2015/12/31

年末2

前日のどうにもならない釣りにガッカリしたのと、
結構風があるようだったので、午前中は家でゴロゴロ。

しかし、ここで腐れていてもな、と休んで少し持ち直してきたココロで
重たい身体を寒空の下に持ち出します。
でも、昼飯を食べてから出てきたので、海に着いた時にはもう
日が傾いてきました。



さすがに大晦日。夕暮れの漁港には誰も釣り人がいません。

まあ、何とかなるだろう、と妙に自信をもって釣り始めると、程なくして
40cmくらいの雨鱒が釣れてくれました。
港にズリ上げようとすると外れてしまいましたが、昨年の感覚が戻ってきたのを
感じます。
暗くなる直前、今季初めての小さな雨鱒を手にして、満足しました。


2015/12/30

年末1

ヨメの実家に帰るのは、年末と年始、その年によって違います。
今年は年末の帰省ということになりました。

考えてみれば、このところ真面目に鱒を狙っていません。
仕事と子育てに気力体力を消耗させられて、魚を釣ろうという
意欲、というか心のエネルギーがすっからかんになってました。
年末年始の休みで少し充電したいところです。

ちょっと寝坊して出発すると、ちょうど日の出の時間。



快晴の空に昇る太陽からは、空に向かって伸びる光の柱。
サンピラーと呼ばれる現象でしょうか。




風も無く、キリッと締まったいい空気。

年末は、風が落ちる予報でしたが、思っていたより波は落ちることなく
島牧あたりの浜はフライでは難しそうです。

ということで、漁港。
去年、初めて漁港に挑戦してみて、難しさを知ると同時に
逆に何とかしてやろうと燃えたことを覚えていますが、なにせ
1年ぶり。
毎年毎年感じるのは、その年最初の釣り(ヘラ、イカ、フライ、ルアーと何でも)は
どうにもうまくいかないまま終わってしまうということ。
感覚というのは本当に微妙なもので、その感覚が戻ってくるまでは、
フラストレーションがたまってイライラするものです。

この日も、潮がほとんど効いていない港内で、リトリーブをしてみるものの
時折、間違いなく雨鱒が毛鉤の回りを悪戯するのを感じるだけで
なかなか魚に口を使わせることができません。

仕方なしに川に行ってみますが、こちらも無反応。
何か釣れる気配が無く、まだ時期尚早なのは否めず。
川に立ちこんで竿を振るのは、気分だけはとっても良いのですが。


それから、また港へと迷走し、やっと魚を掛けることができました。
ところが、何となく予想した通り、寄せてくる途中でバラシ。
どうもやることなすことがギクシャクして釣れてくれるイメージが描けません。
そのうち暗くなってしまったので、苦し紛れのソイ釣りで完全ポーズ回避の1日。


2015/12/29

時間の伸長についての考察

仕事納め。職場は人もまばらでやることがありません。
今年の後半は、何かと忙しかったり、仕事に悩まされたりと
あっという間に過ぎてしまいました。
しかし、やることの無いこの日の長い事よ。

職場の机でぼんやりムーミンの挿絵を写して眠気をうっちゃっているうちに
どうにか定時となってくれました。
忙しい時は、あんなに時間が無いのにな。


2015/12/25

サンタの勤労感謝の日


悪い子のところにも寛容なサンタは来てくれた模様です。
テーブルのクッキーは、無くなっていました…。

2015/12/16

電脳コイル


ネットの噂によると、光車の世界観を下敷きにしたアニメがあるとかで
ずっと気になっていたので、寒くて釣りに行けない退屈な日にツタヤの会員になって
DVDを借りてきました。(初Tカード)

宮崎アニメ以外のアニメ見るのはかなり久しぶりですが、結構ハマって
次々と見ているうちにあっという間に最終回。

オレンジのバッジをつけて子どもたちの秘密組織、というと天沢作品で言えば
「オレンジ党」ですが、世界観でいうと、短編の「人形川」「グーンの黒い地図」
あたりの、霧のたちこめる異世界に迷い込んでしまう感覚に近い気がします。
天沢作品の定番になってる、平凡な女の子と魔術的な力をもつ女の子のダブルヒロイン、
というのは考えてみると「アナ雪」も一緒でした…。

でも、あんまりそんなこと考えずに純粋に楽しめる良作と思います。
NHKのアニメといえば、未来少年コナン以来、ちゃんと見たことなかったかも。

2015/12/14

本日の空



穏やかにこのまま冬が過ぎてほしいと
心から願います。

2015/12/13

子どもたちをどこかに連れて行ってやろうと思っていましたが
無風でベタナギ、これを逃したら後悔しそうです。

子どもたちを連れていきつつ、釣りもしてやろうという
野心的なプランを立てます。

まずは、小樽で


思い切って岬の先まで行ってみます。
これ以上ないくらいのいい天気。
でも、潮はイマイチ。


ガヤが釣れたくらいでイカからの便りは無く、
難しいのはタイミング。

岬の湯は気持ち良かったです。

2015/12/12

竿工場


しばらく放置していた竿作りですが、忙しくてなかなか釣りに行けないので
またちょっとずつ進み始めました。
が、並行して6本くらい作ってる上に、納得いかないとどうしても先に進めない
性格が災いして、遅々としております。

2015/12/06

一網打尽

寒いし何か美味しいものでも食べて、温泉にでも入ってこよう
という話になりました。
「釣りはできるか?」
と聞かれますが、さすがにこの季節ともなると、釣れるも釣れないも
やってみるまで保障できません。
とりあえず、子どもの頃、よく行って小さな岩魚を釣った川へ連れて行ってみます。


それが、岩魚はサッパリ。
何せ訪れるのは20年ぶりくらいになりますし、思っていたより寒くて
何もかも凍てついてます。
何かいる、と川を覗き込むとまっ黒になるくらい、小さな魚。


ここは、得意のガサガサで攻めることにします。
そうして採れたのは、全てワカサギ。
釣りと違って、まさに一網打尽。
何度か掬うとバケツにたんまり。
家に持って帰って、得意の揚げて特製のタレに漬け込むと
一週間ほど美味しく食べられて家族からも好評でした。


2015/11/30

お手入れ


今年は、ヤリイカもイマイチのようで、撃沈覚悟で海に行く気には、なかなかなれません。
そこで、夏に使った竿の手入れでもすることにしました。

今年、一番よく使ったのは、ハーディのグラスロッドでしょうか。
JETだけが有名ですが、どれを使ってもそんなに変わらない感触です。
ブランクが薄くて、軽くパリッとしていています。
JETの前半までは、ケネディー製のブランクなので、ウインストンのグラスロッドにも
似た感じです。
ビンテージのグラスロッドは、見た目カッコいいんですが、実際に日本の渓流で
使うとなると、ティップが重くて近距離を投げるのがしんどかったり、全体にゴツ過ぎたりで
結局、使う気にさせてくれる竿は、それほど多くは無いと言っていいかと思います。

2015/11/22

下り雨

海で最後のヒラメを狙うか、それとも川で下り始めたであろう雨鱒を狙うか。
前日の夜は迷っていましたが、寝坊したことで自動的に川へ。


急に寒くなって、毛鉤を追ってくれる魚がいるのかどうか不安でしたが、
どうにか1匹の魚が針をくわえてくれたおかげで寝坊を後悔しなくて済みました。


2015/11/21

大チカ

チカ釣りがしたい、とうるさいので、アミブロックを買って
息子を港へ連れて行きました。

最初の港では、爆風の中、小さなチカが1匹。
息子は、まだ粘ると言ってましたが、チカ釣りの秘訣は良い群れを
探すこと。次の港へ移動します。

隣の港も閑散として誰も釣りなどしていない、寂しい冬の風景です。
しかし、よく見るとかなり大きな魚影も見えます。
早速コマセを撒いてみますが、どうも魚のやる気がないようで
ちっともコマセに付いてくれません。

どうにかチビチカを釣って時間をつぶしているうちに、午後になり
風もあって寒いのに、息子はまだまだやりたいようです。

寒風カップ麺、美味し。


日の短いこの季節。
2時を過ぎるともう夕暮れの気配が漂います。
突然、それまでユッタリモッタリ泳いでいたチカにスイッチが入り、
猛然と餌を追うようになりました。
ヤマメ並みの大チカも何匹が釣れて、なかなか食べ応えがありそうな
釣果にやっと息子は満足したようでした。




夜は、駅に列車見学。
カシオペアが来春廃止されると、もうこの線路で見られる車両は
ほんの2、3になってしまい、何とも寂しい限りです。


2015/11/15

狼の鼻息


息子の発表会がありました。
まあ、よくありがちな題材ですが、「3匹の子豚」です。
何の役をやるのかと聞いてみると、「狼の鼻息」とのこと。
鼻息、鼻息の役か!?

思っていたより威勢のいい役でした。

2015/11/14

遠くもいいかも

前の日には、近場で十分、欲張らぬがよし、と言っておきながら
荒れる予報から一転、凪になりそうなこの日の天気を調べていると
どうにもウズウズしてきます。

この日を逃せばもうチャンスがないかも、などと思い、
前言を翻して遠くヤリイカのポイントを目指していました。
着いてみると、風は理想的。でも、潮はドンヨリと止まっているようです。
ダメかな、との予感は外れず、ヤリイカの方はアタリもサワリも無し。
ただ、たまに何かがアタってきている感触はあったので、エギをワームに替えて
みますがなかなか食ってきません。サイズをうんと落とすとやっと当たって
まあまあの型のガヤ。ガヤなら真面目に釣ってみようか、と思うと今度は釣れず。
意地になって車に戻り、竿もラインも入れ替え、極小ジグヘッドにメバル用の
ピンテールワームにすると、やっと連続して乗り始めました。


煮付けに十分な魚を確保したので移動します。

やはり、ヤリイカに未練を残していたので、
帰路途中、思い切って深夜の港へ。
あまり人はいませんでしたが、ヤリイカが上がったそうです。
早速エギを投じてみますが、ここも潮が弱い。
反応鈍いながらもマメイカか釣れ始めました。
そして強い引きのヤリイカ。
型はこの時期としては、まあまあです。

渋くて渋くて、だましだましマメイカ、ヤリイカを
乗せていきます。お隣さんはマメイカ1杯だけと疲れてました。
パターンにシビアな時は、引き出しが多くないと
アタリすら出ないのがイカ釣りの面白さです。
釣れる時は、何やっても簡単ですが。


2015/11/13

近場で十分

休みは、子どもをどこにも連れていけそうにないので、金曜日に早上がりをして
近場の小樽にでも連れて行くことにしました。
息子1号だけではなく、2号もついてくることに。

マメイカ好調とのうわさ通り、子どもにエギを投入させるとどんどん釣れてきます。
ちょうど時合いもよかったのでしょう。
ひとりで投げてなんだかチョイチョイ動きをつけ、なかなかうまいもんです。
と感心だけしてるわけにもいきません。
ここは、年の功だけでも見せつけておかないと、エギなんて簡単だ、と
世の中をナメ、ついにはオレって何でもできるんだぜ、と勘違いした若者になってしまって、
ついには親子の縁を切ることを本気で考える、なんてことにはならないでしょうが、
やっぱりちょっと悔しいので、本気で勝負してみます。
が、エギの違いなのか、この時は息子の方がいいペースでした。



やがてイカに飽きた息子はワームでソイ釣り。
小樽のシマゾイ、初めて見ました。


その後は、マメイカも渋い時合いに入り、そんな時は年の功、
私ばかりが釣れるようになりました。
同じ釣りでも刻々と変化する状況を読むのは、ヘラブナ釣りに似た楽しさが
あるなあ、と思います。

家から1時間弱で行ける釣り場でこれだけ楽しめるなら、もう近場で十分かな、
とこの時は思いました。

2015/11/08

キノコバカの営業終了

今年の夏が来るまで一度はおさまったと思っていた上の息子のキノコ熱。
夏が過ぎ、雨の多かった今年はキノコの豊作となってしまったせいか、
今まで以上にキノコへの熱に侵されてしまったようです。

しかし、冷たい雨が降り、パタリとキノコも生えてこなくなりました。
それでも10月の下旬までは、かろうじてエノキタケやムキタケが
キノコハンターの飽くなき収集熱に応えてくれたのですが、
さすがにそれも終わりのようです。

この日も朝からキノコキノコとうるさいので、買い物ついでに
何度か来た公園に連れてきたのですが、めぼしい獲物は無く、
現実をやっと飲み込むことができたのでした。


下の息子はキノコが嫌いなんだそうです。

2015/11/07

いきなりピーク

そろそろ我が家の冬プログラム運行の季節となってきました。
行き場の無い、冬シーズンでもそこそこ楽しめて、風や雪の影響を
受けにくい場所となると、それほど選択支はありません。
その少ない選択支を繰り返して、何とか冬が過ぎ去るのを待つという
のがここ数年のパターン。
特にこどもが行って楽しい場所となるとほんのわずかしか無いのが悩みの種で
もし政府が本気で少子化対策を考えているなら、北国の冬の遊び場確保に
くだらないことに使っている予算のいくらかを回して欲しいものです。

この日は、こどもの希望で最も多用される『小樽コース』に決定。
昼飯と買い物を市場で済ませ、まずは、小樽市総合博物館へ。
残念ながらアイアンホース号は、冬季運休となってしまいました。
室内でもそこそこ時間をつぶせます。


外には行けたけれど、冬囲いをされていて閉鎖間近。



ソイを釣りたいと上の子が言ってるので、港へ。
ところが、見たことのないような人出に驚き、眺めていると
マメイカが好調に釣れているようです。
肝心の息子たちは車で爆睡しているので、このチャンスに1人で釣りに。
活性も高く、かなり浮いているようで、どんどん釣れてきます。
いい加減釣ったところで、息子を起こしましたが、ちょうど群れが去ったのか
パタリと止まってしまいました。
まだ暗くなるまで間があるので、釣れなくても粘っていると、またラッシュが。
今度はさらにすごくて、投げたエギのラインを張ると、もう掛かっているくらいのペース。
ヨメも呼んできて交代すると、2人でポンポン釣っています。
今年初めてのイカ釣りですが、いきなりこれ以上ないくらいの日に当たったようです。
下の息子の面倒を見て、釣っている場所に戻ってみると、暗くなってすっかりアタリが
止まったようでした。
昔から、この場所は明るいうちしかイカが釣れないのが不思議です。

数えてみると、1時間ちょっとで100パイ近く釣っていました。
息子に教えたり、ヨメと交代したりしての釣果なので、上々です。
まともにイカを初めて釣った息子が、いつでもこんな簡単に釣れるものと
思いこんでしまったら困ります。



2015/11/03

冷たい川

天気予報で期待していなかったのに、この日はいつもの年のように
暖かい日が訪れそうでした。
考えていたのは、(この季節にしては)暖かい小川でほっこりと
短い竿を振り、あわよくばドライフライで釣れたりしなかな、と
そんなイメージ。

二年前、そして三年前のこの時期には、その頃よく通っていた川へ
足を延ばして、その年最後の渓流を楽しんでいたのだけれど、
ちょっと疲れ気味の今年は、そこまで車を走らせる気力も無く、
近場で似たような釣りができないかと悩み、それでは、と春に楽しい釣りが
できた小川なら、のどかな釣りができるのでは…と行ってみることにします。

近いから、とのんびり家を出たら、着いた頃にはもう夕暮れの気配。
枯れた葦も何とも物悲しさを感じさせ、ほっこりした気分にはなれそうもありません。


肝心の釣りは、ドライに出てくるのはチビヤマメ。
沈めるとウグイで、肝心の虹鱒は留守のようでした。


この、胸をしめつけるようなもの寂しさが、秋といえば秋なんですが、
若い頃は、ナルシシズムを刺激するメランコリーが心地よく感じたものなのに
折り返し点をとうに過ぎたジジイには骨に沁み過ぎてギシギシいいそうに感じる秋の午後。


ウインストンのブランク生えてます。

2015/11/02

晩秋の噴火湾 2

翌日の早朝、まだ暗い時間ですが息子を起こすとすぐに跳び起きました。
学校に行く日もこれくらいすぐに起きてくれるといいんですが。



また昨日の港へ行って、アブラコを狙います。
やっぱりアタリだけは頻繁。なかなか乗らず。
しかたないので、キワのスイミングに絞ると、いい型のアブラコが追ってくるのが
見えました。止めて喰わせてやっと1匹。


息子に色々とやらせてみましたが、結局何も釣れないまま朝食の時間に。
しかし、釣れてないので納得せず、まだやりたいとゴネ出したので
宿の近所で1時間だけやることにします。

こちらは、潮がかなり動いていい感じ。
すぐに何か釣れるはずです。
と思った通りに、息子に大きなアブラコが。
根がかりだと思って強引に引っ張ったのが逆に良かったようです…




それからは、カジカも釣って、やっと宿の朝食を食べることができました。

昼は穏やかな天気だったので、あちこちブラブラして


帰り際、港にもう一度寄ると、なかなか面白い光景を目にしました。
沖目に昆布根があり、そこから足元までは砂が入っているのですが、
そこを昆布根から出てきた型のいいアブラコが回遊しているのがよく見えます。
ワームを落とすと、やる気のある奴は、ダッシュで追ってきますが、
8割くらいは、逆にうるさそうに避け、中にはすぐに逃げる魚も。
こうやって見てみると、魚がいないから釣れない、のではなくて
実は結構魚はいて、ただ釣れる魚となるとかなり少数派、というのが
本当のようです。
鯉をフライで釣っていると、見える魚に対して釣れる魚の少なさにがっかりしますが
これは鯉に限ったことではないのかもしれません。

2015/11/01

晩秋の噴火湾 1

以前、この季節といえば毎週飽きずに噴火湾に通っていました。
アブラコ、カジカのピークで、ほぼ間違いなく大きな魚が釣れます。
しかも、この季節になると吹いてくる北や西の風に強くて、まあまあ暖かい。
好天が何日か続きそうだったので、久しぶりに泊りがけで出かけることになりました。


行きがけに晩秋の松林でキノコ探し。
ムキタケ、エノキタケ、ムラサキシメジと思っていたより
見つけることができました。
でも、さすがにそろそろ終了です。

1人で釣りができるようになった上の子はいいとして、
下の子がいる限り、そんなに釣りの時間が取れるわけでもありません。
まずは宿に入って少し休み、私と上の息子は夕飯を捨てて釣りをすることにします。

まだ暗くなる前は、頻繁にアブラコのアタリがありましたが、乗らず。
実は、久しぶりの根魚釣りに、フックやワームをだいぶ忘れてきてしまいました。
使いたいサイズのフックが無いのは辛い。
暗くなってすぐ、まあまあサイズのカジカ。


その後は小さなソイばかり。常夜灯の下で息子に釣らせると、
「スゴイ大物が来た!」
と叫んでいます。
駆けつけてみると、やたらに重い。
よく見ると、何のことはない、沈んだロープに絡んでいるだけです。
が、さらによく見ると、そこに魚がついています。どうやら、魚がかかった後、
ロープに巻かれたようでした。
引き上げると「スゴイ大物」ではありませんが、いい型のガヤです。


気温は氷点下までいっていませんが、身体が慣れていないせいなのか
やたらに寒い。
宿に戻って遅い夕飯を食べ、温泉に入るとやっと落ち着きました。

2015/10/29

好天に好転?

週末の予報は雪だったはずなのに、好天続きの
週間予報に変わっていました。
毎年、文化の日のあたりで、ポカポカ陽気の穏やかな
日があるのを思い出し、少し期待しちゃいます。


2015/10/28

着々

気がつけば10月は、残り数日。
もう覚悟を決めて受け入れた方がよさそうだ、と思いながら
まだもう少し暖かい日が来るのかも、と未練が断ち切れない
自分の弱さよ。


2015/10/27

誕生日の贈り物

下の息子の誕生日は、1ヶ月も前の話ですが、その時、欲しいものを尋ねてみると
「小樽のアイアンホース号のプラレール」という返事が返ってきました。

もちろん、そんなレアなプラレールが売られているはずもなく、
どうしようかと悩んだのですが、ふと似たものならあるかも、と思いつきました。

小樽市総合博物館に展示されているアイアンホース号は、かわいいグリーンに
塗装されていますが、もともとは、義経号やしづか、弁慶号といった最初期に導入された
SLと同じポーター社で製造されたものです。
というわけで、細部は違いますが基本形はほぼ変わらないので、塗装すればそれらしく
見えるのではないか、と考えました。

調べたところ、プラレールには過去に義経号、弁慶号のモデルがあったようでした。
そこで、探してみましたが、おいそれと出てくるわけでは無く、あってもプレミア価格で
手が出せそうにありません。
探すこと3週間、やっと納得できそうな義経号を見つけました。

次は塗装すればいいわけなんですが、ここで問題が。
昔はどこのおもちゃ屋にも置いてあった、「プラカラー」がどこにも売ってません。
「Mr.カラー」とか「タミヤカラー」が置いてないおもちゃ屋なんて
こどもの頃は考えられなかったのに。

通販で買えばいいんですが、それだけ買って送料取られるのシャクだし、と
ケチっていたところ、多分、おもちゃ屋にあちこち行ったガソリン代だけで
送料のおつりがくるくらいになってしまいました。
結局、トイザラスで売れ残りらしい水性塗料を見つけ、(本当は油性が欲しかった)
仕事で忙しいのに夜遅くまでぬりぬりすること3日間。
やっと完成したのでサッサと渡したところ、まあ、そこそこ喜んでくれたようです。


素直に「アイアンホース号」として受け入れられたようで良かった…
ただし、兄はひと目で「義経号?」と見抜かれたので、
ふざけんな、アイアンホース号に決まってるだろ、と脅して口封じをしておきました。

ウハウハと喜んでいる4歳児が大人になった時には、父のこの苦労を
少しは知ってほしいです。正直なところ。


2015/10/26

危なかったのかも


昨晩は酷い天気。パラパラと屋根を叩く雪なのか霰なのか、とにかく
大荒れ模様でした。
朝、ドアを開けて真っ白だったら、夏タイヤの車でどうやって
通勤しようかとドキドキしていましたが、幸い、天気は回復したようです。

夕方も穏やかなようでホッとしながらも、明日のことがまた心配なのでした。

2015/10/24

選択

久しぶりに1人で釣りに行ってみよう、とそんな気分になりました。
忙しかった仕事もひと区切りついたからでしょう。
前の晩から天気予報を見て悩みます。

本当は、海に行ってブリ、ヒラメか釣れ始めた烏賊を狙いたいのですが
天気がどうにも怪しい。
でも、朝のうちは、何とか釣りになりそうなのです。
駄目なら、この間の川かなあ、と迷いに迷います。

結局、「早朝からの雷予報」が決め手となり、川に行くことにします。
長い防波堤や岩場で雷に会うのは、お腹をすかせた熊と出会うくらい
避けたいところです。

川なら雨でも、と思いましたが釣り場に着く頃には結構な雨になっていました。
よせばいいのに天気予報で海を調べると雨は降っていないし、雷も
来てはいないようでした。

大人の男たるもの、一度なされた選択には後悔しないものだと
わかってはいるのですが、何かガマンしているのにトイレに行きそびれたような、
お腹がすいてるのにカウンターの向こう端で誰かがラーメンを食べているのを
遠くから眺めているような、そんな釈然としない気持ちでモヤモヤとします。

前日が暖かい日で、急に冷たい雨が入ると魚の調子は良くないだろうと
心配した通り、どこを流しても魚の反応はありません。
ただ、ウグイが釣れた時だけは、一瞬血管に血が流れましたが、
それからは氷のような雨に、また感覚が止まってしまいました。


どうにも釣れそうにないので、岸に出ていた大きなエノキダケを集めたりします。
多分、活性の下がった魚は、スイングする毛鉤を追いはしないのでしょう。
ルースニングなら、とも思いましたが、そこまでして釣ろうとも思わずに、
ただ黙々と川を歩きます。




夕闇が迫る川で鮭がホリを掘って集まっていました。


岸からは、長々と悲しげな雄鹿の鳴き声。
センチメンタルな気分と、何か幽遠な気分が混じり合い
百人一首にある歌など思い出して、ぼんやり川を眺めます。


突然、腰に熊スプレーの無い、文字通り丸腰であることを思い出したら
薄暗い河原にいるのが怖くなって、急いで車に戻りました。