2015/07/31

雨宮号

朝になって、恐る恐る体温計を見てみると、どうやら熱は下がったようです。
このまま中止しても、息子たちから非難されるのはわかってますから
行くだけ行ってみることにします。

高速を使って、丸瀬布のキャンプ場までは快適に到着。
早速、下の息子が会いたがっていた雨宮号がお出迎え。


昨年は、大きな音に恐れをなして、結局乗ることができなかったのですが、
今年はすぐに乗りたがり、まずは一度目の乗車。
満足したようです。が、すぐに二度目の乗車を要求してきました。
成長とは面倒なものです。


兄の様子を見て、虫捕りにも興味をもったようで、
虫網をもって蝶を追いかけ始めました。


ついに自力で人生初めての蝶を捕まえました。
この後もずっと蝶を追いかけ、ずいぶんとたくさんキャッチ&リリースしてました。

上の子は、蝶を捕まえたり、ドジョウをすくったり、釣りをしたりと
フル回転。そこそこ放流虹鱒がいて、こどもでも楽しめます。



宿に入った後は、夕食までの時間、そばを流れる川へ行ってみます。
橋の上、ちょうど真ん中あたりには、蝶の群がる黒々とした「塊り」があるのが
目に入りますが、見ない事にして、川へ降りる。

それなりのポイントはありますが、魚の出てくる様子はありません。
試しに岸際のちょっとしたタルミを狙ってみると、小さなアメマスが飛び出しました。
その様子を見ていて、ふと思い出したのは、もう20年くらい昔、ちょうど働き始めた頃
だったと思いますが、友人2人とやっぱりキャンプ場に泊って、この川で釣りをしたことが
あったはずです。記録も何もつけていないので、ほとんど全ては朦朧とした記憶のかなたに
消え去っているのですが、その時も、川の脇のタルミを狙って、同じように小さめのアメマスを
何匹も釣ったような…ということを思い出してきました。
急勾配の荒々しい流れだけに、魚も必死でしがみついているのでしょう。


魚の姿も付き場もその頃と何にも変わっていないのかな、と不思議な気持ちになります。

と、急に雨が降り出し、ズブ濡れになってしまいます。
車に戻り、着替えてから様子を見ると、すぐに雨は上がったようです。
そのまま宿に戻ろうかとも思いましたが、明日の予報からすると
この時間が釣りができる最後になりそうです。
釣り場を大きく下流に移動して、暗くなるまで釣ることにします。

暗くなりかけた流れからは、次々と山女魚、アメマス、虹鱒が毛鉤に飛び出し
ほんのわずかの時間でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。



2015/07/30

初キャンプ、と思いきや

今年は下の子を連れて初めてのキャンプをしてみようと計画していました。
まだまだ手はかかるけれど、でもまあ、何とかなるだろう、と。

準備が整い、明日の早朝出発、というところで下の子の発熱が発覚。
キャンプの翌日は、宿に泊まろうと思っていたので、宿のキャンセルも含め、
難しい選択を迫られる家族会議が開かれましたが、考えても仕方ないので
熱が少しでも下がったら行くだけ行こう、という強硬論が通り、
キャンプは中止、しかし宿には泊る、と決定。

結局、1日空いてしまい、元気な上の子がブーたれているので
近場でコイでも釣らせようとパンを持たせて出かけてみます。

コイはたくさん居ましたが、パンに興味を示すコイは皆無で全く釣れず。


果たして翌日は、どうなっていることやら、と考えると
なんだか心配でうとうとすることしかできませんでした。



2015/07/27

釣り旅2015 2日目

翌日は予報が外れてありがたいことに晴れ。
ついでに宿は、簡素な部屋ながらレトロ感溢れる民宿仕様に
食べきれないくらいの晩ご飯も好印象で、また利用したいくらいでした。
何でもかんでもネットに頼り過ぎてるな、と最近の生活をちょっと反省。


小物でいいから、もう少し釣れるといいな、と場所を変えてみます。
晴れてるだけで気分が全然違うな。
ただ、晴れてからそんなに時間が経っていないせいか、水が冷たくてドライには
厳しい感じ。
ニンフを深場に沈めてみると、なかなかいい反応。
美形の山女魚が釣れました。




同じポイントで、ちょっとガラの悪い虹鱒。



川の真ん中にあった流木の上でなぜか必死に鳴いていた蝉。
つかまえて放つと元気に森に飛んでいったので、別に困っていたわけでは
ないようです。

釣り上った2人は、ドライしか使っていなかったせいか、いまひとつだった様子。
天気も変わったし、午後はまた昨日の川に戻ることにします。

昨日は、全くもってパッとすることのなかった流れですが、晴れて半日過ぎたせいなのか
あちらこちらから、ドライフライにいい型の雨鱒が顔を出すようになっていました。
夕方暗くなるまで釣って、全員、それなりの魚を釣ることができ、私もひと安心。
夏の一大イベントが終わった感じです。

2015/07/26

釣り旅2015 1日目

毎年、渚滑川に行っていた職場の同僚との夏の釣り旅ですが、
昨年は雨と濁りに悩まされ、結局行けずに終わってしまいました。
ということで、今年は簡単には濁らない川を選んでみます。
ただ、悩まされたのは宿。
なかなか近くに良い場所がなく、見つけてはみても空きがなかったりで
結局、ネットからは予約のできない民宿を見つけて電話をかけてみました。
予約を取ることができて、それは良かったのですが、どんな宿なのか不安はぬぐえず。
民宿に泊まるのなんて、大人になってからは初めてかもしれません。

生憎の雨模様でしたが、川は想定通り濁りも無く、釣りにはなりそうです。
ただ、川霧が出るような、どんよりとした日には、あんまり良い釣りができた経験がありません。
雨の日はいい、とよく言われてますが、北海道に限るとやっぱり抜けるような青空の日こそ
最高の釣り日和。特にドライフライでの釣りでは絶対のように思いますが、気分がいいから
そう思えるだけかも。


釣り始めてすぐ、この川らしい猛々しい顔の雨鱒が釣れました。
ただ、気になったのは、何度毛鉤を流しても、なかなか出てくれず、
逆引きでやっと顔を出したこと。
一緒に釣る仲間のためには、簡単な釣りであって欲しいんですが
何か一筋縄ではいかない予感です。


釣り上っていきますが、魚の反応はパッとせず。
逆引きだったり、ちょい沈めだったりと、ひと工夫してやらないと
出てくれません。
ただひたすら、やる気のある魚を探して歩くのみ。



3人で釣って、全員釣るには釣りましたが、この川らしい一発も無く
モヤモヤとした釣りになってしまいました。
旅をお膳立てした自分としては、明日こそ晴れてほしいところなんですが
予報は、雨。
気分もモヤモヤです。



2015/07/25

労働

翌日から、久しぶりに元の職場仲間と釣り旅に出ることに。
例によって、大急ぎで毛鉤を巻いていますが、いつも思うのは
ゆったりと釣り場に思いを馳せて、素敵なパターンを巻いてみたい、
とそんな事。
いつも釣行前日、ノルマに追われ、仕事のように巻き巻き。
仕方ないな…


信号マニア

天気もさえず、どこかに出かけようという気にならなかった週末は、
適当に近くの公園にでも行こうかということになりました。
もともと信号機が大好きで、最近は道路標識に興味津々の下の子のために
公園内に信号機や標識のある農試公園にしてみます。


下の子を無理やりペダル無し自転車に乗せてみましたが、全然やる気無し。
自分で運転することに興味が無いのか怖いのか。


信号渡るのは、やっぱり楽しかったのか何度も何度も渡ってました。



まあ、こんなもんかな、と遊ばせてヤレヤレ。

2015/07/20

夏の釣り

前回、ヒラメを釣っていた時、目の前でかなり大きな魚のナブラが
数回湧きました。
ただ、ヒラメ狙いで底ネチネチの釣り方では何も反応してくれず、
何とかもう一回、と考えていたので、この日はヒラメは捨てて青物1本に
狙いを定めてみることにします。
ただ、私の青物狙いの経験値はレベル3くらい。
釣れる気はしませんが、それが逆にドキドキできるところです。

朝、日の出が遅くなったとはいえ、がんばって早起きした割には
現地着の時にはもううっすら明るくなっていました。
ナブラは、全く無し。
ジグを投げた感じでは…潮も全く無し。
今までここに来た中では、最悪の潮回りです。
これはダメかも、と数投したところでコココンとアタリ。
そこでジャークを連続すると乗りました。
そんなに大きくないのでグイグイ寄せて来ると、ここで不思議なことが。
急にドラグを引き出して、魚が大きくなったようです。
ただ、重い割には引かず、おかしいな、と思いながら寄せてみると
その理由がわかりました。


リアとフロントの針に一荷。
寄せて来る途中、貪欲なヤツが喰らいついたので、急に重くなったようです。
50cmくらいなので、まだフクラギかな。

それからは、潮が全く噛まず、やるだけ無駄な感じがしたので6:00過ぎには
あきらめてしまいました。



そのまま帰るのも何なので、気になってた川の様子を見に行ってみます。
ひと雨降った後だったせいか、反応が素晴らしく良く、サイズはそこそこでしたが
綺麗な山女魚にたくさん会えました。



2015/07/19

水辺

午前中は、去年取って育てていたウキゴリの放流式。
何せでっかくなり過ぎました。
一緒に水槽に入れていた、メダカもヌマエビも食べちゃいましたから。




午後からは、豊平川ウォーターガーデンへ。
夕方近いのに、なかなかの盛況ぶりです。












調子に乗って跳んでいたら、最後にコケてひざを強打し苦しんでたのは
ちょっと可哀そうでした。

2015/07/12

うれしい誕生日

誕生日という言葉は、いつの間にか恐ろしいものになってきました。
残り時間のカウントダウン。
普段は忘れようとしている現実への振り戻し。

「わくわくシルバー世代」とか
「夢を実現! セカンドライフ」とか
そんな感じの(無いかもしれないけど)NHK教育テレビの番組名みたいな
甘い言葉でどんなに包んでみても、中にあるのは苦い薬なわけで。

朝は、1年ぶりの朝テニス。
仕事で走り回ったり、釣りで川やテトラの港を彷徨しているおかげか
思ったより身体は動いてくれました。



夜は、長男の誕生日。
なんだか思っていたより落ち着いていて、そんなに浮かれた様子もありません。
すっかり大人びてきてつまんねえな、と思っていたら、関係ない弟が妙にうれしそうでした。


2015/07/11

ワガママな人々

いつものように
「どこに行きたい?」
と尋ねると、
「小樽のアイアンホース号」
「カレイ釣り」
と互いに相譲らないワガママな人々の答えが返ってきて
ガッカリします。


アイアンホース号。先があるので早めにすませます。


途中、ホピの丘でニンジン。


途中の小川で試し釣り。
一緒に短パンで川に入った息子の足にブヨが群がってきたので、
やっぱり短パンはマズイな、と反省します。


カレイを釣りに太平洋へ。
もう季節が終わったのか、アタリが遠くて飽きてきます。
ヒトデばかりが元気です。

暗くなったところで船道のチョイ投げで一発狙い…


竿が持っていかれるようなアタリがあって、一発炸裂、
息子が竿を持ちますが、かなりの引きで苦労の末寄せてきたのは
70cmのハモ(アナゴ)でした。

前回は、炭火焼アナゴの生臭さに懲りたので、寿司屋風の煮穴子に。
こちらは思っていた通りの美味しさでした。

2015/07/10

きぶん

みんな、どうして毎週釣りに行くのだろう?
と真面目に考えると理由がこれといって思い浮かばないかもしれない。
実のところは、先週も行ったから今週も、というところが多分にあるのでは、と考える。

釣り人なら誰でも経験があると思うけれど、しばらく釣りに行かなかったり
釣りのことを考えたりしないことが続くと、あんなに恋い焦がれていたのに
パタリと釣りに対する情熱が冷めてしまうことがある。

最近、久しぶりにヒラメを狙っての釣行を重ねていると、
あんなに通っていた川が、妙に退屈な場所に思えて、なかなか気持ちが
向かわなくなってきました。
ただ、このあたりで行っておかないと、シーズンの短い北国のこと、
きっと後悔するだろう。
本当は海に行きたいんだけど、という気持ちを引きずって、
ちょっと無理やり川に向かってみる。

運のいいことに、気持ちのいい晴天。
こんな開けた川で釣りをするには最高のはずなんだろうけど、
やっぱり何となく、気持ちが乗ってこない。
仕事疲れを押して遠出したのもあったのかなあ。


虹鱒が釣れるだろうと思っていたけれど、釣れてきたのは、たくさんの岩魚。



川が綺麗で魚も綺麗。
とりあえず、何も文句はありません。


小さいながらも虹鱒が釣れ、
帰り路には「楽しかったなあ」とゆっくり思い起こすことができるようになってました。


2015/07/06

威厳

ちょっと仕事の買い物があったので、子どもたちを誘いますが
「おさるのジョージ」のビデオを見てたり、絵を描いていたりと
思い思いに好きなことをしていたせいか、喰いつき悪く
「行かない」と言われます。
珍しいな、とひとりで出ようとすると、ふたりであわてて追いかけて
きました。

買い物を終えた帰り道、ちょうど夕暮れ時だし、いい景色でも見せて
やろうと、天神山の公園に立ち寄ります。
「ここには、遊具があるか?」
「川は無いのか?」
とそれぞれ自分の興味があることを尋ね、そのどちらも無いことを
伝えると、口々に「つまんないな」と言い出しました。

「それなら車に残ってろ!」と
ひとりで歩きだすと、またふたりであわてて追いかけてきました。
行ってみれば、どこでもそれなりに楽しいんです。