自治体としては、合併で吸収されてしまったのが、ちょっと寂しいのですが、
「北村」というとてもシンプルな名前の村があります。
米どころとしては、北海道でも中心にあたる地域で、昔から稲作が盛んだった
せいか、たくさんの池や沼があります。
そこには、ヘラブナが放されて、長い間、ヘラブナの釣り場として親しまれてきました。
今となっては、あちこちに釣り場がありますが、以前はヘラといえば大沼か北村、
というような存在だったように思います。
久しぶりに北村に行ってみたくなりました。学生の時以来かも。
最大の釣り場、雁里沼は、かなり広大な三日月湖で、驚くほど
大きなヘラが釣れることがあります。
ただ、釣りになるのは6月の半ばまででしょうか。
残念ながら、この日は代掻きの濁り水が入って、あまり良い条件ではなさそう。
それでも、なんだかワクワクさせるものが、ここにはあります。
釣り始めると、すぐにウグイの猛攻。
これをしのいでいかないと、ヘラはありません。
一時間近く、ウグイのピンピンと跳ねるアタリにうんざりしていると
パタリとウキが止まりました。
そして、1枚目のヘラは、尺上の綺麗な魚です。
ここからどんどんつながっていくか、と思いきや、なかなかアタリが
出ません。ウキはモヤモヤと怪しく揺れて、かなりのヘラが寄っている雰囲気は
あるのですが。なにせ経験不足で、次の一手が無いんです。
ぼやぼやしているうちに、またウグイモード。
どうやら、勝負に負けたようでした。
あきらめて上がろうと思っていると、突如、重々しい引きが。
コイかな、と闘い続けますが、その粘り強さと引きの強さはかなりのもの。
0.4号のハリスをかばいながら寄せて来ると、見覚えのある顔が。
ヒゲはヒゲでもヒゲ違い。
長いヒゲが2本に大きな口。
ナマズ君でした。50cm後半くらいのいいサイズ。
これでもうヘラは無いでしょう。
小さな池で小ベラと遊ぶことにします。
小ベラがわさわさと釣れるという噂だったのですが、またもウグイ連発。
隣で釣っているももしろさんは、底釣りでマブナ混じりですがヘラを
釣っています。
どうにも落ち着かない浮きの動きはウグイの仕業と思っていましたが
実は、ヘラが寄り過ぎていたようで、エサとアタリをとるタイミングを変えてみると
1投1匹ペースで釣れるようになりました。
小さくて可愛いサイズがほとんどですが、青緑色の美ヘラになごみます。
まだまだ修行が足りません。本当に。
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