2014/06/27

生アルミ

フライロッドのリールシートに使うリングには、高価なものほど
ニッケルが使われています。
ちょっと重いけれど、見た目、高そうに見えるからでしょう。
ただ、私はアルミの質感が大好きで、昔のスコットに使われているような
アルマイト処理された、ちょっと派手な色付きのなんかが好みなんです。

2、3年前に手に入れたThomasのHeirloomという竿。
グラス竿好きの間では評判がいいだけあって、なかなか
いい竿なんですが、こちらのリールシートは、生のアルミのアップロック。
探してみると、意外に生アルミのリールってないんですね。
あるにはあるけどアレはなぁ…と悩んでいると、閃きました。


ダイワのファントム#805
このリールには思い出がありまして、
遠い昔。まだ小学生だった頃、フライをどうしてもやってみたくなり、
道具を集めようとしたのですが、いかんせん、小学生にとっては何もかも
高価過ぎました。
ただ、ダイワのルアーロッドはお手頃価格で愛用していたので、
このリールの広告を見た時は、もしかすると1万円以下で買えちゃったりするのかな?
と期待したのを覚えています。
ところが、実際に店で見てみると、2万円超えの値段。
結局リールは、シェークスピアの1500円。メダリストのバッタもんになりました。
そういえば、こちらのリールも生アルミだったはず。

今になって手に入れてみると、強気の値段設定だけあって、
それなりに手の込んだ作りです。
ファントムシリーズは、ダイワが世界に乗り出すためのきっかけだったように
思います。ルアー用のリールは、その後世界的な評価を獲得するに至りましたが
残念ながら、フライ用はほぼカタログ落ち。
もう一回くらい気合いを見せて欲しいところです。



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