そういえば、とりめしが話題になるようになって久しいですが、私も本場のとりめしを食べたことがありません。
そこで、家族で本場のとりめしを食べるために美唄まで行ってみることにしました。
今となっては面影すらありませんが、空知はその昔、炭鉱で栄え、それはもう大変に景気が良かったと昔話に聞いています。
お金の集まる所に人が集まり、人が集まる所に美味しいものが生まれるというのは、私の考えている法則です。
昔から続く美味しい店がある町は、石炭だったり鉄鋼だったりニシンだったりと、一時代を築いた歴史が必ずあるように思います。逆に細く長く堅実に続いてきた町には、あまり美味しい店がありません。中には例外もあるかもしれませんが…。
まずは、夕張に寄って化石を見せて、魚もついでに釣らせようと思いましたが、なんと化石の展示館は閉館していました。何より、公園すら閑散として人を寄せ付けない雰囲気。たったのこの2年でさびれ感がさらに深まっています。
肝心の釣りは、息子が虹鱒をバラし、私が小さいのを少し釣りました。
息子はキノコを探したり、虫を探したりと忙しく動いていたので
「ダニに気をつけろ!」
としつこく言いましたが聞こえていないようです。
そこから万字炭鉱跡を抜け、12号に出ましたが、この炭鉱跡も人家がまばらになった今も往時の気配のようなものをうっすらと漂わせて、言葉にし難い何かを感じさせます。
空知を回って思いましたが、炭鉱跡の荒れ地にはこの白い花が多いのは何故なんでしょう。
子供の頃から「マーガレット」と呼んできましたが、どうやら本当の名前は
「フランス菊」のようです。
元は街並みがあったであろう場所にビッシリと咲いている様は、消えてしまった町の記憶のようでもあります。
とりめしを食べられる店は二つあったのですが、昔から気になっていたドライブインの「藤観光」さんで食べてみました。
息子たちによるレビューでは、とりめしはうまかったそうです。
とりもつが入っているがポイントと見ました。美唄焼き鳥にしても、精肉よりモツの方が圧倒的にコクがあって美味しいですから。
それからガサガサマニアの長男がどうしても池に連れていけと言うので公園に行くと
こんな塔が。三角形の断面と上の円盤を見ていると私の中の記憶が何かに似ていると訴えます。ハッと気がついたのは、子供の頃に好きだった「未来少年コナン」に出てきたインダストリアの三角塔。円盤が三つあったら完璧だったのにな。
展望台でした。
この公園の池は立ち入り禁止だったので、結局、他の公園まで連れて行かされ、暗くなる直前までガサガサに付き合わされました。
翌日ですが、上の息子が耳を痛がるので見てみると、見事にダニが食い込んでます。やっぱり…、という感じですが病院に連れて行ったりとなかなか後始末が面倒なことになりました。
こんばんは!
返信削除またまた懐かしい地名が!
大昔、釣り帰りに万字か美流渡か忘れたけど温泉入りました。
お子さんに楽しく北海道の明と暗の歴史に触れさせて素晴らしいと思います!
ダニ大変でしたね。
あと、機会があれば近場ですがボクのお気に入りの止水でご一緒にプカプカできたらと思います(笑)
きっと万字にあった温泉ですね。今はもうやっていないようですね。
削除空知の雰囲気が好きで、あちこち釣りがてらに回っていますが、息子も炭鉱跡の
印象は強かったようでした。
夕張、ダニが多くて私も以前にやられたので気をつけさせていたんですが…。
まあ、これに少し懲りて気をつけてもらいたいです。
やっぱり暑い夏はプカプカですね。ぜひお願いします。