「野ねずみ」というちっぽけな生き物のイメージがピッタリのバンド。
SARAHというこれまたちっぽけなレーベルは、ささやかなインパクトを
世界(特に日本)に与えて消えてしまった。
バブル絶頂のでかくて派手で金ピカで、
バカげた自尊心で膨らんだ日本でこそ
彼らのような小さな存在がカウンターカルチャーとして
シンボルになり得たのだと思う。
というのは今だからわかる話。
その頃は、友達に頼んでイギリスから取り寄せた
12"のビニール盤に聴き入りながら
なぜ彼らのようなナヨナヨした存在に
惹かれるのかは、ちっともわからず
ただ夢中になっていただけだった。
SARAHレーベルのレコードは
ジャケットがとても良いものが多かった(初めの頃は殊に)
The Field MiceはSARAHのアーティストの中で
私の一番のお気に入りだった。
最近になって再版が出たけれど
こいつは決定的にジャケットが良くなかった。
わかってないなあ…。
St.Etienneがカバーしていたけれど、これもイマイチ。
セールス的にも知名度もサッパリのまま消えてしまった
彼らだけれど、今聴きなおしてみても名曲揃いだから、
まだまだこれから先に聴き継がれていくでしょう。
The Field Mice の Myspace
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