2006/01/20

ひねくれた愉しみ方

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中古のリールを買うのが好きです。
道具としての機能は瑕ひとつない新品がいいに決まっています。
が、新しいものってなんとなく味気ない気もしないでもありません。

私が好きなのは、
「長い間使われずに埃まみれになっているリール」
さすがに雑に扱われて塗装が剥がれまくっちゃったのはちょっと。
「もっと大事に使ってやれよ…。」ということで。

長い間触れられていない機械は、なんだか寂しげです。
手元に届いたリールを回してみるとモックリした鈍い感触。
そんなリールを分解して古くなったグリス(大抵ゴッテリ盛られています)を
洗浄して、磨いて、新しいオイルやグリスをさしてやると
それまで鈍重だった機械が息を吹き返します。

また組み上げて「クルクルッ」と回すその瞬間が
好きなんです。

もちろん、そんなリールが安いということも理由のひとつ。
5000円も出せばそんなリールはいくらでもあります。
欲しいというより、再生の愉しみを味わいたくて
そんなリールを買ってしまいます。
reel_maint2.jpg


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