友人の所から帰るとアマゾンから本が届いていた。
『This Ecstasy Romance Cannot Last』
で、朝まで読んだ。
私はそこそこ音楽は聴くけれど、
決して「レコードマニア」ではない。
CDもたいして持ってない。
レーベル買いなんてしないし、細かいこともよく知らない。
それでも最近Creationがなくなったことは知っている。
なぜ?と思った。
業界裏の暴露本は嫌いだけれど、そのへんの事情は
どうしても知りたかった。
別にCreation Recordsのファンではなかった。
それでも棚に並んでいるCDやビニール盤を眺めてみると
The Times
Loft
Jasmin Minks
Pastels
The Lilac Time
Jesus And Mary Chain
Felt
The Sneetches
Momus
Primal Scream
House Of Love
My bloody Valentine
Ride
Slowdive
St.Etienne
Velvet Crush
Swervedrivers
Teenage Funclub
それとOasis
とコンピレーション3枚くらい…。
これだけあった。
ただし、今も聞いているのは太字くらい。
結構「クズだよ…」とガッカリしたのも多い。
それでもMBVとHouse Of Loveには今も格別の思い入れがある。
ただ、当時はCreationなんて知らないで買った。
だからCreationファンというわけではない。
さて、本の内容だけど、周辺の人物のインタビューから
当時の空気を炙り出そうという構成になっている。
ファンの人は読まないほうがいいかも。
Creationの栄光の軌跡…というようなものではない。
ボスのアラン・マッギーが、
どれだけ音楽が好きで
ドラッグでハイになったりダウナーになったりして
収入はほとんど次のレコード製作費になって…。
それが繰り返し書いてあるだけだ。
それでも、外から見る限り、インディーズの中では「優等生」的な
Creationtが実際はかなりいい加減で刹那的な
運営をされていたらしいことは面白かった。
マッギーは音楽ではなくてレーベル自体で「パンク」を
実現したかったのか…それともただのジャンキーの気まぐれなのか。
Oasisの大成功がそんな彼のスタイルを壊してしまった。
それがレーベルを終わらせてしまった原因なんだろう。
8年間も給料無しで会社のために働き続けるって
やっぱりちょっとオカシイ(いい意味で)
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