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2016/08/27

年月

前回訪れて、ちょっとだけ釣りをした川。
子供の頃、鱒釣りを覚えた川です。
その後、三面護岸となり、長い間来ることもありませんでした。
この間の釣りでは、けっこうたくさんの魚が戻ってきた様子なので、また来たかったのですが、長らく降り続いた雨のおかげで来ることもできませんでした。

三面護岸は変わらずですが、あれから30年近い年月が過ぎ、護岸は荒れてすっかり木々に覆われています。



やっぱり魚はいるようです。ボサボサで釣りにくい。
昔は、3mくらいの渓流竿を愛用してました。庭で掘ったミミズを餌にして、川を歩いていると深みにいる大きな岩魚がうっすら濁った水の中に見え、必死でその鼻先に餌を通したものです。
あの頃は、魚が見えるだけで餌をつけられないくらい手が震え、その大きな岩魚がいざ掛かると記憶が飛んじゃうくらい興奮しました。濡れた草の上で必死に岩魚を押さえる手のひらの冷たい感触だけは、鮮明に覚えています。



いつも釣りに来ようとは思いませんが、魚が戻ってきたのを確かめただけで何か安心できました。

2016/07/08

調査

ちょっと気になることがあったので、日本海を流れる小河川まで仕事帰りに寄り道です。
ちょっと遠過ぎる寄り道ですが、休日を使って来るまでもなさそうなので…。



普通に山女魚が釣れて、調査の結果は次回に持ち越しです。




あまりに平和な夕暮れだったので、橋の上からセルフタイマーで自撮りしてみました。珍しく。



2016/05/30

小さな川

ほんとは、釣れているとの噂のブリを釣りに行くつもりでしたが
予想通りの寝坊。
朝が早すぎて、間に合うように早起きなんてできません。
とりあえず出発してからちょっと考えて、日本海を眺めつつ、
小さな川で釣ってみることにしました。


タニウツギが綺麗に咲いてます。
天気はいいですが、まだ水が多い。


ドライには出ますが…。


堰堤がたくさんあって、山女魚のいない川に移動してみます。
周囲は住宅街なのでちょっと恥ずかしい。



小さいながらもやっと虹鱒が釣れます。

それから、またも住宅街を流れる小河川。
昔、私が子供だった頃、この川には虹鱒がいると聞いてワクワクした
覚えがありますが、今でもいるのでしょうか?


川を眺めながら用意をしていると、孫と散歩している年配の方に声をかけられました。
何でも山女魚がいるそうな。
山女魚か…とちょっとがっかりしていると、
「最近は、サケも帰ってきて、産卵をするようになってるんだ。」
と嬉しそうに話してくれました。
小さな里川ですが、地元の方にとっては鮭が戻り、山女魚の泳ぐ
ちょっと自慢できる川のようで、話を聞いてるだけでほっこりしました。

夕暮れの川のほとりには小さな畑がたくさんあって、ほぼ決められたように
おばあさんが畑の世話をしています。
平日だったこともあり、仕事を終えた人たちが、続々と帰宅する車が
ひっきりなしに通りかかります。

たいした魚は釣れませんでしたが、川から知らない街とそこに住む人の暮らしを眺めるのは
なかなか興味深い経験でした。

2016/05/20

通勤途中の野望について


今年の春に職場の異動があり、毎日、豊平川を眺めながら通勤しています。
まだ水が多いようですが、程良い頃合いになった時には、何回か釣りでもしてみようと
妄想だけはしているのですが、どうでしょうか?
何時でも行けると思うと行かないのは人の常。
行けなくなると、どうして行っておかなかったのか、と後悔しそうな予感が今からします。

2016/05/15

Forget-Me-Not




いつの間にか、下の息子はバリバリ自転車に乗るようになってました。
去年は、スピード出るから乗らないと言い訳ばかりしてたのに。
時間と月日は、彼の乗るペダル無し自転車と同じくらいのスピードで後方に去っていきます。

上の息子がアミガサダケを見つけ、採りに行きたいと言うので山へ。
川は、まだ雪代が入っているのか轟々と流れ、冷たそうです。


河原にあった勿忘草か蝦夷紫の群生。
萼片にある毛で判別せよ、と図鑑には書いてありますが、素人目には判断できず。
これといった事件のなかった今日の事を息子たちは忘れてしまうのでしょうが
ありふれた、何でもない日々の事をできれば忘れたくないと思うのは、やっぱり自分が
年をとったということなのでしょうか。



2016/03/31

きびしきニャン生

先日、道南の猫港を訪れた時のこと。

昨年、ここで雪の中をジッと耐える、かわいい猫を見かけて
印象に残っていました。


今年もこの港に立ち寄った折、突然ガサガサと背後の藪をかき分けて
猫が降りてきます。


かっぱえびせんをあげるとポリポリ食べていました。
ん、と思って後から顔を確認してみると、


この、コウモリのような鼻の黒いブチの形は、去年の彼では…。
それにしても1年ですっかり大人に、というかうらぶれてしまっています。
厳しい冬を越す生活は、どれだけ大変なんだろうか。
がんばってくれ!

最後の1投


最後の1投、釣れたことがありません。
何でだろ、と考えてみると、その理由に思い当たりました。

これが最後の1投、と思って投じた針に、たまたま魚がかかってしまった時には
きっと嬉しさのあまり、さっきのことは忘れていそいそと次の魚を狙い始めます。
そして、いい加減釣れずに気持ちが折れかけて、暗く寂しくなってきたら
また「最後の1投」の出番です。

というわけで、実は「最後の1投」が釣れないわけではなく、
釣れないのが「最後の1投」になるというわけ。

2016/03/30

あの夕日を見て


最近、下の子は、夕日に興味が出てきたようで、見かけるとみんなを呼びに来ます。
上は、あんまり興味ないみたい。
兄弟で、同じ環境で育ってるのに、色々と違いが出るのが面白いな。

2016/01/08

カメラ

以前から一度挑戦してみようと思っていた太平洋の雨鱒でも
釣ってみようと出かけることにしました。
脚立が必要らしいですが、私には『銀閣』という強力な武器があります。
この間の港での雨鱒釣りが楽しかったので、少しでも同じような釣りが
したかったのが本当の気持ち。
でも、行ってみると何か決定的に違ったのが現実の話。


実は、前日カメラを買いました。
ずっとカメラはSONYのRX100でこの3年通しています。
釣りでは大きなカメラを持つ余裕が無いですし、子供を撮るには、
いつでもどこでもサッサと取り出せるカメラじゃないと現実的ではありません。
いろんな面で満足できる道具だったのですが、酷使が祟ったのか、
このところ、スピーカーが壊れ、ダイヤルの接触不良も出て、
さらには測光に異常をきたすこともあって、新しいカメラを買ってから
修理に出すことを決意しました。(さすがにもう直りそうもないけど)

最後までRX100M3と迷いましたが、値段とタッチパネルに惹かれてCanon のG7Xを
購入。Canonの上着を着たお姉さんがいたので、チャンスと思い、価格交渉をしてみると
思っていたより安く買うことができてとりあえず安心。



巨大港の雰囲気に釣りをする気がすっかりしなくなったので、ただ写真ばかり撮り、
あとは昼寝したら暗くなってました。


港はイワシ釣りでにぎわってました。ちょっと小さ過ぎて釣る気にならず。




撮ってみて思ったのは、買う前から聞いてはいたけれど、広角側がなんとなく
モヤモヤすること。コンパクトカメラなんだから十分といえばそれまでですが
RX100と比べるとどうしても物足りない気がします。
そもそも、24mm-100mmという欲張りレンズでどの域でもよく写るなんてうまい話は
無いわけで、望遠側は、確かにRX100より明るく、よく写るのも実感しました。
それと、これも聞いていた通り、オートフォーカスが合いにくい。
空や雪景色になると、サッパリです。雪景色は壊滅的にヒドイ。
いくらコントラストが弱いとはいえ、目標物がちゃんとあってもダメでした。
タッチパネルは、魚を撮る時のピント合わせに便利だろうと、前からずっと気になってました。
ただ、他のメーカーが搭載しない理由も使ってみて納得。
コンパクトカメラの大きさだと、どうしても液晶に指がかかってしまうので、たまに誤爆してしまいます。
それなりに大きなボディーでグリップの付いた一眼なら、そんなこと起こらないのでしょう。
欲しかった24mmとタッチパネルがこれでは、何のために買ったのか…。

樽前山。これは、ヨメのミラーレスにて。

2016/01/06

限界集落の年越し

ヨメの実家に帰っていた時。
釣りに行こうと夜明け前の道路を走っていると、
途中にあって夏の間は荒れていた神社の横を通りかかりました。
わびしいけれど、暖かい光の裸電球が灯っています。
この小さな集落には、学校も店もあったのだけれど、今ではどちらも閉まっていて、
過去にはそれなりに賑わっていたであろう神社には訪れる人もほとんど見かけません。
年越しの今だけは、雪をかいて、白熱球をわずかながらも灯しているのでしょう。
あと10年しても、この神社に灯を守ってくれる人は、果たして残っているのでしょうか。




2015/12/16

電脳コイル


ネットの噂によると、光車の世界観を下敷きにしたアニメがあるとかで
ずっと気になっていたので、寒くて釣りに行けない退屈な日にツタヤの会員になって
DVDを借りてきました。(初Tカード)

宮崎アニメ以外のアニメ見るのはかなり久しぶりですが、結構ハマって
次々と見ているうちにあっという間に最終回。

オレンジのバッジをつけて子どもたちの秘密組織、というと天沢作品で言えば
「オレンジ党」ですが、世界観でいうと、短編の「人形川」「グーンの黒い地図」
あたりの、霧のたちこめる異世界に迷い込んでしまう感覚に近い気がします。
天沢作品の定番になってる、平凡な女の子と魔術的な力をもつ女の子のダブルヒロイン、
というのは考えてみると「アナ雪」も一緒でした…。

でも、あんまりそんなこと考えずに純粋に楽しめる良作と思います。
NHKのアニメといえば、未来少年コナン以来、ちゃんと見たことなかったかも。

2015/11/03

冷たい川

天気予報で期待していなかったのに、この日はいつもの年のように
暖かい日が訪れそうでした。
考えていたのは、(この季節にしては)暖かい小川でほっこりと
短い竿を振り、あわよくばドライフライで釣れたりしなかな、と
そんなイメージ。

二年前、そして三年前のこの時期には、その頃よく通っていた川へ
足を延ばして、その年最後の渓流を楽しんでいたのだけれど、
ちょっと疲れ気味の今年は、そこまで車を走らせる気力も無く、
近場で似たような釣りができないかと悩み、それでは、と春に楽しい釣りが
できた小川なら、のどかな釣りができるのでは…と行ってみることにします。

近いから、とのんびり家を出たら、着いた頃にはもう夕暮れの気配。
枯れた葦も何とも物悲しさを感じさせ、ほっこりした気分にはなれそうもありません。


肝心の釣りは、ドライに出てくるのはチビヤマメ。
沈めるとウグイで、肝心の虹鱒は留守のようでした。


この、胸をしめつけるようなもの寂しさが、秋といえば秋なんですが、
若い頃は、ナルシシズムを刺激するメランコリーが心地よく感じたものなのに
折り返し点をとうに過ぎたジジイには骨に沁み過ぎてギシギシいいそうに感じる秋の午後。


ウインストンのブランク生えてます。

2015/10/24

選択

久しぶりに1人で釣りに行ってみよう、とそんな気分になりました。
忙しかった仕事もひと区切りついたからでしょう。
前の晩から天気予報を見て悩みます。

本当は、海に行ってブリ、ヒラメか釣れ始めた烏賊を狙いたいのですが
天気がどうにも怪しい。
でも、朝のうちは、何とか釣りになりそうなのです。
駄目なら、この間の川かなあ、と迷いに迷います。

結局、「早朝からの雷予報」が決め手となり、川に行くことにします。
長い防波堤や岩場で雷に会うのは、お腹をすかせた熊と出会うくらい
避けたいところです。

川なら雨でも、と思いましたが釣り場に着く頃には結構な雨になっていました。
よせばいいのに天気予報で海を調べると雨は降っていないし、雷も
来てはいないようでした。

大人の男たるもの、一度なされた選択には後悔しないものだと
わかってはいるのですが、何かガマンしているのにトイレに行きそびれたような、
お腹がすいてるのにカウンターの向こう端で誰かがラーメンを食べているのを
遠くから眺めているような、そんな釈然としない気持ちでモヤモヤとします。

前日が暖かい日で、急に冷たい雨が入ると魚の調子は良くないだろうと
心配した通り、どこを流しても魚の反応はありません。
ただ、ウグイが釣れた時だけは、一瞬血管に血が流れましたが、
それからは氷のような雨に、また感覚が止まってしまいました。


どうにも釣れそうにないので、岸に出ていた大きなエノキダケを集めたりします。
多分、活性の下がった魚は、スイングする毛鉤を追いはしないのでしょう。
ルースニングなら、とも思いましたが、そこまでして釣ろうとも思わずに、
ただ黙々と川を歩きます。




夕闇が迫る川で鮭がホリを掘って集まっていました。


岸からは、長々と悲しげな雄鹿の鳴き声。
センチメンタルな気分と、何か幽遠な気分が混じり合い
百人一首にある歌など思い出して、ぼんやり川を眺めます。


突然、腰に熊スプレーの無い、文字通り丸腰であることを思い出したら
薄暗い河原にいるのが怖くなって、急いで車に戻りました。


2015/08/01

歴史

朝、宿を出るとすぐにまたまた雨宮号。
昨日は3回、この日は1回。昨年乗れなかった鬱憤を晴らすように
下の子は4回も乗りました。
楽しかったようで何よりです。

昨夜半から降り続いた雨で、川は泥濁り。かなり増えています。
川遊びも釣りも無理のようです。


このあたりは、今となっては人里離れた寂しい山間の地といった風情ですが
釣りをするためにあちこちをさまよっていると、どうも以前はそれなりの人数が暮らしていたと
思わしき痕跡がそこかしこに見られます。
どこかに郷土資料館でもあればなぁ、と思っていたら、キャンプ場の中にありました。
全然気がつかなかった。

森林鉄道の主役として現役バリバリの雨宮号。の写真。



林業や鉱業などで、栄えていた様子が偲ばれます。
同じように、昔はたくさんの人が暮らし、そこには文化と呼ぶことができる
ものがあったはずなのに、今は草に埋もれて何もかも忘れ去られてしまった
場所がこの北海道にはどのくらいあるのでしょう?
有志の方々が雨宮号を走らせていなければ、とっくにそんな記憶は忘れ去られ、
誰も思い出そうとする人は、いなかったに違いありません。

どちらかというと、明日のことばかり考えている私という人間は、
歴史について、興味も関心も長いことありませんでしたが、自分が忘れ去られる時が
近づいてくるにつれて、嫌でも失われていくものに引き寄せられるようになってきています。
消え去ることへのわずかながらの抵抗なのかもしれません。



虫捕りをしたがっていた上の子の願いが通じたのか、突然の快晴。



帰りは、ゆっくりとあちらこちらを見ながら。
綺麗な夕日で締めくくることができました。



2015/05/17

釣り

下の息子の熱は下がらず、どこにも出掛けられないので
上の息子も退屈そうです。

夕方になり、どこに行きたいか尋ねてみると、昨年虹鱒が釣れた近所の川に
行きたいとのこと。
近いから楽でいいんですが、まだ時期的に早いようにも思います。
それでは、と息子でもそこそこ安全に釣りができそうな牧場の川まで
足を伸ばしてみることにしました。

家からは、1時間もかからずに着いたので、暗くなるまで2時間くらいは
釣りができそうです。
餌は、庭で掘った5匹のミミズ。
1匹だけは鉛筆くらいありそうな、やたら立派な大ミミズ。

少し歩いて堰堤で釣らせてみると、



すぐに虹鱒が釣れてくれました。


やれやれ、とこれで義務を果たしたので、息子の針に鉛筆ミミズをつけ
(もう釣れないだろうけど、一応がんばってみなさいとアドバイスをして)
少し下流で自分の釣りを始めると、何やら息子が叫んでいるようです。
見上げてみると、竿が曲がり、虹鱒がポンポンと跳ねています。
堰堤まで抜きあげられそうにないので、下から近づいて、なんとか
上げることができました。


その後、私には小さな鱒が1匹かかっただけ。


いかにして大きな鱒をかけたかという息子の自慢話を
延々と聞かされた帰り道。
夕闇のせまる砂利道、こういう何げない場面を大人になっても
覚えているんじゃないかなぁ、などと想像したりしてしまいます。