2014/03/23

Quest for Searun Char 3

早春の釣り、釣れなくとも十分に楽しい、と何度も言っています。
実際に楽しいのですが、たまには魚というものを釣ってみたくなります。
そこで、未踏の地の開拓はお休みにして、実績のある川へノコノコ出向いて
みることにしました。
しかしこの川、名が知られている割に、実は私は一度しか釣りをしたことがなく、
しかもその時はボンズ。
正直、ポイントをさっぱり知りません。
釣り物の少ないこの季節、それなりに混雑もするでしょう。
ダメなら港にでも逃げよう、と弱気に考えて出かけてみました。

朝のうちは無風。
釣りやすいのはいいけれど、逆に釣れる気がしません。
ぽつりぽつりと魚の波紋が見えますが、小さいのでウグイか。
それからあちこち見て回りましたが、やはり良さ気な場所にはひとりふたり、
多いところには三人も先行者がいました。

そろそろ帰る時間も近づいたし、港にでも寄って行こうかな、と思いましたが、
最後にどうしても気になった朝のポイントへ。
見た目は地味なのですが、流れの具合といい、頭に引っ掛かってなりません。
折から強風が吹き始め、厳しい向かい風になった中、岸ギリギリのところで何か
かかりました。


大きくはないけれど、この川で初めての雨鱒。
そして、それからは、リーダーがトップガイドに吸い込まれそうな超のつく近場で
投げるたびにアタリがあります。いくらでも釣れるようでした。
1時間ほどで祭りは終わります。徐々にショートバイトが増え、最後は
全くの沈黙。嘘のようです。
強風で水が動いたせいなのか、何かのベイトがたまっていたのか。




釣れるとしまうと贅沢なもので、有名河川でたくさん釣るより、
探索の旅で、やっと釣れた1匹が欲しいなんて思ってしまいます。



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