子どもを遊ばせ、昼飯を作って食べさせ、
ちょっとしたエアポケットができた瞬間を見計らって
車に滑り込む。緊張します。
昨日、エギ道具だけは積んでおいたので、このまま出られそうです。
気がつかれた時は、全てが終わります。
余市まで来たら、陽が暮れる。この2日は好天に恵まれて、お天道様に感謝してます。
どうにか車を走らせ、安心したところで行き先を考えることにしよう。
小樽のマメイカは下り坂、でも積丹のマメイカはまだいい話を聞きません。
ここは思い切ってヤリイカか。
行き慣れた港まで真っすぐに車を走らせ、夕暮れの港に立ちますが、
本当に誰一人いません。
外海はちょっとウネリがあって、テトラに波の当たる音だけが
ざんざんと響き、初冬の寂しさもあいまって、薄闇の漁港に独り立つと
しんしんと体に沁み込む孤独感。
朝から寝るまでドサドサと騒がしいばかりの毎日のせいで、
忘れ去っていた感覚がちょっと甦ってきたように感じました。
何か考え事をしていたような、考えていないような、そんな時間を漂っていると、
暗い海からドスンと衝撃が来て、結構な型のヤリイカが上がってきました。
荒れ気味のせいか、なかなか潮が噛まず、この1パイは、たまたまだったようです。
もう1パイ、かなりいい引きだったのに足元で抜けて無念。マイカかも。
帰り路、小樽でマメイカをちょっと追加して帰宅と贅沢な1日になりました。
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