2006/10/09

うずまきぐるぐる




CD3枚にLP1枚
CHAPTERHOUSE の ”WHIRLPOOL”
アルバムとしては全部同じもの。

CHAPTERHOUSE は、90年代前半現れアルバム2枚を出して消えていった。
MY BLOODY VALETINE(MVB)が与えた影響から生まれた連中は
「シューゲイザー」
なんて呼ばれている。
陰鬱な轟音をうつむきながら演奏するから「靴見つめらー」ということ。
理想を共有してひとつのムーヴメントを作っていたわけではなく、
そのうえ内向的かつ耽美的な姿勢から
当然メジャーな流れにはならずに、
ほどなく大半が暗闇に消えていった。
CHAPTERHOUSE自身は、アメリカでのウケが悪く
その上2ndアルバムが当時は全くの不評(私は好きだったが)で、
そのまま消えてしまった。

時代の空気が封入されているものほど、時をあけて聞くと微妙な違和感を感じるものが多い。
当時は新しく感じたものが今となっては逆に古臭く思えたりもする。

CHAPTERHOUSE の1st "WHIRLPOOL"をリアルタイムで聴いていた時は
結構好きだな、くらいのノリだった。
MBVよりポップでダンス寄り。大衆路線なんだろう、といった認識で。
それから10年経って、聴きなおしてみると、こりゃビックリ。
全然古くなってなかった。
それどころか、逆にみずみずしいと感じるくらい。
巷の評価も私と同じだったようで
中古市場で彼らはなかなかの人気らしい。
アメリカでも再評価されているらしく、結構E-bayでも見かける。
二、三年前は、バブルといってもいい状況で、かなりのプレミアがついていた。
レアなベスト盤CD "ROWNDERBOUT"に35000円なんて値がついたり。
最近はそうでもないが…。

彼らはSPACEMEN 3から影響を受けたと語っているらしいが
あんまりサイケ寄りのイメージはありません。


 ここで本題。

<左>
私が最初に持っていたのはUK盤のオリジナルそのままのアルバム。
昔なのでいくらだったかは忘れた。
思い入れがあるのでプライスレス。

<中>
しかし、日本盤には、ボーナストラックがあり、
その中の"Come Heaven"がどうしても聴きたかった。
しかたなく、中古3000円で購入。

<後>
そして、
噂では"Die Die Die"
この曲は、必聴の名曲だという。
これはどうしても聴かなくてはならない。
LPのボーナス盤にオマケでついているのを発見。
5000円。
しかし、"Die Die Die"
ちっとも彼らの良さが出ていない。と思っている。
これは失敗だったか。
この1曲のために5k円払ったのに。

<右>
最後は今年になって。
なんと、長らく廃盤になっていた"WHIRLPOOL"が
再発されるという。
なぜかレーベルは、昔McKARTHYを抱えていたチェリーレッド。
このレーベルまだ生き残っていたんですね。
オリジナル+ボーナストラック6曲つき。
ボーナストラックのほとんどの曲は12”で持ってますが、
CDの方がお手軽に聴けますから即買い。
買ってみるとうれしいオマケ。
なんと歌詞カードが入っています。
これだけでも買った甲斐があるっていうものです。
しかし…
このアルバムで1番好きな"Something More"が
シングルver.で入ってます。
これはアルバムver.の方がずっといい。
というわけで減点。
でも1500円は安い。

こんな理由で、気がつけば同じアルバムが手元に4枚。
このほかにもこのアルバムからの12”シングルも持っているから
いろんな曲が錯綜してわけがわかんなくなっていたり。

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