21世紀が始まって、もう10年が過ぎてしまいました。
小学生の頃から繰り返し人類の脅威を刷り込まれ、
友人達とアルマゲドンの到来を語り合った
『木曜スペシャル』のノストラダムス特集、なんだったのでしょうか。
テレビでは、しきりに若者の留学が減っている、
内向き志向になっていると、今さらみんなが知っていることを
騒ぎ立てています。
職場で出会う若者は、皆優秀でソツがありません。
今もし、この時代に若い頃の私が現れたなら、
あまりの非常識かついい加減な仕事ぶりは、皆の度肝をぬくはずです。
テレビに出ている良識あるオジサンは、若者よ、夢を持て、
広い世界を目指せ、と熱く語っていましたが、んなこと言ったところで
現実を見据えた若者に鼻で笑われるだけだということがなんでわからないんだと
見ているコッチが頭にきます。
私達の世代は、明日は今日よりきっといい日になるはず、というような
いい加減な希望を夢見て子供時代を過ごしてきたように思います。
なんだかんだと大人の世界に揉まれ、失望しつつも根っこのところでは
世界への信用を無くしていないというか、
それはニンゲンに対しても同じことで。
若者に夢を持て、と無理無体な命令するんじゃあなくて
せめて、明日もそんなに悪い日じゃないはずだよ、と
ちょっとだけ胸を張って伝えられるようなことができるんじゃないかと
そんなことを考えている元旦です。
Death Cab for Cutie "The New Year"
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