朝、宿を出るとすぐにまたまた雨宮号。
昨日は3回、この日は1回。昨年乗れなかった鬱憤を晴らすように
下の子は4回も乗りました。
楽しかったようで何よりです。
昨夜半から降り続いた雨で、川は泥濁り。かなり増えています。
川遊びも釣りも無理のようです。
このあたりは、今となっては人里離れた寂しい山間の地といった風情ですが
釣りをするためにあちこちをさまよっていると、どうも以前はそれなりの人数が暮らしていたと
思わしき痕跡がそこかしこに見られます。
どこかに郷土資料館でもあればなぁ、と思っていたら、キャンプ場の中にありました。
全然気がつかなかった。
森林鉄道の主役として現役バリバリの雨宮号。の写真。
林業や鉱業などで、栄えていた様子が偲ばれます。
同じように、昔はたくさんの人が暮らし、そこには文化と呼ぶことができる
ものがあったはずなのに、今は草に埋もれて何もかも忘れ去られてしまった
場所がこの北海道にはどのくらいあるのでしょう?
有志の方々が雨宮号を走らせていなければ、とっくにそんな記憶は忘れ去られ、
誰も思い出そうとする人は、いなかったに違いありません。
どちらかというと、明日のことばかり考えている私という人間は、
歴史について、興味も関心も長いことありませんでしたが、自分が忘れ去られる時が
近づいてくるにつれて、嫌でも失われていくものに引き寄せられるようになってきています。
消え去ることへのわずかながらの抵抗なのかもしれません。
虫捕りをしたがっていた上の子の願いが通じたのか、突然の快晴。
帰りは、ゆっくりとあちらこちらを見ながら。
綺麗な夕日で締めくくることができました。
西部劇に出てくるような写真ですね!かっこい!!
返信削除Gyaoでブラピのジェシージェームスの映画を観たばかりで、、、
蒸気機関車と丸太に乗る男って、たくましく、あこがれてしまいます^^
実は、この雨宮号。北海道に納入された蒸気機関車の最初の国産車のようです。それまでは、まさに西部劇に出てきた蒸気機関車をそのまま輸入していたわけで(小樽のアイアンホース号など)、そういった意味でも歴史的な価値があるようです。日本でも昔は丸太を扱うマッチョな男たちがこの辺りに集っていたのではないかと思われます。
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