2014/06/02

謎鱒の正体

ヤマメ釣りでそこそこ満足したのですが、この日は
もうひとつの課題が。

話は昨年に遡ります。
息子を磯遊びに連れてきた昨年の7月、
ドブのような民家裏の側溝が海に注ぐその場所で
何匹もの鱒が群れているのを見つけました。
30cmくらいの大きさがほとんどでしたが、明らかにウグイとは違う
その姿。しかし持っていたのはカニやハゼを掬う玉網しかなく、
取り残された問題は、そのまま棚上げになっていたのでした。

考えていた通り、海から遡上した雨鱒ならば、今年も同じ時期に
都合良くそこにいるとは、なかなか考えにくいのですが、
それでも一応確かめておこうと帰りに寄ってみることにします。

橋から海に向かって川の中をのぞき込むと…居ました。
今年もやはり、あの鱒がいます。
昨年よりも少ないようで4、5匹ですが、周囲にいるウグイ達を蹴散らして
いますから、ウグイではないことは間違いありません。
どうやって釣るか考えます。



車がビュンビュン通る道路から丸見えなので、橋から釣るのは
ちょっとカッコ悪い。
しかも、そこそこの大きさなので、橋の上まで抜きあげるには
危険が伴うかも。
川に降りると魚が散る恐れもありましたが、仕方なしに川に降りてみます。
河口の魚なので、ドライに出ないことも考えて、大きなカディスのトレーラーでニンフ。
ウグイに悪戯されながらも何回かポイントを通すうちにカディスが大きく沈みました。
合わせた瞬間にわかる、この筋肉質な引き。
謎鱒の正体は、虹鱒でした。



どうやら上から流されてきたのに堰堤の連なる側溝では帰る術も無く
こんな場所に閉じ込められていたようです。
ちょっと哀れになりました。




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