2006/10/13

バンタム300

ベアリングを買ったのは、オーバーホール以外にも理由がある。

bantam1.jpg

上のリールは、私が買った初めてベイトリール『バンタム300』
シマノのリールで、もう20年以上昔のものだ。

当時、車を持っていなかった小学生の私は、
友達と「国鉄」で小樽に行くのが楽しみだった。
今のマイカル前は、貯木場になっていて、ワームやスプーンで
それこそソイがいくらでも釣れた。
安いトラウト用の竿で十分釣りになったのだが
そのうちにテキサスリグでカジカやアブラコも狙ってみたくなった。
いろいろ調べているうちにベイトタックルが欲しくなった。

太いラインが巻けて、あんまり高価ではないリール、
と考えに考えて選んだのがこのリール。
竿の方はダイコーのスピードスティックだった。
今振り返ってみても、テキサス用としては結構妥当な選択かも。

晩秋の小樽築港で、このタックルを使ってそこそこ型のいいカジカを
何匹も釣ったことを今でも覚えている。

最近またベイトリールを使い出して、
このリールを押し入れから引っ張り出してみた。
見事に緑青が浮いて錆びてました。
子どもの頃は、洗ったりしなかったから。

分解掃除して、磨いて、どうにか使えそうになったけれども
ベアリングだけは、どうしようもなかった。

今日の晩、ベアリングを交換して
滑らかにスプールが回転する様子を見ていると、
なんだかいろんなことを思い出した。

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