何やかにやで忙しいような、日々。その気になれば
時間は作れるんでしょうが、暑くてその気力も
沸いてきません。
夕方、ポッカリ時間が空いたので、2時間ほど
川に涼みに出ることにします。
昨年通った市内の岩魚渓か迷いましたが、なんとなく
街を流れる川の上流に行ってみることにしました。
子供の頃は、チャリを漕ぎ漕ぎ出かけて、ウグイを
釣って楽しませてもらった川です。
毎年放流されているようですが、ヤマメは解禁前に根こそぎだとか
そんな話が聞こえてくるもので、すっかり足が遠のいてました。
両面護岸、段々の堰堤と、ロケーションは最高、に気持ちを
盛り下げてくれます。
早速、数々の修羅場をくぐり抜けたチビヤマメが飛び出しますが、
まずかかりません。
先日の山で育ったウブなヤマメとは違います。
実は、大き目のフライで虹鱒でも釣れないかと内心期待してきたんですが
護岸でポイントも少なく、期待薄のようです。
そのうち、ピリピリ小気味よい引きで、下流に突進する魚がかかりました。
ちょっとドキドキして寄せてみると、綺麗な虹鱒でした。
わずかに放流の面影はありますが、だいぶ川に馴染みつつあるようです。
よくぞ今まで生き残ってくれたもんだと感心しつつ、
多分、この厳しい環境の中で生き抜きながら、大勢の同期生が抜き去られる様を
見てきたんだろうと思うとなんだか哀れな気も。
他にも違うサイズの虹鱒を釣り上げ、何とか生き残っていることを
確認しました。
もっとのんびりした暮らしを送らせてやりたい気がするのは
自分を投影してるのかな、などと思いつつ、
置きチャリでずいぶん早くなった夕暮れの中を戻ります。
時間がない時のチョイ釣りに、チャリはお勧めかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿