2012/09/30

秋競馬

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オルフェーヴルの参戦で、注目の集まる凱旋門賞も間もなくです。
昨年から注目していた2頭、Camelot(キャメロット)とDabirsim(ダビルシム)のその後ですが
まずは、ハンガリーの名馬、キンチェムの末裔キャメロット。
順当に英2000ギニー、英ダービー、愛ダービーを無敗で勝ち進みました。
近年は、その後はキングジョージか凱旋門に進むのが常道になっていましたが
ここで意表をついて、セントレジャーとコマを進めました。
2000ギニー/皐月賞、エプソムダービー/日本ダービー、セントレジャー/菊花賞
ということで、ここを取れば英三冠となりますが、この40年というもの、
セントレジャーに進んだ二冠馬は、他にいません。
1970年にニジンスキーが三冠馬になりながら、凱旋門賞を惜敗したことが
このレースの価値をすっかり貶めてしまいました。

勝てば、名馬ニジンスキー以来のトリプルクラウンの誕生か、と期待されたにもかかわらず
結果は惜敗。そんなに強い相手がいたわけではないのに、やっぱり距離が長かったのか。
まあ、クラシック三冠に強くこだわるのは日本だけみたいです。




注目のもう1頭、ハットトリック産駒のダビルシムは、さっぱりでした。
春初戦で2着、本番の仏2000ギニーは、6着で見せ場無し。
それまでの主戦騎手だったデットーリからスミヨンに乗り替わりましたが
それがダメだったんでしょう。
もともとハットトリック自身、凡走と好走の波が大きい馬でした。
サンデーサイレンス産駒は、足をためてタイミングを計り、
ここぞという一瞬で加速できることが武器でしたが、
イメージ的に、そんな乗り方が上手そうなのは、デットーリの方か。
全盛期の武なら上手に乗れたでしょう。
スミヨンは、自分からコンビ解消を申し出たそうです。

スミヨンは、凱旋門賞でオルフェーヴルに乗るはずですが
ブエナビスタのジャパンカップといい、日本と相性がいまひとつの感じですね。

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