下の息子の誕生日は、1ヶ月も前の話ですが、その時、欲しいものを尋ねてみると
「小樽のアイアンホース号のプラレール」という返事が返ってきました。
もちろん、そんなレアなプラレールが売られているはずもなく、
どうしようかと悩んだのですが、ふと似たものならあるかも、と思いつきました。
小樽市総合博物館に展示されているアイアンホース号は、かわいいグリーンに
塗装されていますが、もともとは、義経号やしづか、弁慶号といった最初期に導入された
SLと同じポーター社で製造されたものです。
というわけで、細部は違いますが基本形はほぼ変わらないので、塗装すればそれらしく
見えるのではないか、と考えました。
調べたところ、プラレールには過去に義経号、弁慶号のモデルがあったようでした。
そこで、探してみましたが、おいそれと出てくるわけでは無く、あってもプレミア価格で
手が出せそうにありません。
探すこと3週間、やっと納得できそうな義経号を見つけました。
次は塗装すればいいわけなんですが、ここで問題が。
昔はどこのおもちゃ屋にも置いてあった、「プラカラー」がどこにも売ってません。
「Mr.カラー」とか「タミヤカラー」が置いてないおもちゃ屋なんて
こどもの頃は考えられなかったのに。
通販で買えばいいんですが、それだけ買って送料取られるのシャクだし、と
ケチっていたところ、多分、おもちゃ屋にあちこち行ったガソリン代だけで
送料のおつりがくるくらいになってしまいました。
結局、トイザラスで売れ残りらしい水性塗料を見つけ、(本当は油性が欲しかった)
仕事で忙しいのに夜遅くまでぬりぬりすること3日間。
やっと完成したのでサッサと渡したところ、まあ、そこそこ喜んでくれたようです。
素直に「アイアンホース号」として受け入れられたようで良かった…
ただし、兄はひと目で「義経号?」と見抜かれたので、
ふざけんな、アイアンホース号に決まってるだろ、と脅して口封じをしておきました。
ウハウハと喜んでいる4歳児が大人になった時には、父のこの苦労を
少しは知ってほしいです。正直なところ。
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