります。
直訳すると「芝投げ」でしょうか。

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最近は、イカ釣りばかりでなかなかゆっくり竿を振る機会がありません。
この日、初めて振る3本。
1本目は、つるやのFEEL 6'9" #3
2本目は、FENWICK FF605-2
3本目は、FENWICK FF837
です。

つるやさんのFEELは、以前から興味があったんですが、
いい値段がするので、なかなか縁がありませんでした。
これは、なぜか居酒屋1回の値段で購入。
日本のグラスロッドらしい、繊細なティップですが、本気になると
#3でも80フィート近く飛ばせるように、バットがしっかりしています。
半透明なブランクに、仕上げもとても綺麗で
なんというか、色々な面でメイド・イン・ジャパンな竿でした。

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FENWICK FF605-2 は、はるばるUKからやってきました。
有名な "FERALITE" ではなく、"FENGLASS" の文字がブランクにあります。
グリップもお馴染みの「雄々しいヤツ」ではなく、ウエスタンシガーのような形。
時代は1980年代の半ば、FENWICKのファイバーグラスロッド、最後の製品ではないかと思って
いましたが、後年の復刻でアジア製かも。
6フィート、5番という、代々FENWICKの最軽量スペックを踏襲したものですが
前FF605より、気持ち強め、リッジラインのWF5を乗せて、ぎりぎりフルラインが出ます。

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FENWICK FF837は、長い間探していた竿でした。
FENWICKでロッドデザイナーをしていたジム・グリーンが愛用していた名竿との
触れ込みで知られているモデルですが、中途半端な長さのせいか、あんまり
出回っていないようです。
でも、これも居酒屋価格で購入。
グラスの高番手は、8フィート半が多いように思いますが、実際に振ってみると
グラファイトに慣れている現代人には、ちょっと重ダルに感じます。
8'4"という長さと、7番というラインのバランスがいいのか、
それほど重くもダルくも感じることなく、簡単にフルライン+αが投げられます。
ジム・グリーンは、この竿をスチールヘッドに使っていたそうですが、
現在の、高性能ツーハンドやスイッチロッドを多用するその手の釣りから考えると
かなり頼りない感は否めません。
「芝投げ」が、当面の出番になりそうです。

P1060660.jpg


と、ここまで遊んでいたら息子が目を覚ましました。終了。

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