以前からずっとひっかかっていたことがあります。
それは、
「ベイトリール、一体ホントはどれくらい飛んでるのか!?」
ということ。
スピニングだと、勝手にポイ→ピュー、と飛ぶだけですから
たいして気にもなりませんが、
ベイトリールはリールによって投げた時の感覚もそれぞれ全然違います。
60、70m飛んだ、なんて景気のいい話も聞きますが
本当でしょうか?
気分だけは盛り上がっていても、
実測してみると、ガッカリするくらい飛んでいないものです。
何度、その気分に騙されたことか…。
(フライのキャスティングですけれど)
ちょうどラインを巻きかえるところだったので、
実際に測ってみることにしました。
まずシンカーですが、釣具屋で18gのキャスティング用のものを
購入してみました。
いつも使っているジグヘッド14gにワームをセットすると
だいたいこのくらいの重さでしょう。
ただし、空気抵抗が少ない形ですからキャスティングシンカーの方が
飛距離が出ることは間違いありません。
使ったリールは3台。
アブの4600C3、2500C IAR、シマノのアンタレスARです。
ラインは安物の4号、ダイワ製。新品を巻きました。
ただし4600Cは、巻いてあった4号をそのまま使用。
竿は、がまかつのラグゼソルテージチータB86H(8’6”)使用。
シーバスロッドで、どちらかといえばパラボリックな調子。
もちろん両手投げ。
実験当日のコンディションは、晴れ。風速3~4mと思われる
いい風が一定の風向で安定して吹きます。
飛ばすためにはまたとない条件です。
計測は50mのメジャーを使いました。
足りないので20m測って、そこからセット。
ミスキャストは測らないで、ベスト3を記録しました。
No.1 4600C
今でも磯で使ってます。浸水するとブレーキ不全が…。
実験最初ということもあり、ちょっと恐る恐る。
明らかにブレーキが効きすぎです。
ブロックを1個にしてみると、かなり伸びるようになりました。
1st 65.6m
2nd 63m
3rd 62.8m
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スプールがちょっと鈍重に感じます。実験開始直後でかなり慎重に
投げていましたから、もっと攻めれば70mはいけそうでした。
それと古い糸で、巻き量も足りなかったようです。
No.2 2500C
最近のお気に入りです。
当初はバックラしないけれど、飛距離はそこそこ、という印象でしたが
ブロックを1個にしてからは、かなりの潜在力を発揮してます。
1st 80.5m
2nd 79m
3rd 76m
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正直、ビックリしました。想像以上に飛ぶもんですね。
フライでこれだけ投げたら世界記録ですが…。
やはりこのリール、自分のイメージ通りに飛んでくれます。
初速は遅く感じますが、後半の伸びが素晴らしい。
4号の糸では足りなくなったので、途中、2号に巻きかえました
No.3 アンタレスAR
浜からのキャスティング用に購入。
しかし、思ったような働きができず、2軍落ちが囁かれている。
1st 81m
2nd 80.5m
3rd 73m
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さすがによく飛びます。
今までの2機種と全くタイミングが違い、
スピニングに近い、球離れが早い感じです。
どういう訳か、思いっきり投げないと飛びません。
初速は速いのですが、後半の伸びはイマイチかな。
タイミングのせいなのか、シンカーを見失ってばかりでした。
2500C(中古)の3倍の値段でしたから、
飛距離も3倍飛んでほしいのが本音ですが…
それぞれリールによってタイミングが違い、
持ち替えた時は必ずバックラでした。
練習もロクにせず、ベストのタイミングで投げられたのは
1回くらいでしょうか。
真面目に練習したなら、まだまだ飛びそうな印象を受けました。
練習としても、遊びとしても結構楽しめましたから
みなさんもいかが?
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