2015/11/03

冷たい川

天気予報で期待していなかったのに、この日はいつもの年のように
暖かい日が訪れそうでした。
考えていたのは、(この季節にしては)暖かい小川でほっこりと
短い竿を振り、あわよくばドライフライで釣れたりしなかな、と
そんなイメージ。

二年前、そして三年前のこの時期には、その頃よく通っていた川へ
足を延ばして、その年最後の渓流を楽しんでいたのだけれど、
ちょっと疲れ気味の今年は、そこまで車を走らせる気力も無く、
近場で似たような釣りができないかと悩み、それでは、と春に楽しい釣りが
できた小川なら、のどかな釣りができるのでは…と行ってみることにします。

近いから、とのんびり家を出たら、着いた頃にはもう夕暮れの気配。
枯れた葦も何とも物悲しさを感じさせ、ほっこりした気分にはなれそうもありません。


肝心の釣りは、ドライに出てくるのはチビヤマメ。
沈めるとウグイで、肝心の虹鱒は留守のようでした。


この、胸をしめつけるようなもの寂しさが、秋といえば秋なんですが、
若い頃は、ナルシシズムを刺激するメランコリーが心地よく感じたものなのに
折り返し点をとうに過ぎたジジイには骨に沁み過ぎてギシギシいいそうに感じる秋の午後。


ウインストンのブランク生えてます。

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