前回、フローターとウェーダーをテストした時は、それはよく釣れて
数も型もなかなかでした。
だからといって、すごく楽しかったのかと問われれば、
うーむと考え込んでしまうかもしれません。
どうも湖のような場所で静かな釣りをするのが苦手で、
ニンフを漂わせてラインやマーカーでアタリをとる釣り、
ドライを浮かべて、ジッと鱒の回遊を待つ釣り、
そんな釣りをしていると退屈で死にそうになります。
思えば小学生の頃は、授業中、ジッとしていられなくて
貧乏ゆすりをしているか、教科書の余白に隙間なく落書きをして
どうにか時間が過ぎるのを待っていました。
それなら、引っ張りの釣りをすればいいのでは、と思われるかも
しれませんが、もう少し早い時期なら悪くはありませんが、
夏から秋にかけては、特にいいサイズの魚はなかなかリトリーブの
釣りでは反応をしてくれません。
そこで、しかたなしに釣るための「静かな釣り」をして、
魚はそれなりに釣れるのですが、何かこうモヤモヤ感が残しつつ
どうしたものかと考えていました。
実は以前から、支笏湖などでトップウォーターのルアーによる結果が
出ていることが気になっていました。当然、フライでもいけるだろうとは
思っていたのですが、情報も実績も無い中でゼロからやるのもキツイな、と
弱気になり、そしてまた釣れる釣りに…と流される無限ループ。
今回は、そんなループを断ち切るべく、トップのフライ第一弾として
「ガーグラー」を仕込んでみます。イメージとしては、水面上より、水面のすぐ下。
サブサーサェス狙いです。時期的に色は黒。ボディにはピーコックを巻いて、
サイズも#6,#8,#10と三段階で探りを入れてみます。
釣り場に着くと、長雨のせいで薄濁り。これは好条件か、と期待させておいての
薄い反応。入ってすぐにガーグラーを叩くように一度出たので、どんどんいけるかと
思いきや、その後は全くといっていいほど反応がありません。
さすがに不安になったので、確認のためルースニングで。
しかしそれでも前回と比べて反応が少ない、というよりほとんどなく、
結論としては、今日という日がダメな日だったということのようです。
それでもどうにか1匹釣れたところによると、岸ギリギリ。濁りのせいでしょうか?
それでは、と集中的に岸際を狙うと、突然、体ごと派手に水面から飛び出して
きました。ガガッと手のひらまで感触は伝わったのですが乗らず。
予想はしていましたが、やはりフッキングが難しいようです。
それから少しして、少しポーズを入れた瞬間、ボッと音を立てて吸い込みました。
今度は確実にフッキング。
3時間、ガーグラーを投げ続けた甲斐がありました。
結果としては、#6の一番大きなフライでした。小さすぎるのはアピールが足りないのかも。
フライパターン、リトリーブのしかた、浮かせ方、まだまだ未知の部分が多く、
はっきりいって釣れない釣りですが、とてもとても楽しかったことは間違いありません。
一応、トップということでそれらしい道具立ても用意してました。
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