2014/03/09

ウヰスキー

早朝3時に目を覚まし、車に乗り込みます。
暖気運転をしながらシートにじっと座り、釣りに行くべきか、行かざるべきか、考えました。
いまひとつ気乗りがしないのは、前日までの仕事が立て込んでいて
疲れているから。
冷え込んでいて、雪がちらつくせいなのかもしれません。

10分ほど考えて、気乗りしない時の釣りは、やめるべし、と
前進するだけの若い頃には考えられなかったのに、最近になって
やっと身についてきた「退く時の賢明さ」を発動させて車を降りました。

インフルもやっと去り、家族サービスの時かな、とソファでウトウトしながら
考えます。釣り道具は積みっぱなしなので、それも使えそうな所。
ということで、今話題の?ニッカウイスキー余市工場に行ってみることにしました。
長年、この地に住んできたのに、実は一度も見に行ったことがないんです。

工場見学は、特に予約も要らないようで、現地に直行。
きれいなお姉さんが慣れた感じで説明してくれるのは、さすがに大企業傘下と
いった感じでローカル色はありません。
今は、アサヒビール資本なんですね。酒類メーカーは、世界的に買収が激しく
本場のスコッチの蒸留所もほとんどが大企業傘下のはずです。

今話題、というのは、NHK朝ドラで、創業者の竹鶴さんとその夫人のリタが
取り上げられるらしいから。ちょっと地味な感じもします。


竹鶴夫婦が暮らした家は、小さいながらもお洒落な作り。
博物館には積丹沖で釣った巨大なイシナギの魚拓や自分で撃った熊の展示があり、
なかなか多趣味な方だったようです。

肝心の工場は、まあ施設を眺めるだけなんですが、ウイスキーの製造に
若いころから興味があったので、個人的には面白かった。


巨大なポットスティル、蒸留器。





もちろん試飲コーナーがあって、二種類のウイスキーが選べます。最近は、蒸留酒といえば、芋か泡盛ばかりだったので、久しぶりのウイスキーは、ビックリするくらい美味しかった。

運転をヨメに任せ、裏の川の偵察に。いい時期にはボイルもあるはずなんですが、この日はまだまだ寒く、生体反応無し。


釣りはお遊び程度でしたが、家族からは評判もよく、レストランもあるので、家族サービスにどうにも身動きのできない釣り人にとっては、狙い目の場所です。


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