2006/05/26

室蘭は優しかった

きのうのじいちゃんの話では
「アブラコは、朝ダメだ。昼の方がマシ。夕方が一番。」
ということだったけれど、なにせポイントがさっぱり
わからないので、探索を兼ねて早朝から釣ってみた。

防波堤を一寸刻みに投げては底叩きを繰り返して一周。
どうにか海底のイメージは掴めた。
じいちゃんの予言どおり、朝は、ツンもトンも無し。
潮が早すぎて、3/8ozのシンカーが、
底に着いてもどんどん流されていく。

日が上って、干潮で潮が止まる。
すると30㎝台のアブラコが3匹とカジカが釣れた。
どうやら、潮がきついので、潮止まりの方がいいようだ。
それにしても、どの魚も海底のテトラの隙間にいたようで
引っ張り出すときに4号のフロロリーダーがザリザリに
なっていた。
じいちゃんも
「でかいソイがかかったら、絶対潜られて上がんね…。」
と言っていたように、かなり厳しい釣り場である。
P5250089.jpg

なんとなく、この時季のパターンは掴めた。
・まだ浅場に出てきて積極的にエサを追ってはいない。
・ストラクチャーの隙間で、上から落ちてくるエサを待っている。
ということらしい。


それなりに満足したので室蘭の町を見ることに。
湾をぐるりと取り囲むように町があるのは、函館と同じ。
函館と同様、ここも余所者泣かせな町だ。
湾を巻くように走っているうちに、方向を失って自分がどこにいるのか
わからなくなる。
今では、白鳥大橋、室蘭新道と高い所を走っていくと
町に一度も降りなくても通過できるようになった。
なので、今までは全然どんな町か知らずに通り過ぎてきた。

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         意外に絶景スポットが豊富

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       いかにも室蘭、な工場。なぜかワクワクします

ぐるりと市街地を一周して白鳥大橋まで戻ってくる。
これで室蘭、だいたい頭の中に入りました。
じいちゃんオススメの夕方が近づいたので
今日のパターンにピッタリの場所を探す。
と、ありました。テトラ、捨石が。
防波堤はカレイ釣りの人で満員ですが
そこでは誰も釣りしていないので、少し不安に。
しかし、すぐにトンが来る。
ゆっくり待って乗せてみると、これがかなり暴力的なファイト。
久しぶりに釣りをしていてドキドキしたかも。
48㎝、太くていいコンディションです。

P5250099.jpg

次に来たのはさらに強烈。
体をのけぞらせて必死で耐えていましたが
無情にも切られる。
リーダーは5号くらい必要だったか…。

その後、捨石周りで43㎝。

P5250101.jpg

噂には聞いていましたが、この季節のアブラコ、
晩秋のモクモク首を振るだけのアブラコと違って
引きが物凄く強くてシャープに走る。
ベイトタックルでもヒヤヒヤ。
楽しい。
その後も40㎝くらいのカジカが来たり
抜けた、バラした、と退屈せず。

室蘭のみなさんは、5時になると続々と港に現れました。
仕事が終わってから釣りに来られるなんて、なんとうらやましい。
この日は天気もよく、ひさしぶりに風のなかったのがありがたく。
釣れなくてもいいかな、と出かけてみた室蘭ですが
非常に満足のいく釣りになりました。
P5250102.jpg


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