2011/01/04
マメ地獄
年越しで入院していた息子も退院し、怒涛のように親戚が寄せて去り、
ちょっとだけ落ち着いた正月3日目。
波高1.5mを信じて村へ行ってきました。
よくある、というかそればかりの気もしますが、現地は予想以上の
強風と波。私のヤワなタックルでは太刀打ちできません。
朝から風が止むのを待ちましたが一向に弱まる気配もなく、
しかたなしに風に立ち向かってはみましたが、すぐに折れました。
昼には村に別れを告げ、ヤリイカ探索の旅。
兜千畳に行こうと思ったのですが、ひねくれ者の常として、
釣れる釣れると聞こえてくる場所には、なかなか足が向きません。
この日も、まだ見ぬ新天地を求め、さすらうことにします。
以前に釣った港ですが、まだ未開拓のエリアがあったことを思い出し、
誰もいない港をテクテクと歩きます。
風裏なのか、さっきまでの風が嘘のように静まった海にエギを投じると、
グッと潮を噛んでいい感じです。
1投目からグーッと重くなり、潮に逆らってずっしり重かったのは
大きなマメイカでした。今度は、底まで沈めてみます。
さらにググーッと重くなったのは、デカマメの一荷です。
それからは、足元でも遠投でも、沈めても、浮かせても、
エギを3号にしても
投げるごとに間違いなくマメイカが乗ってきます。
釣りをする前に、マメイカはリリースしようと思っていたので、
釣っては放し、釣っては放しと繰り返し、ヤリイカの回遊に備えます。
あたりが暗くなると、マメイカの猛攻はさらに凄みを増し、
一本のエギに2匹がくっついてくる有様。
さらには、真っ暗になり、ひとり港にいることが少々寂しくなってきた逢魔ヶ時、
「ブフォ」という呼吸音が目の前の海から聞こえてきました。
どうやら、大型の鰭脚目の獣が2頭ほど徘徊している模様です。(たぶん、トドでしょう)
もし、エギにかかったマメイカに、ソイツが食いついたらどうしようかしら、
と考えているとリアルな恐怖心が芽生えます。
まだ夕方ですが撤収です。
結局、この日はマメイカを数十パイ?リリースしたのみ。
ヤリイカもいるはずだと思うのですが、回遊次第というところでしょうか。
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