年越しで入院していた息子も退院し、怒涛のように親戚が寄せて去り、
ちょっとだけ落ち着いた正月3日目。
波高1.5mを信じて村へ行ってきました。
よくある、というかそればかりの気もしますが、現地は予想以上の
強風と波。私のヤワなタックルでは太刀打ちできません。
朝から風が止むのを待ちましたが一向に弱まる気配もなく、
しかたなしに風に立ち向かってはみましたが、すぐに折れました。
昼には村に別れを告げ、ヤリイカ探索の旅。
兜千畳に行こうと思ったのですが、ひねくれ者の常として、
釣れる釣れると聞こえてくる場所には、なかなか足が向きません。
この日も、まだ見ぬ新天地を求め、さすらうことにします。
以前に釣った港ですが、まだ未開拓のエリアがあったことを思い出し、
誰もいない港をテクテクと歩きます。
風裏なのか、さっきまでの風が嘘のように静まった海にエギを投じると、
グッと潮を噛んでいい感じです。
1投目からグーッと重くなり、潮に逆らってずっしり重かったのは
大きなマメイカでした。今度は、底まで沈めてみます。
さらにググーッと重くなったのは、デカマメの一荷です。
それからは、足元でも遠投でも、沈めても、浮かせても、
エギを3号にしても
投げるごとに間違いなくマメイカが乗ってきます。
釣りをする前に、マメイカはリリースしようと思っていたので、
釣っては放し、釣っては放しと繰り返し、ヤリイカの回遊に備えます。
あたりが暗くなると、マメイカの猛攻はさらに凄みを増し、
一本のエギに2匹がくっついてくる有様。
さらには、真っ暗になり、ひとり港にいることが少々寂しくなってきた逢魔ヶ時、
「ブフォ」という呼吸音が目の前の海から聞こえてきました。
どうやら、大型の鰭脚目の獣が2頭ほど徘徊している模様です。(たぶん、トドでしょう)
もし、エギにかかったマメイカに、ソイツが食いついたらどうしようかしら、
と考えているとリアルな恐怖心が芽生えます。
まだ夕方ですが撤収です。
結局、この日はマメイカを数十パイ?リリースしたのみ。
ヤリイカもいるはずだと思うのですが、回遊次第というところでしょうか。
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