2006/05/12

立つんだ、ジョー

最近、気になっている野球選手がいる。
今季、マリナーズに入団した城島である。

彼の実績からすると、メジャーで失敗することは、
まず無いだろうと思っていた。
開幕してから間もないが、.274という打率は
捕手としては十分合格だろう。

問題は、打つ方ではなく、本業の捕る方である。
開幕から2、3試合こそ、日本と同じように
ピッチャーに対してジェスチャーを交え、
“熱い”リードを見せていた。
それが最近は、すっかりおとなしい。

コーチや監督から、ストップがかかったのか
投手から嫌がられたのか。
実際、今まで城島が受けた時には、
チームの防御率があまりよくない。

ピッチャーというのは、この世で多分1番ワガママな人種だ。
責任が重いだけに、失敗の責任をキャッチャーに転嫁したりする
大人気ない人もいたりする(勿論、そうじゃない人もいる…)
なかなか上がらないチーム成績の責任の一端を
彼が押しつけられてもおかしくない。

マリナーズの投手陣は、はっきり言って「二流」である。
ビュンビュン投げられるが、精神的にもろい若手が中心。
どんなに城島が考えて構えたとしても、そこに投げられる
コントロールが無い。
構えたところにボールがキチンキチンと収まることが前提の
日本の投手とは、全く違ったゲーム観や投球の組み立てを
強いられているのではないだろうか。

しかし、若い頃は「捕球がヘタ」と叩かれたことをバネにして
日本を代表する捕手にまで上りつめた城島のこと。
最近は、ちょっと元気がなく、
心なしか痩せたように見えるのが気がかりだが、
きっと今季が終わる頃には再び立ち上がり
再び熱い姿を取り戻してくれるはず。

捕手だから、座りっぱなしなんですが。

ちなみに城島は釣りが大好き。
たしか、ダイワの釣り番組にも何回かでていたような。
マリナーズを選んだ理由のひとつに
「海が近くて、オフには釣りに行けるから。」
ということもあったらしい。

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