2015/08/06

鳳来鱒

前回訪れた川。
3年間も地図を見て、イヤらしい妄想をかき立てていただけに、
まだ見てみたい区間がたくさんあって、実際に釣りをして、さらに膨らんだ
妄想を確かめるべく、また足を運んでみました。

結構な区間を歩くことになりそうなので、脱渓地点と思われる支流の出口に
置きチャリをして、入渓地点へ。
暑くなりそうなので、ペットボトルを2本持って釣り上がります。

すぐに30cm半ばくらいの虹鱒が釣れました。
虹鱒という魚、私はなぜかこのくらいが1番好きです。
大きくなると、せっかくの可愛さが薄れてしまうので。


すぐに釣れたのはいいんですが、前回とは違い、なんとなく出が渋い。
毛鉤が合っていないとか、そんな感じでもないのにモヤモヤします。
渇水気味で水温も高そう。
少ない引き出しで色々試し、ピッタリ来たのが小さなニンフでした。


鳳来鱒、小さな魚はたくさん釣ったことがありますが、大きめのは初めて。
以前から感じていましたが、普通の虹鱒より引きが強いように思います。
手抜きなしで全力を出すイメージ。


なんだか妙な具合ですが、この魚を世に送り出した方の話では、
虹鱒の黒点を「気持ち悪い」と感じる消費者が多いので
黒点の無い虹鱒にも価値がありそうだと思ったそうです。
ずっと「蓬莱鱒」だと思ってましたが、「鳳来町」の出身だから
ホウライマスとのこと。

さて、脱渓地点の支流まで、ゆったり釣って6時間くらいかかりました。
道路に出ようと支流を上がると、なんと道路のすぐ手前に滑め滝があって
登れそうもありません。
ここまで来て、一度川まで戻るハメに。
2本のペットボトルは直前に飲み干し、暑さでクラクラします。
ウロウロと上がれそうな場所を探しますが、それも無駄に終わって、
確実に上がれる場所まで川を下らなければならないようです。
どうにか川を上がり、そこから自転車まで遠い道のりを歩きます。
1時間近く歩いて、ようやく自転車に辿りつき、車に戻るともう夕方。
朝、川に入ってから8時間も釣りをしたり、彷徨ったりして体力の限界でした。

が、
雷が近づいて怖かったのに、やっぱり夕方も釣ってしまいました。


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