2014/10/19

上級な魚

以前、近所の川にカジカ釣りに連れて行った後、
「もっと、いい魚が釣りたいな…」
と、息子がボソッと言っていました。
「何を贅沢な」
と、ちょっと腹が立ちましたが、人間、これの次はさらにあれ、
あれの次はもっとそれ、と思うからこそ、
この厳しい世の中を渡っていけるというもので、
逆に新しい物もいい物も、何にも欲しくない、というのであれば
ゆくゆくは、そのへんの公園で寝泊まりするか、
深山に分け入って仙人になる修行をするか。
息子がそんな選択をしないとも限りません。
自分で探しに行ってみろ、と言うのが筋なのはわかっていますが
まだ小学生前の子どもに釣竿と財布を持たせて送り出すだけの
度胸が私には無いので、近所の川に連れていくことにしました。

着いてすぐにカジカ。
私が子どもの頃、生まれて初めて自分で魚を釣ったのが
この川のカジカだったような気がします。


カジカが2匹も釣れたのにあまりテンション上がらず。
義父の口癖、
「子どもにあんまり美味い物を食わせるんじゃない。」
という言葉を思い出しました。
カジカで喜ぶくらいが本当はいいはず。

それからはきのこ探し。
昨日の公園ではサッパリでしたが、ここには結構あります。


最後に、場所を移して深場のポイントへ。
エサを投じて、様子を見ていると巻き返しに浮いていたマーカーが
スッと沈みました。
上げさせると、期待していた虹鱒が。
カジカもそうですが、私が初めて釣った鱒は、この川の虹鱒でした。
その時のこと、それから釣った魚の様子は今でも鮮明に覚えています。



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