決めました。さすがに帰省先の川も探索しつくした感があります。
義父の生まれた町は、すっかり人も減り、今のこの北海道の田舎の縮図の
ようです。あと10年もすれば、目の前でトラクターを運転している爺様もいなくなり、
そうしてここはどうなっているんだろうと考えると悲しくなります。
ただ、そんな寂しい景色なのに、なぜか急にそこを訪れたくなるのです。
長雨でずいぶんと増水していましたが、上流の沢なら釣りになりそうです。
去年は来ませんでしたが、それまでは毎年訪れていた沢筋の路は、
それまで見たことがないくらい荒れていました。左右から覆いかぶさるように
伸びたイタドリの様子を見ると、すっかり訪れる人も少なくなってしまったようです。
川は、長く続いた雨のせいで、水かさが増し、崖のあちこちから水がしたたって
います。水温もずいぶん下がったようで、しばらくはドライフライに反応が
薄かったのですが、太陽が上るとやっと魚が出てくるようになりました。
はじめはメダカのような山女魚ばかりで途方に暮れましたが、条件が良くなるにつれ
ムックリ肥満した魚も出るようになりました。
川底が白く、魚体も透き通るような白さ。
2時間も釣るともう充分な気がして川を上がり、イタドリに覆われた道を
戻りました。
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