仕事の帰りに、
フラッと散歩がしたくなりました。
唐突に、学生の頃、授業が終わった夕方に、友人とフナ釣りをした川のことを思い出し
どのあたりだったか、おぼろげな記憶の中の軌跡をたどってみました。
どういう経緯でフナ釣りなんかしようと思ったのか、今となっては思い出せませんが
当時は田舎にあった学校の近所で釣りでもしてみようと盛り上がり、
何人かで安い振り出し竿を買って、マブナを釣りました。
そのうち、それがヒートアップして、ヘラブナに走ったきっかけだったはず。
ところが、新しい道路と見慣れぬ街並みに困惑して、どこをどう走っているものか
とんと見当がつかなくなりました。
なんとなく、道路を折れてみたところ、それらしい場所に出ます。
フナ釣りに興じていた頃は、埃っぽい玉葱畑が周囲に広がっていて、
夕方になるとなんとも物寂しく感じたものでしたが、
当時を思い起こさせるものが何も無い今となっては、清潔な新興住宅街が
妙によそよそしく、その場に似つかわしくないような感覚に捉われます。
それでも、魚はたくさんいるようで、ノッコミの大きな鯉が草むらを
揺する姿があちこちで見られました。
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